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本を読もう【読書】

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しまっちゃんが本を読んでいて印象的だったことを書きます。ビジネス書が多いかもしれません。
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記事一覧

副業やってる人は全員読んだ方がいいと思う【読書】 5

久しぶりにこの本を手に取りました。 僕が疲れていたことは本のタイトル見ればわかるのですが、 それにしても年度末ってどこも忙しいのかな。 忙しい人(や組織)に仕事が集まるのは当然のことだとポジティブに考えつつ、 目の前の業務に忙殺され、 副業も初期段階なのであれこれ忙しく、 自分がもう一人欲しいと何度も思いました。 本業でミスが続いて、 明らかに注意力が散漫になっていたので「こりゃいかん」と思って会社を1日休み、ボケっとしながらYouTubeで動画を見ました。 箕輪さ

どんな数も主役級【読書】 4

読み終わったとき、 もしも学生時代にこの小説に出会っていれば、数学をもっと好きになっていたかもしれないな。 と思った。 事故で80分しか記憶が持てなくなった数論専門の元大学教授である“博士”の頭の中にひとたび入り込んだ日常に転がっている他愛もない数字たちは、次に会うときにはもうただの数字ではなくなっていた。 家政婦の私の靴のサイズ24は、 携帯番号576の1455は、 博士の腕時計の裏に刻まれた通し番号284と私の誕生日2月20日は、 私が友愛数を探そうといろん

魔女にとっても人にとっても大切な話 【読書】 3

西の魔女の正体は、田舎の長い長い峠の坂道を登った山の中の薄暗い竹藪の先の荒れ果てた人家に住んでいる、まいの大好きなおばあちゃん。 おばあちゃんの家の庭の、レタスもキンレンカも野イチゴも、クヌギや樫やハシバミの木や栗の木が点在する雑木林も、飼っているニワトリの卵も、全部の情景がとにかく綺麗で、読んでるだけで健康になりそう。 おばあちゃんは大切なことをなんでも知ってるし、中学生のまいにわかりやすく教えてくれる。 本当に本当に大切な話。 本当に。 言わなきゃいけなかったこ

学校に行くよりも会社に行くよりも大切なこと。 【読書】 2

目に見えてるものとかみんなが当たり前だと信じてることじゃなくて、そんな枠とか型とか全部取り払ったあとに残ってる、人にとって本当に意味のある大切なものが詰まってる。 「卵の緒」と「7's blood」という2つのお話が入ってる1冊。 こんなにも自然に目頭が熱くなったのはいつぶりかよく覚えてないけど、とにかく何かを考える暇もなく心が勝手に動いていた。 どちらの話も共通していて意外だったのは髪を切るシーンだった。そしてもっと意外だったのは、それがとても切なくて儚くて尊く感じた

今日もごはんを食べよう。【読書】 1

冒頭の、たったの数ページで、なんだかよくわかんない父さんの申し出がそれなりに受け入れられて、胸がざわざわするんかと思いきや何故か安心感があって、不思議だけど不自然じゃない家族の展開に、少しクスリとさえした。 父さんは父さんを辞めるし、母さんは離れて暮らしてるけど、みんなお互いをいたわりあって尊重しあって暮らしている、優しい家族の話。 別に家族だからといって何かに縛られてなくて、ひとりの人間同士として、毎日を自分の好きなように過ごしていく。 「家族って作るのは大変だけど滅多に