教育実習が始まる5日前に中止の連絡がきました。

教育実習が始まる5日前に中止の連絡がきました。原因はコロナウィルス感染症の感染拡大が収まらなかったからだそうです。

楽しみにしてました。多くを学べると思っていました。もともと5月に行う予定だった実習も、そのすぐ後に控えていました。その実習も中止になりました。

実習を行うための事前指導も受けました。実習校へ事前訪問の挨拶にも行きました。授業をさせていただくので指導案も書きました。いろいろなことを考えて、関われる児童生徒の顔を思い浮かべて作りました。7月の末から心の3分の2は5日後から始まる実習のことでいっぱいでした。

その実習が始まる5日前に中止になりました。

3月から自粛しています。外食すらしていません。実習があるはずだったので。友達の誘いも断りました。実習があるはずだったので。

今日実習がなくなったという連絡を受け、Twitterで「実習 中止」で検索しました。仲間が欲しかったんだと思います。共感したかったんだと思います。検索に引っかかったツイートの中に「教育実習をしていない先生に子どもを預けられない」というものがありました。

私が望んだ訳じゃないのに。私が中止にしてくれと言った訳ではないのにそう思う人がいるということがわかり、涙が出ました。検索しなければよかった。

何ヶ月も前から準備して、そのことばかり考えていた1ヶ月分の予定が、その予定が始まる5日前に中止になったことを想像してみてほしいです。

今私の心は空気が3分の2抜けた風船のようになっています。涙が止まらない。なぜ泣いているのかもわからなくなってきて、今まで我慢してきたことが頭をよぎります。

テレビのニュースでビールを飲む人々、旅行に行く人々が映し出されます。この人たちにも事情があって、別にコロナウィルス感染拡大させたいわけではないのだということはわかっています。それでも、それを受け止める心が萎んでしまっていて、その人たちを恨めしく思ってしまいます。

なぜ、大学に行けないのに、教育実習に行けないのに旅行に行くことは推奨されるのですか?経済が滞ってしまうからですか?

コロナウィルス感染症の感染拡大が収まらなかったのはなぜですか?今再流行しているのはなぜですか?なぜ私は教育実習にいけないのですか?

別にこの答えが知りたい訳ではありません。ただ、なぜ、と考えずにはいられない。誰かに問い詰めることで心のもやを晴らしたい。誰も悪くないことはわかっています。だからこそ辛い。誰も正当に恨むことができないのに、恨みたい気持ちだけが体に充満していきます。

みんな平等に辛いんだよ、あなたの教育実習だけがなくなったんじゃないんだから、、、そんな慰めは私の恨みを晴らせません。私が辛いんです。私の教育実習がなくなったんです。

準備した分学びがあったじゃない、、、そんな慰めも私の恨みを晴らせません。もし、実習に行けたのなら、より深い学びを経験できたでしょう。それができなかったことが辛いんです。

こんな恨み辛みを匿名で書いたところで、現実はなにも変わらない、、、そんなことはわかっています。ただ、この行き場のない気持ちを誰かに知って欲しかったんです。

明日からどうしたらいいのか今は思いつきません。それでも勉強したりして、過ごすのだと思います。行き場のない恨みを抱えたまま。

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