数字のマジック
「商品券、売れ行き格差」
今朝の日本経済新聞に各地域で販売している地域商品券の記事が載っていた。藤枝は完売をし更に追加した券も即日完売したとのこと。一方、同じ県内の伊豆市は販売枚数の27%に留まっており、お得な券だけど難しいらしい。藤枝市も伊豆市も商品券の内容は同じなのに、なぜこんなに差があるのか。人口や参加数、販売戦略やその他理由を検証することで今後のさまざまな地域のまちづくり施策にも役立つ可能性があるかと感じた(授業の題材になるかなと考えてしまう)
ということで母数と販売数を計算してみると意外な結果が出た。
人口数で販売した枚数を単純にパーセントにしてみたんです。昨日の新聞報道にあった藤枝が最初に「2000枚」完売して、その後1万枚追加し完売。伊豆市は1万枚のうち「2700枚」だけ売れたと書いてありましたので割ってみたんですけど、結果として人口の割合で考えれば大差ないということがわかりました。
伊豆市が販売枚数を第一段階で2000枚程度に限定をしていれば売り切れになり、次に追加した場合に売上が伸びたかもしれません。最初の枚数を藤枝と同じにすると伊豆市の場合は「404枚」売り出せばよかったことになります。また販売時期の途中で使用ができなくなった点も考慮できるかと考えます。ちなみに菊川市のチケットの情報も昨日お聞かせ頂いたので計算してみましたが大体人口全体の8%〜10%程度の枚数で売り切れる感じでしょうか。参加店舗数なども加えていけば更に見えてくるものがあると思いますが、記事の「数字」を抽出してみるとこうなりました。伊豆市・・・そんなに成績的には悪くない・・・ ただビジネスは「売上」ですので 藤枝が「もっと売ったらもっと売れる」とおもいますので(汗)・・そのあたりは また計算してみます