礼奈の経歴と仕事実績|コミュニティマネージャー
こんにちは。ご覧くださりありがとうございます。コミュニティマネージャー/コミュニティデザイナーとして色んな場のコミュニケーションづくりのお手伝いをしている礼奈(れいな)です。世の中にコミュニティマネージャー(”コミュマネ”)の名が少しずつ知られてきた昨今、ありがたくも「結局何をやっていて、どんなことをお願いできるの?」と聞いていただく機会が増えたため改めて過去の経歴や仕事内容についてまとめました。
プロフィール
基本スキルと関心
コミュニティマネジメントとは何か
「場をつくる」ためのいろんなことをする人です。明確な資格があったり業務範囲が定められているわけではないですが、私個人が持つ感覚に最も近いと思っている「BUFF」というコミュニティマネジメントの学校が掲げている定義を引用します。
また私は「ワークショップデザイナー」という、多くの場合教育関係者や企業研修の作り手が持つ資格を持っています。「人が集まりコミュニケーションが生まれる場をデザインするスキル」という意味で、その考え方やフレームワークをコミュニティ作りに適用し得る部分が大いにあり、私がコミュニティ作りを手掛ける際にかなり参考にしています。
礼奈の強み3つ
①コミュニティマネジメント”された側”としての感動体験
マーケティング会社の社員時代、会社が使っていたコワーキングスペースにコミュニティマネージャーがいました。インタビュー『小さなタンゴ教室のコミュニティマネージャーから学ぶ、「いいコミュニティ」の育て方【前編】』にもある通り、はて、コミュニティってナニ……?という状態だった私に「仕事場にコミュニティマネジメントの考え方が持ち込まれたらどうなるのか」を彼らは目の前で見せてくれました。彼らに会うまで、平日の話し相手といえば自社の同僚と取引先ぐらいしかおらず、週末にやっとの思いで自分自身を取り戻したかと思えばすぐにまた月曜日が始まる……という会社員的ルーティンライフを送っていた私をごく自然に、やさしく、しかし衝撃をもって目覚めさせ、「毎日自分をもっと出してもいいんじゃない?」とビジネスでもプライベートでも背中を押してくれたくさんの可能性に気付かせてくれたのが”コミュマネ"たちでした(もうすこし具体的に言うと彼らの取り組みのおかげで、気がつけば同じシェアオフィス内に他社の友達ができたり、商談につながるご縁が回ってきたりしました)。そんな展開を私一人じゃなくその場にいる大勢の人の人生の中に生み出せるコミュニティマネージャーという仕事、そしてその彼らの働きぶりにあまりに感動してキャリアチェンジまでしてしまった、というわけです。なので、
コミュニティマネジメントが一個人のQOLにどう影響を与えるのかを体験としてよく知っています
そしてそれには必要な時間をかけるべきであることを知っています。どのようにアプローチすれば行動が変わるところまで導けるのか、一人ひとりの居心地の良さを最優先しながら判断することを心得ています
コミュニティの力を信じ続けることができます。マーケティングの一種であるとも言われるコミュニティマネジメントは、効果を感じ始めるまで時間がかかります。根気良くトライアンドエラーを繰り返しながらそこに集まる人々の行動に少しずつ働きかけ続ける必要があり、コミュニティのオーナーや主宰者が心折れそうになってしまう/コミュニティマネジメント的働きかけをやめたくなってしまうポイントが何度も訪れます。そんな中でコミュニティの理想像をしっかり持てていることと、そのメリットを体験として知っていることはコミュニティオーナーと一緒に走り続ける強力な原動力になっています
②5年以上の実務経験 at コミュニティスペース
コミュマネ関連の最も長い経験としてはシェアオフィスやコミュニティスペースにおけるコミュニティスタッフとしての勤務です。これを週5日〜で5年以上やってきました。
毎日50〜100人程度のさまざまな属性の人と挨拶、世間話、相談、企画など色んな重さ・深さの言葉を交わし、情報を得たり与えたりしながら同じコミュニティの一員として一緒の空間で過ごしています。こんなバックグラウンドから、
現場にしっかり張り付いて立ち回る経験があります。コミュニティデザインの理論や型にだけ頼るのではなく、実務経験に基づく判断やアドバイスができます
コミュニティマネジメントが適切な解決策ではないケースも見てきました。その時はほかのソリューションが合っている可能性がありますよ、とお伝えしています
(オンラインコミュニティの対義語として)対面コミュニティのコミュマネをしていた経験から、言葉以外のコミュニケーションも重要なコミュニティ育成の要素として総合的に管轄します。空間、動線、視線の誘導、挨拶、カルチャー作り、掲示物、手書きの作成物など
③人見知りモードもちゃんと持ち合わせていること
仕事柄、雑談には慣れている方だと思っていますが、持って生まれた性格としては結構人見知り。今でもそのモードはしっかり残っていて時々発動します(以前ヨーロッパに一人で旅行したとき、交流ができればとわざわざコミュニティラウンジのあるゲストハウスに泊まったのに結局ふかふかのソファに座って他の人たちを楽しそうに眺めているだけで誰とも話さなかった夜があった時には自分でもちょっとびっくりしました。笑)そんな私は、
自分からは他者と話すきっかけを掴みづらい人の気持ちが分かります
人見知りだけどペースを掴めば会話も嫌いじゃない、という人がどんな助け舟を待っているのか想像し、サポートすることができます
【重要!】どんなコミュニティにも「自分は皆の話をにこにこ笑って聞いているだけで十分幸せ」という人が一定数いて、そんなスタンスも尊重したいと考えます。コミュニティと呼ばれる集まりの中には分かりやすい成果や強いコミットメントを求めたりするものもありますが、私のコミュニティマネジメントが目指すところは「仲良しグループづくり」ではなく「居場所づくり」に近いと考えています
経歴
千葉県で育つ
中高一貫の女子校で結構オールドスクールな日本の女子教育を施される
高校を休学してアメリカ・テキサス州の現地校へ一年間留学、のち復学(前例なく先生たちザワつく)
大学で文化人類学とProfessor David Slaterに出会い、ハマる
しごく一般的な就活の波に飲まれ、嫌いではないけど大好きでもない分野の仕事を数年やる
2018 コミュマネに出会い「大学の頃に感じた人の観察と分析への異常なパッションがもう一度活かせる」と気づき、のめり込む
2024 青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了
イベント登壇
Slit Park Yurakucho wick Talk『人の集まりを作る・続ける・価値に変える』(2023)
+NARU NIHONBASHI『コミュニティ研究会〜現役コミュマネのおはなし〜』(2023)
代表的な企画
WeWork Japan 『自治体×企業 WeWork 共創ドラフト会議 #ジチタイにアイタイ』(2023)
活動紹介記事
インタビュー
2021年 『We サークルは、WeWork という大きなコミュニティに付いた「たくさんの小さなドア」~趣味でつながる WeWork の新しいコミュニティのかたち~』
2024年 『小さなタンゴ教室のコミュニティマネージャーから学ぶ、「いいコミュニティ」の育て方【前編】』
『明日からできる、コミュニティマネジメントの技3つ——「いいコミュニティ」の育て方【中編】』
好きなもの・特技・夢・妄想など
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(工事中。近日公開予定です!)