Still alive in Tokyo #3
~第三波、2020年12月1日 明け方の月
狂騒の年でも12月は来る。月は昇り、沈む。 先日、医療に従事している友人から連絡をもらった。この連載とリンクしている動画。どうしてもこの動画のサブタイトルが許せなかった… 最前線で奮闘する彼には許しがたいものだったと。僕は僕の考えを、彼は彼の考えを時間をかけて話しをした。
「ウィルスはヒトのココロにはびこる」
8月から始まるこの連載を続け一貫して考えていること。 蝕むのは身体だけではない。居住エリア、職業、感染・発症の有無 etc. 危機的な状況でヒトは「恐怖」をコントロールできなくなくなる。 刺激的な報道、デマゴーグ、差別、中傷、うわさ… いくども繰り返されてきた歴史。 僕はコロナを軽視しているわけでも、嘲笑しているわけでもまして友達を失おうとしているわけでもない。幸い僕はまだ感染も発症もせずに日常をフツーに生きている。それを伝えたいだけ。そしてのちの世代のための記録として残したいだけ。
指導者なき時代に
TVでは「Go To…」を標榜するリーダーのつぎに、その キャンペーン中止を求める各首長。責任のなすりつけ合い。見え隠れする支持率。結論の出せない(出さない?)指導者… 「もうたくさん…」 何度もつぶやきながら、僕らはそれでも生きていかなければいけない。
僕の決心
だから僕は「何か」におもねるのではなく自分で選択することを決めた。そして懸命に生きているヒトたちと連帯することを。 そのためにリアルな情報(正しいとは言わない)を発信し、ここ東京でときに政府に、ときに報道に翻弄されながらもしっかり生活しているヒトたちの様子を伝え、記録していこうと決めた。戦う相手はこの状況に便乗するヤカラ、ウィルス。キミじゃない。
「もうたくさん…」
こんなことで踊らされたくない。生き抜こう。