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「本を読むのは難しい」231027摂取コンテンツ日記

27って数字の中で一番好きかもしれない。全体的にシュッとしてて、かっこよくないですか?

久々の摂取コンテンツ日記いくぜ。


アニメ「lain」〜8話

ましろのゲーム配信で気になってアニメを見始めて、8話まできた。ゲームの方に登場する玲音のカウンセラー「とうこさん」が好きなんだけど、アニメには出てこないのかしら。ゲームではカウンセリングの様子に終始しているけれど、アニメはここのところ不穏だ。どうもリアルワールド(言葉そのまま「現実世界」)の玲音とネット上のれいんはずいぶん違う人格らしい。玲音ってめっちゃネット弁慶なんだなって…….そういうことじゃないのはわかってるけど。

子供をかき集めて謎の実験をしていたおじいちゃんとか、様子のおかしい玲音の家族とか、気になることばっかりだ。廃人みたいになっちゃったお姉ちゃん大丈夫かな、大丈夫じゃないんだろうな。

清少納言『枕草子』ちくま学芸文庫

冒頭の四季の様子だけでとても楽しい。声に出して読むと、引っ掛かりなく自然に読めることに驚く。文字を追うのが難しくなった時には声に出して読み上げると理解できることがある。小学校低学年の音読の宿題って、意味のある行為だったのね。

このちくま文芸文庫版は現代語訳も解説もとても細かいところが気に入っている。それが余計だと感じる人もいるだろうから、これはまあ、好みだ。
それにしても原文の少ない単語と短い文章がよい。最近SNSで「ほんの一瞬の出来事を引き延ばして書くのがエッセイや日記のとてもよい手法だ」みたいな記述を見るけれど、私は一文で何年もの時間を掬い上げてしまう表現の方が好きだ。中島敦の『名人伝』なんてあっという間に何十年も経ってしまう。それがよい。青空文庫にあるので読んでみて。おすすめです。

岩飛猫『透明男と人間女』双葉社

シンプルな恋愛モノは、よい。透明人間やエルフといったファンタジー要素と、目の見えない主人公や普通の人間といった非ファンタジー要素が丁寧に編み込まれている。自身の毛の模様が派手なので柄物に躊躇いを感じる半獣や透明であることによる社会的信用獲得の難しさにぶつかる透明人間など、ファンタジーな存在の現実的な困難を描くのがうまく、それがとても魅力的。

その他日記

これ以外にも色々読んだり見たりしたんだけど書くのに疲れちゃったので明日に回す。あちこちでインフルエンザが流行っているし、季節の変わり目で普段健康な人も落ち込んだり、体の不調が強くなったりしているようだ。みんなお大事に。ほいじゃまた。


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