新潟の本当の日本酒事情【レマコムと私vol.12】日本酒とオレさんの挑戦
日本酒の氷温保存に最適なストッカー「レマコム」を入り口に、日本酒マニアたちの熱い思いを聞く「レマコムと私」。
vol.12は日本一の米どころであり、全国有数の日本酒生産量を誇る新潟県在住の「日本酒とオレ」さんです。「多くの新潟の人は、冷たい生酒のおいしさを知らない」など、知られざる「新潟の酒事情」を語っていただきました。
家族で内緒に買ったレマコム146L
(こちらが「日本酒とオレ」さん。オンラインで取材にご協力いただきました)
はじめまして、「日本酒とオレ」です。ああ、もちろん日本酒専用アカウントですよ。日本酒好きな人と情報交換したくてSNSをはじめました。呼び方?そうですね、「オレ」でお願いします。
まず、僕のレマコムをみましょうか。キッチンではなく、その近くの和室に設置しています。ちょっとお待ちください。
(オンラインでの移動はブレる)
(これがオレさんのレマコム!)
これです。今年の5月ですね、導入したのは。サイズは一番小さいのより少し大きな146リットルです。
(ラベルは側面にも。たくさんはるタイプのようです)
中は、もう結構パンパンですね。基本的には生酒が優先で、火入れはスタメン落ち…じゃないですが冷蔵庫にいくこともあります。レマコムがあるとなるとつい買ってしまいますよね。
(オレさんの元にレマコムが届いた頃の投稿)
家族はいますよ、嫁さんと子どもが2人。レマコムを買うときどうしたかですか?…黙って買いました(笑)。「どこ置くの?」って話になりそうで、だけどオレには絶対に必要なんだと思って。
そしたらちょうどオレが家にいないときに届いちゃって、バレました。
(テヘッ)
新潟に日本酒を「冷やす」文化はない?
オレの好きな日本酒ブランドは「羽根屋」です。日本酒好きになったきっかけのお酒といっても過言ではありません。いつもだいたい通販で買っていますね。県外の地酒屋さんが多いかな。
ーー地元の酒販店さんでは買わないのですか?
実は新潟では、僕の好きな「甘みと香りのあるお酒」ってあまりないんですよ。
ーーえっ、そうなんですね!
新潟は米どころなので、日本酒自体はあるんです。どこの家庭にも地元銘柄の一升瓶があって、だいたい常温保存。
常温や熱燗って、お酒好きな人しか飲まないじゃないですか。僕も以前はビールばかりで、日本酒は冬に少し飲む程度でした。
「冷やしたお酒」の美味しさに感動
(こちらもオレさんおすすめ「萬寿鏡」。オレさんの住む加茂市のお酒です)
日本酒を好きになったのは1〜2年くらい前ですね。日本酒を氷温でしっかり管理しているお店で、よく冷やした「新政」や「羽根屋」をいただいたんですよ。「ああ、日本酒って冷やすとおいしいんだ!」と驚きました。
特にオレは「生酒」が好きでした。生酒は要冷蔵なので、自分で買うようになるとい冷蔵庫にはいらなくなってくるんですよ。
そんなとき、お店で飲んだ「新政」と「羽根屋」の美味しさを思い出しました。お店レベルでしっかり管理した冷たいお酒を、もっといろいろ飲んでみたい。冷蔵ではまだ足りない。マイナス5度にもっていきたい。それがレマコムを買った理由です。
ーー実際、レマコムで保管した日本酒はいかがでしたか?
(レマコムの効果をお話するオレさん。うれしそう)
いいですよ!氷温にすると、まず香りが出にくくなりますよね。日本酒ってアルコール感がでると飲めない人もいますので、飲みやすくなる。味がキリッとします。
氷温からだんだん0度になり、2度になり…すると香りが出始める。ゆっくり飲んでいくと、温度帯が変わっていってとても面白いんです。
レマコムを買ったときは反対していた妻も、日本酒を飲むようになりました。冷たいお酒をワイングラスとかにいれてあげると「美味しい美味しい」って。
(…よかった!!)
誰でもおいしくお酒を飲める。「魔法の箱」ですよね、レマコムって。
美味しい日本酒を提供する楽しさに開眼
(レマコムの中をいろいろ出していただきました。すごい!)
ーーレマコムの日本酒の美味しさに気づいたオレさんは、会社勤めのかたわら、飲食店で日本酒の提供を始められたそうですね。
まだ始めたばかりですけどね。この美味しさを紹介したいんですよ。
新潟、特にオレの周りでは、日本酒を飲まない人が本当に多いんですよ。罰ゲームで飲むイメージなんですよね。辛口しか飲まないから、甘くて香りのある日本酒を知らないんです。
今バイトしている飲食店は近所の焼き鳥店なのですが、自分で集めた日本酒を持ち込んでお客さんに知ってもらうことをやっています。
だいたい4-5本持っていって、焼き鳥の順番に合わせて少量ずつ出す。こういうペアリングのような楽しみ方って、こっちでは珍しいんです。
(オレさん一押しの「荷札酒」。こちらも地元・加茂市のお酒です)
評判がいいのは加茂錦酒造の「荷札酒」。加茂市にある酒蔵さんのお酒なのですが、実は地元では売っていません。管理にシビアな蔵元さんのようで、新潟では飲食店さんでもなかなか置いていない。だからみんな珍しがって喜ぶんですよ。
そんなふうにして、最初の一口をとにかく飲んでもらうこと。美味しい日本酒って、飲まないとわからない。けど飲めばわかるし、もう1杯につながる。
そうやって日本酒の美味しさに知ってもらうのが嬉しいし、仕事をしながら日本酒のことを話せるのもありがたい。ひとりで飲むよりずっと楽しいですよ。
まだ、日本酒の入り口に立ったばかり
日本酒を飲み始めて1-2年、お店に立つようになってまだ数ヶ月ですが、これからも日本酒に携わることをしていきたいですね。今は週に一度程度ですが、日本酒バーのように発展してもいいし、日本酒製造にも興味があります。
ーーすごい、趣味から日本酒のプロの道へ。
いろいろ、考えているところです。でもそうするといよいよレマコムが入らなくなるんですよ。すでに妻から言われています「また届いたけど、これどうするの?」って。
2台目…いや流石に怒られるかな。でも小さいサイズならキッチンに入りそう。片方を長期保存用にして、片方は常に開ける提供用として…。
ーー日本酒とオレさん、ありがとうございました!新潟にお邪魔した際は、ぜひオレさんのいるお店にお伺いさせてください。
もちろんです。今は土曜だけなのですが、お客さんに呼ばれたらレマコムから日本酒を数本持ってかけつけますから笑
(取材のお礼に、かぶかぶさん謹製の「レマコム誤作動防止カバー」を送らせていただきました)
「日本酒とオレ」さんのレマコムはこちら