Sword&Shield を 振り返ってみよう
【挨拶】
こんにちは。アナログカードゲーム界の在り方に問を投げた「COVID-19」こと新型コロナウイルス。Sword&Shieldシーズンはその影響を一身に受けた時期になります。世界規模で大会中止が相次ぎましたが、シリーズの最終年度である2022年頃には世界大会及び其れに準ずる大会が開催されるまでになりほぼ元通りとなりました。今回はそんなSword&Shieldについての紹介記事を執筆します。
【はじめに】
本記事はポケモンカード「Sword&Shield」シリーズで起きた出来事や使用されたカードなどの紹介になります。この当時プレイしていなかった方には是非とも読んで興味を持っていただけたらと思います。
「Sword&Shield」概要
このシリーズにて生まれたカードと対戦ルールについて見ていきましょう
①カードプール
【Sword&Shieldブースターパック一覧】
②カードの種類
「Sword&Shield」シリーズ独自の要素を持ったカードの紹介になります。
・Vポケモン
・Vmaxポケモン
・いちげき/れんげき/フュージョン
・Vunionポケモン
・Vstarポケモン
・かがやくポケモン
③対戦ルールの変更点
「Sword&Shield」シリーズに入って刷新されたルールの紹介になります。変更点は一点のみ。
【先行手番にできることの変更】
先行プレイヤーはサポートカードを使用できない。
④その他の変更点
■「博士の研究」/「ボスの指令」のカテゴリ化
■フェアリータイプの収録停止
■「ルールを持つポケモン」という表記法
⑤対戦の準備と流れ
「Sword&Shield」スタンダードの遍歴
「Sword&Shield」のカードたちがメインで使われていた時期がどのように遷移したか見ていきましょう。このシリーズからローテするシーズンにブロックアイコン「B~F」等でアタリが付けられるようになり環境のターニングポイントがわかりやすくなりました。基本的に年始(1月)発売のブースターでレギュレーションの区分けを示すアイコンのアルファベットが遷移しています。カテゴリ分けは以下4点。
①2019~2020(SM「B」「C」併用期間)
②2021(SM「C」併用期間)
③2022(Sword&Shieldオンリー環境)
④2023(scarlet&violet開始)
①2019~2020(SM「B」「C」併用期間)
この時期は本文冒頭にて触れた通り新型コロナウイルスの影響を強く受けており、開催予定であった大型大会(シティ、チャンピオンズリーグ)が相次いで中止。再開された時期は2020年の秋頃でした。ですが、中止の時期であっても国内外でオンラインリモート大会が行われていたり(公式も推奨する動きを見せていた)、日本国内の緊急事態宣言解除の合間に開催された店舗の小規模中規模大会(ジムバトル)から環境の遷移は追うことができていました。以下は当時流行していたデッキやカードの紹介になります。
②2020~2021(SM「C」併用期間)
このシーズンで大型大会が再開されるようになりました(CL横浜2021)。カードとしてのテーマはビデオゲームの「sword&shield」の追加コンテンツである「鎧の孤島」「冠の雪原」のポケモンが中心となります。
③2022(Sword&Shieldオンリー環境)
SM「C」がローテされ、Sword&Shieldオンリーの環境が始まりました。ビデオゲームの「LEGENDSアルセウス」に登場したポケモンが中心であることが特徴です。このシーズンではようやく世界大会(Pokémon world championship)が再開されました。(シリーズが終了する前にSword&Shieldの舞台モデルであるロンドンで開催できて本当に良かったと一ファンとして思います)
④2023(scarlet&violet開始)
以上が遍歴になります。総括すると、シーズン当初は前作のTAGTEAMに続き3枚サイドを取得可能なVMAXの登場で良くも悪くも大味なゲームが多かった(前シーズンのADPによるところは大きいと思います)が、メッソンエンジンによるゲームプランの立てやすいデッキタイプの登場を転機とし新たなデッキが登場。以降はデッキ基盤(ゲノセクトV、アルセウスVSTAR等)として活躍するポケモンが目立ちつつ環境が遷移していった。となります。
「Sword&Shield」キーカード
「Sword&Shield」シリーズで主に使用されていたカードを見ていきましょう。このフォーマットで大体使用されるであろうカードをピックアップしました。
■ポケモン
■トレーナーズ
「Sword&Shield」の遊び方
ポケモンカードでは過去レギュレーションを遊ぶことがファンの間で行われています。様々な遊び方がありますが一例としていくつかの種類を挙げてみます。
①日本国内の大会で遊ぶ場合
■2020
「PJNO」のデッキ ※デッキはリンク先サイトの「デッキコードリスト」に記載されています。
■2021
■2022
「チャンピオンズリーグ2022 京都」 のデッキ
「チャンピオンズリーグ2022 福岡」 のデッキ
「チャンピオンズリーグ2022 横浜」
「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022」 のデッキ
②フルフォーマット(全てのカードを使用)
参考となる環境は「CL京都2023」です。「limitlesstcg」でマスターTOPのデッキが確認できます。前述で紹介した通りの環境なので競技的な側面では大ルギア環境なので、当該シリーズを知らずに次シーズン以降の「ルギア」を使ってた人はこの時期の「ルギア」を体験してみる事をおススメします。
③World Championships で遊ぶ場合
■2020,2021
Pokémon Online Global Championships 2020 Result
Pokémon Online Global Championships 2021 Result
「COVID-19」の影響で本来開催されるはずだった2020、2021は行われていませんが、世界規模のオンラインイベントとして「Pokémon Online Global Championships」が開催されました、これは非公認の大会で前述した「PJNO」に近いタイプのイベントとなっており参加が無料で日本人プレイヤーも多く参加していました。違いで言うと対戦する媒体が「PTCGO(ポケモンカードゲームオンライン)」という海外公式限定の対戦ツールを使用して行われる点になります。環境的な差異はほとんどなく、2020は「PJNO」2021は「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021」時期のデッキが該当します。
■2022
World Championships 2022 Result
【おわりに】
いかがでしたでしょうか?「COVID-19」の影響で色々言いたいこともある当時プレイしていた方も多いと思います。ここでは書かないような話も沢山あると思います。私個人としてはこの記事をきっかけに昔話のきっかけになったり、この環境に興味を持ったという方が現れてくれることを願うばかりです。では、またの機会にお会いしましょう。それでは。
Twitter:@peke_vierx