Listenertale:REVENGEについての裏話

1: シュイカには家族がいた!?

シュイカには元々家族が存在しました。母、父の間に生まれた一人子であるが、父母と共に名前、姿等は不明である。シュイカの8才の誕生日の日、父はこれから更に大きくなるシュイカの為にプレゼントとして「黒とピンクのスプライトシャツ」、「青褐色のズボン」、「黒のブーツ」を選んで結果、シュイカはとても満足したような笑顔を見せた。前の話になってしまうが、実は母も徹底的に「誠実を慎まずに、自分の道を歩め」と、「誠実さ」を教え込ませた。その結果、元々「不屈」で満たされていたシュイカのソウルに「誠実」が入り込み、「不屈」と「誠実さ」が半分ずつ満たされていった。

青紫ソウル


2: シュイカが地下に落ちるキッカケ

10才になったシュイカに、父が突然こう言いだした。「この村には"10才以上の者は伝説の山に旅に行かせよ。無事帰ってくれば、子は力強く育つ"という言い伝えがあるんだ、シュイカ。あの山に行く時が遂に来たんだよ」とシュイカに言う。しかしシュイカは、「パパ、やまにはいきたくないよ!パパやママといっしょがいいもん!!」と反抗した後、父に泣きながら抱きついた。父は「分かってる。ホントは辛い事位分かるさ。でも昔は、パパもあの山に行って無事に帰って来たんだ。」と言うと、シュイカは泣くのを止めて「パパは、ちゃんとできたから、ボクにもできるよね?」と言った。「君なら出来るさ」と父が言うと、シュイカはあの山に行くことをすんなり誓った。

翌日、家族に見送られながら山に向かうシュイカ。山の頂上に行き、頂上から無事村へ帰ってくれば良いというものだった。が、頂上に行く途中で道に迷ってしまい、どういう訳か洞窟に到着する。その洞窟には大きな穴があり、村の人達は全く足を踏み入れない場所だった。穴を覗きに行こうと近づき、その場でしゃがみ込む。「こんなばしょがあったなんて!」と新たな発見に驚くシュイカ。洞窟から去ろうとすると今度は聞いたことも無い風の音が。興味津々になったシュイカは耳を傾けようと穴にもう一度近づいた…その時!足を滑らせてしまい、シュイカは大きな穴に落ちてしまったのです…。しかし、落ちた先はただの穴では無く、広大な地下世界なのでした。言わば「Listenertale」の世界に落ちたという訳です。


3: いせき&噂話をするモンスター達

シュイカは落ちた時に、広大な花畑がクッションになってくれたおかげでケガをせずに済みました。その先に「いせき」の入り口を見つけたシュイカは早速入ろうとしますが、一輪の花に会います。「やあ!きみがあたらしいトモダチかな?」と話しかけてくる花を見つけ、直ぐにしゃがみ込んで花を見つめるシュイカ。「ちいさくてカワイイね。でもあいさつして、すぐにトモダチになるのって、おかしいとおもわない?」とシュイカが言うと、「この世界は"殺さず殺されず"なのさ。だから、あいさつのひとつでもしたらトモダチになれるってこと!」とすかさず花は言葉を返す。シィカは納得した表情を浮かべ、花にバイバイと言うと、いせきの内部へと向かった。いせきの中では"トリエル"の代わりに色とりどりな見た目の「ニジエル」がいせきの担当(本家Listenertaleでは"いせきの管理人である)になっていた。

ニジエルは落ちてきたシュイカに今までの人間同様、パズルを教え、戦い方を教えた。しかし、ニジエルと一旦別れると、奇妙な事にシュイカの事を「ありゃ新しいモンスターかい?」等とモンスター同士小声で噂話をする。シュイカは不思議そうな顔を浮かべるが、そのおかげもあって、モンスターから全く相手にされず(LVも全く上がらず、つまりLV1のまま)、すんなりパズルを解いてニジエルの家までやってきた。

ニジエルは心配するが、シュイカは「だいじょうぶだよ。ケガなんてしてないもん。」と言う。ニジエルもまた、「おかしいわね。ケガしてないなんて事は今まで無かったのに。それにモンスターに襲われた様子が全く無いわ。」と言いつつも、ニジエルはシュイカから嫌な予感を感じ取った。家に上がらせると途端に、「ぼうや、あなたは直ぐに階段を下りて、いせきを出た方がいいわ。ここはせまいですもの、止めはしないわ。」と言っていせきの出口まで誘導した。またしても不思議そうな顔を浮かべるシュイカを、まるで見送るかのように...。


4:Listenertale内での"アズリエル"の存在

話は逸れるが、この世界のアズリエルはStoryswapと同じように、サンズ立ち位置である。実は、アズリエルはシュイカが落ちてくるよりも前からこの地下世界で生活しており、当然ながらシュイカよりも格段に強さは上である。更にアズリエルのバトルスタイルが、「ノンストップ型」の為、バトルが始まるとターン無しで容赦ない攻撃の嵐を味わうハメになる。しかし、Gルートを2回繰り返してしまうと、3回目の始まる時点で自殺してしまい、地下世界からも存在が抹消されてしまうため会うことが出来ない。(自殺するのは、アズリエル自身がこの世界で生きてても希望が無いと分かってしまった為)


5:アズリエルとシュイカの出会い&トリエル女王の存在

シュイカは"ニジエル"に言わるがまま「いせき」から出たのです。出た後、森の中を暫く歩いていると、後ろから誰かの足音を耳にする。(本家でも後ろからサンズが歩み寄って来る) 本家と同じように、ガバガバな門まで来たところで、アズリエルは、「や あ、ニ ン ゲ ン。」と言った所でシュイカが驚いて後ろを振り向く。

アズリエルも急に振り返ったので、驚きながら自己紹介をした。「おっと!まさか急に振り向くとはね..。驚いたよ。僕はアズリエルさ。スノーフルとウォーターフェルの管理人ってとこかな。」これに続いてシュイカも自己紹介をした。アズリエルは、「へえ、良い名前だね。君も地上へ帰ろうとしてるのかい? 他のニンゲンと同じように...。」ここでもシュイカは、「ボク いがいにも おちたニンゲンがいるの?」と言った。それに対してアズリエルは、「僕はずっと前からここにいるから全部知ってる。見たところ君は7人目に落ちてきたニンゲンだね。一つだけ言っておくけど、ここから出れたニンゲンはいない。昔はね。」シュイカは、「むかしって?むかしは ちがったの?」と言った。再びアズリエルは長話を始める。

「昔、ここはアズゴア王が支配してたんだ。でも年月が経つにつれて、アズゴア王は次第に力が出なくなってしまったんだ。7人目のニンゲンを殺した所で力が出なくなってしまったアズゴア王に代わったのが、今のトリエル女王なんだ。トリエル女王は、ニンゲンと基本的に戦おうとはせずに、        {落ちてきたニンゲンは殺すのでは無く、友達として迎えてね。でも平和を乱す悪いニンゲンは容赦なく殺すか、トリエルの元まで連れてくるように。} という法律を作ったんだ。君は良いニンゲンだから、トリエルは友達として迎えてくれるはずさ。とりあえず君はトリエルの城へ急いだほうが良いかもしれない。」と言って、アズリエルはその場を後にする。だがこの時点では、流石のアズリエルでも、シュイカを"8人目のニンゲン"として見ており、この後話す事を耳にするまでは、完全に"ニンゲン"だと思っていた。


6:トリエル女王の城で

話す事は山程あるが、最後まで飛ばしてしまおう。シュイカはいよいよトリエルの城へとやってきた。いよいよ地上へ出れる..。家族と早く会いたかったシュイカは足取り早くトリエルの待つ謁見室へ。予想通り、そこにはトリエル女王が待っていた。

トリエル女王が振り向くと「お客さんかしら?(シュイカを見て) あら、いらっしゃい!またニンゲンが落ちてきたのね?前のアズゴア王が辞退してから、この世界は本当に良くなったわ。誰とでも友達になれるんですもの。」シュイカはすかさず、「やさしいトリエルさん、おねがい。ボクをパパやママに会わせて...。(トリエルに抱き着きながら) ボクはスグに ここから でて  ウチにかえりたいよ!」とお願いした。でもトリエルは、「どうして?ここは誰でも友達になれるのよ?そんなに自分の家が大事かしら?」と言った。シュイカは、「ボクには ちゃんとしたパパ、ママがいるんだ。かなしませるわけには いかないから。」と悲しそうな顔を浮かべながら言った。

その後、トリエルは驚きの一言を発した。「あなた、ニンゲンじゃないわね。」と。シュイカは驚きで声も出なかった。同時に悲しそうな顔は消え去った。トリエルは続いて、「あなたがニンゲンじゃないのは、長年ニンゲンを観察して見てきた私だから分かることなの。あなたのソウルはモンスターと同じで逆ハートになってるわ。」と言った。                                        そう、この世界のトリエル女王は"透視能力"を、長年の時を掛けて取得していたのだ...。シュイカは自分のソウルを確認するために、胸に手を当て、少しして胸から手を離した。シュイカが目にした自分のソウルは、逆向きになっており、紫色と青色が半分ずつ分かれていた。自分のソウルを胸に当てて戻すと、急いでシュイカは地上へと続くバリアへと走った。

地上へと続くバリアは固いものだった。でもシュイカは、これほど他のモンスター達から散々"ニンゲンじゃない"等と言われたとしても、まだ自分がニンゲンだと信じており、「ボクでもバリアを ぬけられるかもしれない! パパやママにも あえるかも!」と期待する。しかし案の定、どれだけ頑張っても、固いバリアを抜けられず、結局地下世界に閉じ込められてしまったシュイカ。トリエルは様子を見るやいなや、「あなたには十分な決意が無いわ。バリアを抜けるには6人のソウルの他に、相当強い決意が必要なの。それどころか、あなたからは決意の心すら感じられないわ。           代わりに、あなたから相当強い優しさの感情が感じられるわね。」と言った。ここからシュイカは、トリエル女王の元で生活を共にする事になる。 同時にアズリエルは部屋の入口の後ろで、トリエル女王の話を隠れて聞いていたのである。


7:シュイカはどうやって魔法を覚えた?

シュイカが"ニンゲンじゃない"と言われるのは、単純に穴に落ちた時、花畑のに落ちた時の衝撃によって、ハートが逆向きになってしまった。    つまり、ケガはしなかったが、内部では強い衝撃が発生したのである。   シュイカのように、中身がモンスターでも外見がニンゲンである者を、       "偽人間"と呼んでいる。(ニンゲンのように見えて、ニンゲンではない者の事) シュイカは、トリエル女王の元で生活しながら「魔法の出し方」等を一緒に学んでいった。時折アズリエルにも会いに行って、一緒に時を過ごした事もあった。トリエル女王の言う通り、誰とでも友達になれる世界だったので、徐々に他のモンスター達へも仲良くなり、幸せな時を過ごした。

ある日、シュイカが謁見室の花壇で「花冠」を作っていた所に、トリエルがやって来て言った。「今日は魔法の総まとめの日よ。」と言っていつもの特訓が始まる。すると、特訓中ではいつもシュイカが出すはずのない「カラフルな槍」がシュイカの右手から出たのである。シュイカが気づいた時には、その槍は既に右手に持っていた。先端は黄色、棒は先端側は水色、後方は紫、槍の後ろには緑色の決意のような物があった。その状態でシュイカが左手を突き出すと、左後ろから白い槍が素早く真っすぐ飛んで行った。トリエル女王はこれを見て喜んだ。でもシュイカは、これをあくまで「自己防衛の為の攻撃」に留めようと決心した。この頃から既にシュイカの心には 「誰も傷つけたくない」という思いが強かったのである。


8:9人目のニンゲン、フリスク

シュイカが地下世界で暮らし始めて5年経過。このタイミングで9人目のニンゲンである「フリスク」が落ちてくるのである。フリスクは本家undertaleと同じく強い決意を持っていた。フリスクはListenertaleのAUでも、N,Pルートを通り、Gルートを2回通った。その際最後の回廊で、アズリエルはフリスクを止めようとしたが惨敗した。                    3回目のGルートでは、アズリエルは自殺した為、いない。Listenertale:REVENGEでは、最後の回廊でシュイカがラスボスとしてGルートフリスクの前に立ちはだかる。が、案の定シュイカは自身の強い優しさの感情が邪魔して中々フリスクを倒せず、いつしか戦いは長期戦に陥る。      "戦いを止めてフリスクと友達になりたい"と強く思っていたシュイカはあろうことか、何度もフリスクに対し「見逃して」と要求する。          しかしGルートフリスクの決意は固く、何度も戦う意思が無いシュイカに対し執拗に攻撃を繰り返す。例えるなら、シュイカは過去のフリスクと思って良い。(つまりPルートの時のフリスク) 途中でシュイカに似た骨の兄弟が登場するが、それは別の回で話すとしよう。

何度もシュイカは「見逃して」と要求しながら防衛の為の攻撃も続け、  フリスクは「ニンゲンは自分一人だけで十分だ」と思いつつ執拗に殺そうとする。                               遂にシュイカにも強い優しさの感情が崩れてしまい、優しさでさえも忘れて激怒するが、実は激怒するのはこの1回のみで、前の戦いでは全て、本気を出し切っていない、もしくは戦う意思が無いの2つになる。(第4形態のシーン)                               この時に6人のソウルの力を使うが、シュイカ自身はソウルを取り込まずに、自身が使う槍に取り込ませた。その結果槍の面影を残しつつ鎌へ変化し、攻撃力も大幅強化された。今回こそは逃がしっこ無しの真剣勝負になったが、最終的にシュイカはフリスクに倒されてしまう。


9:喋る槍...?

シュイカの武器の一つである「カラフルな槍」。実は意思を持っており、シュイカのソウルの一部である「不屈」の心で意思を持つしくみとなっており、シュイカのソウルとは別になっている。              また、この槍は絶対に壊せないため、倒す事が出来ない。シュイカ自身は突然喋る事にビックリするが、トリエル女王は驚かずに接する。      槍の意思がたとえGルートフリスクを殺す意思を持っていたとしても、シュイカ本人が「傷つけたくない」と思えば、シュイカの考えに逆らえず大人しくなる。但しハートモードのPart2ではシュイカの意思に反して、トリエル女王を殺そうとしたため、シュイカが守ろうとして身代わりになってしまう。傷だらけになってもシュイカは笑顔を忘れず、トリエル女王に対して「ごめんね」と言い放つ。その後もう一度自身の武器の攻撃をもう一度喰らい、「ボクの槍は、ボクの事嫌いなのかな?」と言って塵になってしまう。  トリエル女王はその後逃亡する。

以上がListenertale REVENGEの裏話の現状全てである。

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