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「死相学探偵シリーズを読み終えたくない」20240516摂取コンテンツ日誌

毎日更新しないから日記じゃないなと思い今回から日誌にしました。死相学探偵シリーズを読み終えてから書きたいと思っていたらすごい量になりました。


映像作品「イシナガキクエを探しています」

怖いかどうかで聞かれると私はとこまで怖いとは思わない(怖さの演出はうまいと思うけど、それが私の「怖い」という感情につながるかと言うとそれはまた別の問題である)けど、先が楽しみ。金曜に最終話である第三話が放送されるとこと。テレビがなくてもテレビ放送を享受できるTverの存在のありがたさを感じます。

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

映画を自宅で見るのは集中力が持たなくて一人では達成できないので、もっぱらVtuberのメン限同時視聴のおかげで映画を見ることができている。青年期のベンジャミンバトンがめちゃくちゃイケメンで笑ってしまった。雷に打たれたおじいさんの話が好き。

映画「メメント」

クリストファーノーランの新作が封切りされたおかげでこの映画を自宅の小さいモニターではなく、映画館で見ることができたことに感謝。とても、とても面白かった。物語の時間軸を複雑にするのが好きなんだろうか、ノーランさんは。それによって難解になってとっつきにくいというか「これは一体どういうことなんだ???」と困惑する場面が何度かあったものの、映画館を出てすぐに「もう一回見たい!」と思わせてくれる構成は見事。と言うわけでもう一回見ました(今ならアマプラで無料!!!)。楽しかった。

ゲーム「世界を破壊する魔法」

これについては別途記事を書きますね。編集長(?)のOKが出たら、別のサイトに掲載される予定ですけどどうなるかわからん。世界を破壊する魔法が世界を破壊する「方法」になったところに感動した。魔法は現実じゃないけど、方法は現実なんだよね。彼女たちの行く先に、少しでも幸せがあらんことを祈ります。

紺野アキラ『クジマ歌えば家ほろろ 5巻』小学館

クジマが大好きだったので、完結してしまって寂しい気持ち。それから表紙の桜の美しさに、そう、春はこんなにも鮮やかで出会いと別れの季節だったのだと背中を叩かれた感じ。アニメになるらしいけれど、クジマはどんな声なのかしら。とても楽しみ。

荒川弘『黄泉のツガイ 7巻』スクウェア・エニックス

アサちゃんかわいい。ご両親は生きてるんだろうか、ユルはいつか封の能力を手に入れてしまうんだろうか。続きが気になる。

六内円栄『Thisコミュニケーション 最終巻』集英社

なんだか最近、好きな物語がどんどん終わりを迎えている。完結は喜ぶべきことだけれど、どうしたってさみしい。デルウハは最後まで自分のやりたいことを明確に、そのためにどんな手段もいとわず実行し、そしてきっと満足してあの最後に至ったのだろうと、それでもやっぱり物語の終わりはいつだってさみしい。

三津田信三 死相学探偵シリーズ

同作者のほかシリーズや作品に比べたらミステリーとしての強度は弱めかもしれないけれど、「角川文庫 キャラクター文芸」として紹介されうるに足るキャラクター性の強さ(魅力、とも言い換えられる)やキャッチーさ、その中でも失われないホラー描写には感服せざるを得ないというかちゃんと怖くて嬉しい! 猫の「僕にゃん」もかわいいし。先日最終巻を読み始めたはいいんだけど読み終えるのが悲しくてほかの本を読み進めている。今週末あたりに読んでしまおうか。それがいいかもしれないね。

北条民雄『いのちの初夜』青空文庫

短編だし、青空文庫で無料で読めるのでぜひ読んでほしい。「俺の人生もう終わりだよ」と思ったときに、佐柄木の言葉がきっと支えになる。

菊池暁『民俗学入門』岩波新書

タイトルの通り、民俗学の入り口としてとても良い本。巻末の参考文献だけでなく、なんと各章にブックガイドまである。つまり、この本の次に読みたい本がどんどんリストにたまっていく。最高だ! 読みます。

フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』河出文庫

この文章を日本語で読めることに感謝したい。内容は決して明るくないんだけど、とにかくすべての文が静かで、端的で、過不足なく、美しい。
詳細は本書と、皆川博子『辺境図書館』を読むように。

ひるのつき子『133㎝の景色 2巻』バンチコミックスコラル

1巻における主人公のセリフ「どうして私は私であることを謝らなくちゃいけないんだろう」を様々な視点で物語り続けている漫画。読んでいるうちに「私もつらいけれど、そんな私からうらやましく見えるあの人にもつらいことがある」と思い出させてくれる。決してみんな辛いんだから我慢しろという抑圧に与するものでなく、「そうだよね、あなたも、こんなふうにつらいんだよね」と寄り添ってくれる。これ以上にやさしい漫画を、私は知らない。

その他日記

本業と副業、二つの全く異なる仕事をしているが、同じタイミングで「あなたがそういうなら、それ相応の覚悟があってのことなのでしょう。なら、好きにやってみてください」と言われるイベントが発生し、頑張りどころだなと感じている。今までの私にとって「頑張る」とは「無理をする」の言い換えで、その結果入院になったり倒れて何日か休みをもらったりなんてことになってしまっていた。今回はなんだか私が頑張りたいと思ったことを認めてもらった気がして、無理なく頑張れそう。やる気に満ちているが、倒れない程度のやる気の仕方をようやくここ数年で身に着けたというか。まあ、頑張ってみるね。

じゃまた。

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