アウトドア日本酒を公園で体験!誰にもバレずにお酒を楽しめるか「HITOMAKU」「GO」
休日の昼、外でスパークリング、というととても素敵です。
アウトドアイベントでクラフトビール、も素敵です。
しかし昼から日本酒、というと、とたんに不穏な響きになります。
そんなイメージを変え、日本酒の楽しむ場所やシーンを広げようと、近年さまざまな酒造・メーカーさんが商品をリリースしています。今回は、そんな「HITOMAKU」と「GO」のお酒をもって、近所の公園で味わってみました。
これが日本酒?な見た目のお酒が到着
購入した2つのお酒がこれ。左がSake Bottlers Corpの「HITOMAKU」。右が津南醸造の「GO」。ともにオンラインストアで購入です。
「GO」にいたっては、なんと郵便受けにささっていました。こういう日本酒の受け取り方ははじめて新鮮です。
HITOMAKUは赤と青の2種類。それぞれ「豊潤」醸造元の小松酒造場(大分)、「結ゆい」醸造元の結城酒造(茨城)が造っているそう。どちらもおいしいお酒を醸す好きな蔵です。量は180mlで、ちょうど1合。よくある四合瓶の1/4です。
GOは津南醸造(新潟)の商品。なんと袋のまま湯煎して温めたり、または冷凍庫にいれて凍らせることができるそうです。ひとつ凍らせて、保冷剤として持っていこうと思います。
公園で日本酒!バレずに楽しめるか?
緑おいしげる公園です。子供達が走り回り、楽しそうな声があちこちであがります。
これまで、こんな環境で日本酒を出すのは、気が引けました。ワインならいいのに。でも、今回の日本酒は大丈夫。ぱっと見、ぜんぜんそれっぽくないからです。
HITOMAKUの場合は、青いろのほうはスポーツドリンク、赤色はコーラとかドクターペッパーとかそういうのにみえる、ことでしょう。
スクリューキャップを回して、直接のどに注ぐと、当然ながらきついです。アルコール度12度とワインレベルですが、むせます。ボトルデザインの「清涼飲料水」とはやっぱり違います。酎ハイの気分でもまだ強い。
持参した酒器にそそいで飲むと、うん、おいしい。軽くて瑞々しくて、心なしかアクエリアス風なニュアンスすら感じられます。
赤色のほうは、もうちょっと「日本酒感」があります。軽くてフルーティーだけど、こくはしっかり日本酒。比べると面白いです。
熱燗だって外でできる!
続いて「GO」ですが、こちらはパウチタイプ。封は手で簡単にあけられます。
冷凍庫にいれていたものは、半分くらい凍っていました。シャリキン金宮のもうすこししゃばしゃばした具合だとお考えください。
ここで、水筒でもってきていたお湯をつかって熱燗に。パウチ型だとそのままどぼんとつけられるので、そういう意味では便利です。
HITOMAKUも瓶のまま熱燗に。お湯で二度楽しめるのは、日本酒の楽しさだと思います。甘みと酸味がいっきに広がって、これもまたおもしろいです。
青空の下でのむ日本酒は、うまい
(つまみのミックスナッツです。少しでも「あの人日本酒のんでるんじゃない?」という感じを減らそうとしました)
ボトルデザイン、パッケージからして「これはバレずに外で日本酒を飲める!」と思っていたのですが、同行した妻曰く「この周辺だけ酒のにおいがする」とのことで「隠れて飲む」には適しません。
しかし、外で、明るい空の下、木々の間で(そして子供達の声の中)飲む日本酒は、おいしいです。外のビールがおいしいのと同じで、一段「楽しい」のレベルが上がります。
手軽に持ち運びできる日本酒、これで「日本酒の会をやろう!」とはいかなくても、野外の食べ飲みのシーンなどで、持っていってみるのもいいかもと思いました。日本酒が主役にならなくても、ビールやワインが並ぶなかで、ぜんぜんなじめる。料理やつまみによって、ワインがあうものも、日本酒があうものもあるかと思いますので。
(お邪魔したのは世田谷区住宅地の公園です)
あと、アルミ缶やパウチですので、一般ゴミとして公園設置のゴミ箱に捨てられるのもよかったです。流石に公園にでかい瓶は置いていきにくいので。
いい休日でした。ごちそうさまでした。
※GOについて、私の好みと合わなかったため味の感想の記載はしていません