キーボ コスプレ衣装制作記録04【手足装甲編】
ドーモ、Leiven.kです。
キーボくん衣装制作記録
今回は手足のパーツ作りを書いていきます。
前回の記事はこちら↓
腕部装甲
同人やイラストで描いている時も思ってたけど、何で左右非対称なんや···腕部は形に起こすのは簡単だが、いざディテールまで再現しようとなると途端に面倒くさくなる。何かすげー分割の仕方してるし。
これについては造形のしやすさと可動域を優先し、なるべく再現しつつも要所で妥協する事に。たぶん立ち絵の大きさそのままだと肘が曲がらなくなる危険性があるので。
あと、よく見ると装甲表面は縦に膨らんで立体的に湾曲したカタチになっているがこれも無視。再現出来なくもないがたぶん作業工程が熱加工どころじゃなくなるかもしれなかったので。
で、なるべく再現しつつ妥協してスケッチしたものがこちら。腕にラップと養生テープを巻いて切って広げたものを、コピー用紙に転写して上から装甲を描き足していく。
表側の装甲はコスボ、基礎と薄めの裏側装甲はEVAボードで造形。これで立体感を出してよりそれっぽくなる。
で、地味に問題だったのが表側装甲の分割線。最初は土台に切り分けたボードを貼り付けて再現しようとしたが、強度の問題がある他そこまで見栄えが良くなかったので···
このように、カッターで線状に溝を彫って分割線を再現。これで強度も確保。この手法は他のパーツ作りにおいても大いに役に立つ。
で、これを基礎に貼り付けて、
保持力を増すために裏側にも溝を彫って、グルーガンで固めることで曲げを維持!これにて腕はほぼ完成!
あと、両腕にあるボタン状のパーツについてだが、丸くボードを切り出すのは至難の業なので…
椅子や机などに使われるクッションスポンジを使う!ちなみにこれもEVAボードと同じ素材なので問題なく使える。左のデカい奴は、胴体のボタンとして加工する事に。
あとさりげなくスルーしていたが、腕部パーツの着脱は100均のジッパーを使う事に。
根元から手首に向けてジッパーを絞めることで簡単に着脱できる。マジックテープと違ってパーツが分かれないので一人で取り外しができるのも特徴。これも仮面ライダーガワコス動画の知恵だぜ!
↑参考にさせて頂いた動画
脚部装甲
並行して足の装甲も作る。と言っても、足の装甲率は実のところそう多くない。メインの立ち絵や議論スクラムの立ち絵を見ると、脛の装甲は前面を覆うのみで、裏側は上下のふちの部分以外は黒いインナー部分となっている。もしくは黒い薄めの装甲で覆っているのか…とにかく腕ほど全部覆いつくす必要は無いようだ。
ある程度曲げをつけてボンドで固定して完成!上下をマジックテープで繋ぐだけの簡単な構造。でも上下のコスボの部分のみをゴムで繋いだら真ん中の装甲が膨らんで不格好だったので、結局真ん中にもゴムを接着して3か所接続に。ぶっちゃけこれなら薄めのEVAで全体覆っても良かった気がする…
なお、こういった手足に巻く系のパーツを作るときは
このように接着段階で曲げをつけることでより自然な形になるので、…というか真っすぐ貼り付けた素材を後から曲げようとすると素材の伸縮性と接着面の固定した部分が喧嘩して最悪壊れるのでこうした方が良い。曲げたパーツを真っすぐに直すことなんざ無いし。
靴と手袋
ついでに靴も作成。ホームセンターに売っていた防水靴をベースに、ボードを接着して完成!足の甲の部分以外にも銀色の装甲部分はあるが、そこは塗装の時に色分けして再現していこうと思う。
(本当は横にもボードを貼りたかったが強度周りの関係で断念した)
あとマニピュレーター(手)についても、これまたホームセンターで購入した作業用手袋を加工して作る事に。
これにEVAで作った手の甲パーツを貼り付けて完成。あっという間であった(塗装前の完成形を取り忘れたので出来栄えはまた今度 すいません)。こちらについても指の甲全てに装甲を貼るのは妥協。
地味に困ったのがサイズ選びで、なるべくぴったりなサイズを買って作成しようと思ったら買った手袋がけっこうピッタリ目で、指先の縫い目の布が爪に食い込んでめちゃくちゃ痛い思いをしたので、2000円ほどしたこの手袋を泣く泣く買い直す羽目になった…
こうして手足の装甲部分ができたが、まだ太もものパーツや上腕の輪っか状のパーツ・膝の装甲など、所々抜けている部分があるが、それは次回のインナー編にでも書ければと思う。
というわけで今回はここまで。牛歩ですがまだお付き合いくださいませ。