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レマコム体感ショールームへ行こう!ちぇけ丸さんの日本酒事情【レマコムと私vol.13】

日本酒の保存にぴったりの氷温・冷蔵ストッカーであり、日本酒マニアのアイコン的存在でもある「レマコム」。このシリーズではレマコムを通して日本酒好きたちの生態を探ります。

vol.13は特別編。「レマコムを買いたい!」というちぇけ丸さんと一緒に、東京・かっぱ橋道具街にある「レマコム体感ショールーム」に行きます!(2020年12月に取材しました)

ちぇけ丸さん。東京農業大学4年生(2020年12月時点)。日本酒サークル「酒仙会」代表。所属していた大学アーチェリー部の先輩からいただいた「菊水」を飲み、日本酒の美味しさに開眼。以降2年間で全国50蔵を訪問。日本酒居酒屋や東京港醸造テイスティングカーなどでアルバイトを重ね、自ら日本酒を提供するイベントや間借りバーにも取り組んでいる。

かっぱ橋道具街でレマコムに見て、触れて!

こちらが今回の参加者のみなさん。右端は主役のちぇけ丸さん。
左から3名が見届け人の、石川さん(女子アナ唎酒氏)二戸さん(レマコムオーナー)ナオヤさん(ちぇけ丸さんの先輩)です。

実はかっぱ橋商店街にはレマコムの販売店と体感ショールームが2つあります。同じ通りで200mほどの距離。

(ここが「体感ショールーム」です)

レマコム体感ショールームとは
レマコム製品を購入するにあたり「実際のサイズはどうだろう?」「使い勝手はどう?」など気になるところを実際の製品をみて、触れて体験できるショールーム。主にお店を開業する人が購入前に訪れます。※レマコムは業務用厨房機器メーカーで、商品のひとつにストッカーがあります

レマコム株式会社・専務取締役の清本晋士さん。体感ショールームの解説をしていただきました。やや、日本酒マニアの集団来店に戸惑っていらっしゃいました。

清本専務「本日はよろしくお願いします。(遠慮がちに)あの…先にお伝えしておきますが…レマコムは本当に普通の業務用ショーケースでして…日本酒専用を想定しているわけではないのです」

ーーそうなのですね。日本酒マニアの方の多くはなぜかレマコムを使っていますが…なぜそうなったのでしょうか。

清本専務「昔、冷蔵ショーケースを愛用していただいていた出版社の方が自社の雑誌で『日本酒保存に便利』と紹介いただいたことがありました。それからですかね、『レマコムを日本酒で』というのが広がったのは」

(店内のレマコム。正面左は話に出た冷蔵ショーケース)

清本専務「ただそれは冷蔵ショーケースの話。上びらきの3温度帯(冷凍・チルド・冷蔵で、ダイヤル操作)タイプは弊社独自のものですが、ほとんどが業務用冷凍庫として使われています。これを日本酒好きな方は氷温(-5度)用に使われているようなのですが…全く想定してませんでした」

(清本専務、大丈夫です。われわれはそれでもレマコムが欲しいのです)

ショールームでは理想のレマコム見放題!

ちぇけ丸さん「今回は、僕が週に1度間借り営業している日本酒バーに置くレマコムを買いたいと思っています。それとは別に自分のお酒も何本か保存もしたので…146リットルか203リットルかなと思っています」

ダミーの一升瓶を使い、サイズ感を確認するちぇけ丸さん。先輩のナオヤさんと「うんうん」「何本いけるね」と確認しています。

ーー三温度帯レマコムの足元にあるスイッチ。ここの「急冷ボタン」を間違って蹴ってしまい、日本酒を凍らせるという事件が時折発生します。

清本専務「(だから日本酒想定してない)この急冷ボタンはダイヤルの最高の8と直結しており、冷却力が最高になります」

二戸さん「コンプレッサーが下にありますから、その関係ですね」(メカニックがすごいレマコムオーナー)

ーーなるほど、するとレマコム内は下から冷えるのですか?

清本専務「いえ、電源は下部ですが、レマコムは側面の壁から冷やしますので庫内でそれほど温度差は出ないと思います。ただし家庭用冷蔵庫のようにファンはないので、霜はつきます。付属のヘラで定期的に落とす作業が必要です」

ちぇけ丸さん「レマコムって下の方に穴が空いてるんですね」

清本専務「排水できる調理場ですとここからたまった水を流せます」

ちぇけ丸さん「中は水洗いできるのですか?」

清本専務「それはダメ、そういう使い方は想定していません」

石川さん「ちなみに音は気になりますか?」

二戸さん「ああ、うち(リビング配置)の場合はほとんど気になりません」

などなど、レマコムの質疑が繰り広げられます。

レマコムを吟味する様子。

遠くを見て未来を想像するちぇけ丸さん。

ショールームの奥にある「203リットル」も検討。これは大きすぎるか。

ふむ…。

ひとりひとり、自分のレマコム探しを

こちらのレマコムは「バッテリー対応」。キッチンカーなどで使われているそう。

すでにレマコムオーナーである二戸さん。自宅にあるものと同じモデルを覗き込んでいます。

いや、見ているのは日本酒の収納イメージの写真。写っている酒瓶の銘柄を確認していました。どうしても奥の右の銘柄が判読できないのだそう。

店頭にある100リットルサイズは、コンプレッサーが下にあるため中が上げ底。小柄な女性でも出し入れがしやすいのだそう。

石川さん「本当だ、一升瓶が取り出しやすい!」

こちらは完全四面ガラス冷蔵ショーケース。

ナオヤさん「僕はやっぱり居酒屋さんで日本酒の入った冷蔵庫を眺めるのが好きなんですよ。だから買うとしたら冷蔵ショーケース。でもガラスは一面でいいかな…」

シンプルな機能で、手頃な値段と配送サービスを実現

(体感ショールームでは、調理器具を実際に使ってみることもできます)

ーーなぜレマコムが日本酒好きに支持されるか、私はレマコムは氷温・冷蔵ストッカーのなかで非常に手頃で身近な存在だからだと思います。小さい100リットルサイズなら2万円程度ですし。

二戸さん「他の業務用ストッカーやセラーを買おうとすると、かなり高額ですよ」

清本専務「これはレマコムの創業(2004年)にも関係するのですが、もともと業務用の機器は、高額なものが多いですよね」

清本専務「私たちは販売業務を行っていたのですが、もっと安くできないかと考えていました。そこで自社で開発したのがこの冷凍ストッカーです。当時は小さなものでも10万位でしたが、機能やデザインをシンプルにして『冷やすだけ』にすることで、2万円台まで価格を下げることができました」

清本専務「また、送料無料というのも弊社の取り組みです。業務用機器は運ぶだけでも高額です。しかしドライバーさんがひとりで運び、軒先渡しでよければ弊社で送料を負担することができるようになりました」

(HPより)「高性能で低価格な業務用厨房機器を製造販売しているレマコム。独自の経営戦略により、確固たる経営基盤を有する業界随一の企業。低価格かつ高品質な製品の提供により、業界内でも有名な存在となりました」

ーーちなみに専務、御社内でレマコムを日本酒保存用に使われている方はいらっしゃいますか?

清本専務「いません。推奨していないので」

ちぇけ丸さんレマコム購入!

そしてこの日、ちぇけ丸さんは146リットルのレマコムを購入!12月時点で在庫切れとのことで、1月中旬に搬送予定です。店員の方によると「自粛によって家で食材を保存する人が増えたのか、個人の注文が多い」とのこと。その何%か、日本酒であることを勝手に期待しています。

ちぇけ丸さん「買いました!ショールームで現物をみることで、レマコムを自分ごと化することができました!」

ナオヤさん「自分の家の写真を撮ってきたのですが、どこにおくかなどイメージがわきました」

二戸さん「うちにはすでに1台ありますので、もう1台は入らないなぁ」

石川さん「私は(レマコム買わなくて)大丈夫です」

(集合写真)
ちぇけ丸さん、レマコム購入おつかれさまでした。ちぇけ丸さんの日本酒バーは毎週火曜日に営業します。ぜひ訪れてみてください。


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クリーミー大久保(日本酒)
もちろん、お酒を飲みます。