牛乳割り…だと? 話題の日本酒、土田酒造の「F(ファンタスティック)」がすごい!
トクン
トクン
日本酒、ミルク割り。
なんと、蔵元推奨だそうです…。
今一番飲みたい日本酒「土田」
群馬県にある土田酒造。明治20年前後創業で、代表銘柄は「譽國光」ですが、若い蔵元&杜氏のコンビが手がける新ブランド「土田」では、クラシカルかつ独創的な酒造りに取り組んでいます。
例えば…
「菩提酛×山廃酛」…室町時代の酒造りの方法「菩提酛(水酛)」と江戸時代以降の比較的新しい「山廃」のお酒をブレンド。
「99」…麹9割9分。もう、酒母をそのまま飲んでいるようなもの。
などなど、ユニークかつ、酒飲みの「飲みたい!」ツボをさす商品を次々リリースしています。
今、一番注目している酒蔵です。
土田酒造
https://www.homare.biz/
土田の「F」は、ファンタスティックのF
都内での流通が少なく長らく入手できなかった「土田」ですが、小岩の地酒店「革命君」で取り扱いがあり、ついに手にいれられました。購入できました。
革命君の紹介記事はこちら
https://note.mu/00kub0/n/n6a236b4a557e
土田シリーズの定番は「山廃」なのですが、これはちょっと変わった「イニシャルF」というもの。裏ラベルを読むと、
「際立つジューシーな酸味。日本酒の概念を覆す」
「F=Fantastic【幻想的】」
とのこと。よくわからないけれど、すごそう。
軽い、甘い、そしてメロー!…初体験の味わい
なにこれ!おいしい!!面白い!!好き!!!
…飲んだ瞬間、ついはしゃいでしまいました。
甘酸っぱさが前面に立つも、巷にあふれる「甘酸軽」系とはまったく別物。少し粘度があり、舌を「ぬるり」と包み込む。
わかりやすいシャープさではない。舌に刺さらず、気づかないうちに「おいしい」に包まれる…「音もなく忍び寄る」のような不穏さを感じるほど。
果実味はあるも、若い果実というよりもメローな感じ。艶がある。
アルコール度は原酒で11度と軽めだけど、底知れない奥行きがある。
完全に、はじめての味です。おいしい。
蔵元おすすめの日本酒牛乳割り!
そしてこれが噂の牛乳割り。普段あまり牛乳を飲まない方なのですが、これをやりたくてウキウキしながらハーフサイズを用意しました。右の瓶は砂糖です。
・グラスにFを注ぐ
・グラスにミルクを注ぐ
・砂糖をくわえ、まぜる
ミルクと日本酒が反発するのか、すぐには馴染まず、モロモロと分離します。よーくかきまぜていただきます。
…………ヨーグルトだ!
ミルクの甘み、風味がお酒の酸味と合わさり、ヨーグルトのような風味に。砂糖の甘みは多めのほうがメリハリつくかもです。
続いてミルク割りの熱燗ver。ミルクの甘い香りが立ち、身体の奥からふくふくと心地よさと幸せがやってきます。
風邪なんかのときに飲みたいかもです。
なにがすごいのかは…わからない
「イニシャルF」、完全に初体験の味です。しかし、「どこが初体験なのか」かがわからない。造り方は、山廃。低アルコールの原酒。それ以上の「秘密があるのでは…」改めて、裏ラベルを読み直しました。
酵母菌・麹菌・乳酸菌etc…
酒蔵に住む様々な菌たちのちからで、日本酒を造る。
力強く、ときにか弱く。助け合い、戦い、成長する。
酒蔵の中は、目に見えない菌たちの幻想的な空間。
よくわからない。
ただただ新しいおいしさ、そんなお酒でした。
ごちそうさまでした!
(土田さん、もしよろければおしえてください)
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土田さんご自身からお返事をいただき、Fの特徴を改めて教えていただきました。しかし、座学しかしらないペーペーのため、まだふんわりしています。
・Fは、乳酸菌が仕込みまで生きている!
仕込み段階では乳酸菌はアルコールにより死滅すると思っていました。しかしFは、ここでも乳酸菌が活動しているそう。それにより、乳酸菌由来の独特な味わいを生み出しているそうです。
……どういうこと???
まあ、とにかくおいしいです。
もちろん、お酒を飲みます。