平尾誠二&アッレグリ
今は亡き、ミスターラグビー「平尾誠二」
彼はプレーヤーとして!
高校ラグビーで伏見工業を日本一
大学ラグビーで同志社大学を三連覇
社会人ラグビーで神戸製鋼を7連覇
当時の日本ラグビー界にて最年少で日本代表監督
解任後は神戸製鋼コベルコスティーラーズのGMとして活躍、しかし、日本開催W杯前に53歳の若さで癌にて他界しました。
彼が神戸製鋼に入社する前に色々と一悶着があり、英国に行き1年間デザイナー?の勉強?と街のクラブにてラグビーを楽しみながらプレーをして日本に帰国後、神戸製鋼に入社、当時の神戸製鋼は万年優勝候補と言う肩書付きでも、勝てない!
平尾誠二が入社して翌年から連覇が始まった。
(確か1年目にキャプテンになったと思う)
神戸製鋼ラグビーの改革が始まった。
○練習時間を短縮
○個人の得意分野(スキル)向上
○簡単な攻撃の基本的な約束事(守備も約束事)
○練習時に互いに納得するまで徹底的にやる
○個人アタック、組織(グループ)アタックの即興性
(1人の判断から2人目3人目の絡んだ攻撃)
○最後は15人連動する(攻撃、守備)
(スペイン風で言ったらティキ・タカかな?)
○控え選手が出場しても変わらないチーム能力を持つ
○上下関係無しのミーティング青空ミーティング
(チームのマネージメント)
○ラグビーを楽しむ事
当時大学ラグビーで明治大学の故北島監督の考え「重戦車FWの前へ前へ」早稲田大学の「展開ラグビー」の2つでした。
社会人ラグビーも明治大学の様な重戦車FW中心にてもしくは早稲田の大雑把な展開ラグビーでした。
そこで平尾誠二率いる神戸製鋼が社会人ラグビーに新しい風を呼び込んだ。当時から神戸製鋼はスクラムが弱いのが弱点でした。
それを補う為
○攻撃時その場個人瞬時の判断(2人、3人の連動)
(守備時の連動性)
○暗黙の了解の展開ラグビー(連動性)
○無闇矢鱈に蹴らない繋げる事が優先
(陣地回復以外は蹴らない)
○ボール保持率を高める
○トライが出来ない場合はキックに切り替え点差を付け最後は勝つ
自分は勝手ながらアッレグリも平尾誠二と同じ共通な考えが有るような気がする。
特に個人的なアタック時に伺える即興性からの2人から3人目の連動性はアッレグリと似ていると思う。
(暗黙の了解の展開)
まあ、ラグビーとサッカーは兄弟なスポーツだと思う。
アッレグリはゴール前では平尾誠二と同じ個人の即興性を期待している気がする。
きっとアッレグリもアタック時の連動性(パターン)をある程度決めていると思うがアッレグリの頭の回路は個の即興性を求めている気がする。
平尾誠二は種目は違うがバルサやシティーの様な教科書通りのサッカーでは無く!
即興性からのチーム連動性をつくりあげるタイプだと思う。
だから、こそ観ていて楽しいラグビー(サッカー)だったと思う。
平尾誠二とアッレグリは紙一重の指導者だったと思う。
マネージメントも素晴らしい2人だと思う。
アッレグリは今年は色々有り過ぎて、いつ空中分解してもおかしく無かったのに何とか持ちこたえた。
今回は色々文章が、どっちらけになっているがアッレグリも有能な人物だと思う。
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