摂取コンテンツ日記240418
だいたい上から読んだ順になっているので、シリーズや作者がばらつきます。
加門七海『目嚢』光文社文庫
しっかり怖くいてめちゃくちゃ面白かった。新耳嚢が確かアマプラに会ったけど、映像のホラー作品は怖くて見られないんだ。小説は読んだところでそこまで記憶に残らないんだけど、映像は記憶に残って、最悪夢に出たりするので勘弁してほしい。
堀越 耕平『僕のヒーローアカデミア 40巻』集英社
もう40巻なのか。終盤の展開で「わー! 頑張れー!」となった。5巻前くらいからずっとそろあおろ終わりそうだなあと思いつつ、終わってほしくない気持ちもあり、しかし終わりを見届けたいという気持ちもある。これが複雑ってやつ。
三津田信三『忌館 ホラー作家の棲む家』講談社文庫
主人公の居住地が今私が住んでいる場所から近そうなので、歩き回ればそれっぽい場所を見つけることができるかもしれない。別に見つけたくないし、例の館は実在しないだろうけど。表紙が怖くてKindleを閉じるたびに「ひっ」と思っていた。
三津田信三『魔偶の如き齎すもの』講談社文庫
刀城言耶シリーズを読み終わるのが惜しくてスローペースにしていたにもかかわらず読み始めたら面白いんで一気に読んでしまった。次に書く『忌名の如き~』もそうだけど。読み始めると止まらないんじゃ。
三津田信三『忌名の如き贄るもの』講談社文庫
めちゃくちゃ面白かった。最後の最後で冒頭における厳しい仕打ちへの納得が得られてめちゃくちゃいい気分だった。ところで頭に壺をかぶせるってのはなんのためにやるんだろうか。
三津田信三『怪談のテープ起こし』集英社文庫
雨の日の話が一番怖くてよかった。逃げても逃げても追ってくる(なんなら先回りされるときもある)存在って怖いよね~。
つくしあきひと『メイドインアビス』竹書房
電子版が安くなっていたので一気に読んだ。「喫ミーティ」が出てくるあたりだけはWeb版で読んでいたんだけど、改めてストーリー全部を通じて読むとえぐみが強くて「うひょー!」となる。たぶんこの作品世界に尊厳って概念ないと思う。
三津田信三『作者不詳 ミステリ作家の読む本 上下巻』講談社文庫
めちゃくちゃよかった。こんなになんかこう、いやこう、何書いてもネタバレになっちゃうから読んでほしいなとしか言えないんだよな。最後の一行まで読んでほしい。独立した短編と現実編とが一つの回答に収束する瞬間が最高。読んでね。
中島敦『名人伝』青空文庫
流れるような美しい日本語で書かれているくせに内容は妻が機織りしてるところに寝そべってどんなに驚いても瞬きしない修行をするとか、三年くらいずっとノミを見続けるとか、師匠との激烈バトルとか、もはやギャグなのよね。でも文章が美しいからすべてのギャグが高尚さを獲得している。すげえや。
柳田国男『葬送習俗事典』河出文庫
ぼちぼち読んでいる。いろんな風習の中に「そういえば実家の葬式の時見たんあ」って行為も混ざっており、それらに名前と定義と由来がついていることを知ると楽しい。
カロリン・エムケ『なぜならそれは言葉にできるから』みすず書房
これも時間をかけてぼちぼち読んでいる。途中すぎて書けることがない。ただ「いい」としか。
最果タヒ『無人島には水と漫画とアイスクリーム』リトルモア
これも読み始めたばかりなんだけど、違国日記やブラックラグーン、映像研など普段自分が読んでいる漫画がたくさん取り上げられていたので先が楽しみ。
その他日記
三津田信三の作品をすごい勢いで読み進めているのが、最近「全部読み終わっちゃったらどうしよう……」と不安になってきた。普通に京極夏彦を読みます。あとなんか新宿にものすごく癖のあるいい本屋があったのでホクホクしている。いい本もいい本屋もうれし~。
じゃまた。
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