異質と差別
友人のスウェーデン人は学生の頃に、交換留学かなんかで中国に行った。
ある中国人家庭に招かれた時、そこのお父さんからこんな事を言われたそうだ。
お父さん「おいお前、箸は使えるか?」
友人「いいえ、使えないです」
お父さん「いいか。洗練された高度な人間は箸を使うんだ。お前ら西洋人は最近まで手で食ってたろ。中国人はずっと昔から箸だ。お前らは箸が使えないから今でもナイフとフォークを使う」
お父さん「お前、犬の目を見た事あるか?」
友人「はい。。。」
お父さん「お前の目は二重だ。犬と同じ。つまり動物の目だ。発達した人間はおれのように一重の目をしている。」
このお父さんが言っているのはとんでもない差別だ。
この「異質な相手を見下す」
という差別は世界のありとあらゆるところで起きている。
西洋人がアフリカ人やアジア人に対して
イスラエルとパレスチナ
日本人もやっている
もしかするとこれは人間が本能的にもつ性質かもしれない。
これに対抗するには教育とルール作りだろう。
友人にとってこの体験は衝撃的だっだが、なぜ人間は異国の人に対してこんな事を言うのか考えるようになり、他国に対して興味を持つようになったそうだ。
彼が日本語を話す我々をショッピングモールで見かけた時に、我々に声をかけ友達になるきっかけに繋がったのかもしれない。
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