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キーボ コスプレ衣装制作記録03【胴体編2】

はじめに

ドーモ、Leiven.kです。
キーボくんコスプレ衣装制作記録その3

前回の記事はこちらから↓


胴体作り後半···とその前に、忘れていました。コスプレ制作記録なのに材料について書いてない事に。なのでまずはそこの解説から始めていきましょうか。


主な材料について

この部分、無駄に長くなるので「はよ工程見せんかいボケカス」という方は目次から飛んで下さい。

今回のコス制作において、パーツ造形の為に主に使用した素材は以下の通り。

接着剤

上2つが主な素材である。どちらのボードも異なる素材だが、共通しているのは柔らかいポリエチレン系の合成樹脂であるということ。乱暴に言えばきれいなスポンジシートである。これが2m四方のロール状になってたり、A4サイズくらいでバラ売りされてたりするので、これらの素材をカッターやハサミで切り取って接着したり組み立てたりして甲冑や武器・メカニカルなスーツを造形する訳である。

また、これらのボードは熱を加える事で曲げ加工ができる。熱した面が柔らかくなって伸び、冷えると形状記憶してくれるのだ。これを利用して手足の丸いパーツや肩の鎧などの曲面加工もできる。

コスプレボードはその名の通りコスプレの為に生まれたような素材であり、安定した加工のしやすさが特徴。きめ細かく質感も良い。切ったらそのまま塗装しても良いくらいには材質が良い。厚みも1.5mmの薄い物から1cm程の分厚い物まで幅広く揃っている。甲冑やガワコスにおいて、コイツに頼らない者は居ないと言っても過言ではないメジャー素材である。デカいし専門店でしか置いてないので、ほぼ通販頼りになってしまうのが難点といえば難点。

EVAボードはダイソーの発泡スチロール売り場などで売っているスポンジシート素材で、とにかく手軽で安上がりなのが最大のウリ。2〜5mmくらいの薄い物ばかりでサイズも良くて幅1m程度と、大掛かりな造形には不向きだが、失敗を恐れず使い倒せる手軽さは随一。何気に重量も軽い。塗装には下地が欲しいが、薄めたボンドを塗るだけで塗装乗りが良くなる。そういった意味でも、ガワコスの触りに使う入門編として最適なのかもしれない。
(因みにかつて筆者が作ったブレイドのコスも90%これで作っている)

で、今回は基礎の部分をEVAボード、装甲部分の目立つ箇所をコスプレボードで造形する事にした。本当は全てコスプレボードでも良かったが、EVAボードは軽いので基礎の造形に適していると考えた。あと失敗してコスプレボードを再発注するのが怖かったので···

まぁ同じ厚みで作れるならそれに越した事はないので、量的に大丈夫そうなら随時EVAから切り替えていくつもりでいた。

そしてついに届いたコスプレボード!
···ん?

なんだこの違和感は···

分厚くない????


ワイ、2mm厚と5mm厚を注文したつもりが、間違えて5mm厚と10mm厚を誤発注してしまった模様···


キーボくんの装甲、良くて5mmとかだぞ???
こんな分厚いボードどこで使えってんだ!?
しかも中途半端に2枚も買ってる···


というわけで、一番使うであろう5mm厚の数量が抑えられてしまい、否が応でもEVAボードと併用せねばならなくなった。哀れ、あは哀れ···

まぁせっかく買ったし、10mm厚はテスターや塗装の土台にでも活用するとしよう···

あと、これらのパーツの接着にはG17ボンドとグルーガン、アロンアルフアなどの瞬間接着剤を使う他、状況に応じて強力な布用両面テープを使い分けます。


続、胴体パーツ

ハイ、素材の話終わり。

というわけで紆余曲折あり、

あんがいEVAの比率多いな?

胴体パーツの更新が完了!
重ねが必要なパーツを除き、大体のパーツをEVAからコスボへ。襟はEVAより厚くなった影響でより反発力が増したが、ある程度熱を与えて曲げの加工を行い、安定感を出す。

長過ぎる肩装甲は後に短切する

そして背部のパーツを切り出し、大まかな胴体が完成!!

並行して襟のスケッチも進める

左右のパーツは立ち絵に乗っ取り、胴体からはみ出すほど大きめに作ってバランスを取る。胴体との接着面は、ボンドだけでなくマジックテープを使い、耐久性を上げる。腕の可動域に干渉するので、このような対策を施してポロリを防ぐのだ。

着脱方法

それともう一つ。胴体作りで悩んだ点は、胴体の着脱方法について。

上着よろしくジッパーをつけるか、マジックテープで止めるか色々考えたが、迷った結果、磁石で止めるという方法にする事に

力が強すぎて爪に食い込んでクソ痛かった

こんな感じで、ホームセンターに一個600円とかで売っているネオジム磁石を使う。この大きさで1.5kgの保持力があるらしい。

で、そのままボードに接着したところで磁力の方が強くて容易に剥がれる。なので、

棒の先っちょの磁石をピンクのボードで包んでいる

胴体のボードではなく、棒状の素材先端に磁石を取り付け、それを薄いボードで包み、グルーガンで固める。磁石+ボードでダメなら、ボード+ボードに磁石を巻き込めば良いのだ。

これならジッパーやマジックテープの取付手間を省けるし、簡単に、強力に着脱可能。

こうして胴体パーツの9割が完成し、次のパーツの作成に取り掛かる。

え?? 残念ながらまだである。
まだ足りない箇所がいくつかあるのだ···

襟は襟で、面倒な工程がある為一旦打ち切って、次からは手足のパーツの作成に入る。

でも素材の話で文字数がえらいことになったから次回に持ち越すぜ!!

まだ先は長いですが、どうかお付き合い下さい···

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