アニメ映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』評価★★★★


娘に買ってもらった竹から作った紙のノート他

 お正月におじいちゃん、おばあちゃんに大切なことだから書いておいてと記入式のエンディングノート(終活用の覚え書きノート)を渡した。書いておいてくれただろうか。気楽に見せてって感じにはこちらもならなくて(ちょっと重い話題だからか)、書いたかどうかだけ今度聞いてみよう。
 そしておじいちゃん、おばあちゃんだけに必要なのかとも思う。50歳を過ぎて、私や奥さんにも十分必要なことなのかも。いろいろなパスワードとか、月額で引き落とされる支払い状況、生命保険その他の加入状況、持っている銀行口座情報全て。奥さんや娘にはっきりとわかりやすくまとめておくことは必要だろう。

 奥さんと娘を連れて、京都市勧業館みやこめっせで行われた『紙博』に行ってきたよ。イラストレーターさんや印刷会社、文具メーカーが作品(商品)を即売するイベント。きれいな包装紙やらマスキングテープ、はんこ、ノートなどが販売されていた。会場内の女性比率高し、感じっこだけど8割は女性だったような。かわいいものは嫌いではないけれど、全体的にちょっと高い(価格)なとは思った。奥さんと娘は可愛いもの大好きなので、結構買っていた様子。一緒にくっついていると、「それはちょっと高くない?」なんて要らないアドバイスをしてしまいそうなので私は別行動に。なんか福袋的、ハッピーバック的なお得なセットはないかしらと探してみたがあまり見当たらず。きれいな紙がたくさん入ったお得セットもあったけれど、私にとっては今ひとつ使いみちがピンとこない。ウロウロしている中で似顔絵を描いてもらえるブースを3つほど見つけた。その中からイラストレーター石田意志雄さんが描いてくれるところを選んで描いてもらった。岐阜在住のイラストレーターさん(詩や漫画も描いているそう)。めっちゃ気に入った、満足。奥さんと娘も色々買って大満足みたいでよいイベントでした。

 Amazonプライムで『マジンガーZ対暗黒大将軍』を見る。1974年公開だとすると、小さすぎてまだ映画館では見ていないか。「東映まんがまつり」はお父さんに近所の映画館に何回も連れて行ってもらったんだけどな。『長靴をはいた猫』とか『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』は映画館で見たように思う。50年ぐらい昔の話だもの、ふんわりとした思い出になっておる。見に行った近所の映画館はつぶれてマンションになってしまった。
 ミケーネ帝国の戦闘獣に攻撃され世界の主要都市が壊滅。次の目標は日本東京。マジンガーZが迎え撃ち一旦撃退するものの、敵の攻撃にかなりの損傷を受ける。光子力研究所もかなりの被害を受け、ダイアナンAも大破。兜甲児の弟シローも重傷を負った中、戦闘獣軍団の再度の襲来に甲児とマジンガーZは死を覚悟して出撃する。
 甲児は再度の出撃の前に、「正直言って出撃することが怖い」と独白しているのだが、それでも彼は出撃する。それが死を意味することをわかった上で。軽々しく使ってはいけない言葉だけど、特攻のように感じた。東京が壊滅するかもしれない、命をかけて日本を守る。なんとなくあの戦争を思い浮かべたのは本当。やっぱり作品に戦争を知っている世代が関わると、そういう匂いが少しするのかもしれない。

 仕事ではがっかりすることが多い。なかなか気持ちが通じる、共に協力し合うっていうことが少ない。おそらくこちらの心持ち、精神に起因していることのように思う。つまり私の心が狭い、人間がちっちゃいのだ。ここから(この年齢から)人としての器は大きくなるのだろうか。できないと諦らめたらそこで終了だものね。苦労して厳しい環境に身を置いて頑張るしかないか。

 アニメ映画『マジンガーZ対暗黒大将軍』
 1974年公開
 演出 西澤信孝
 脚本 高久 進
 作画監督 角田紘一
 声の出演 石丸博也
 評価 ★★★★

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