摂取コンテンツ日記240922


今週摂取したもの

映画「デットプール&ウルヴァリン」

ちょうど「デットプールの下品さを摂取したいな~」と先々週あたりから思っていて過去作をアマプラで見てもよかったんだけどせっかく上映中最新作があるならそれを見に行くべきだろう! ということで見に行ってきた。
半分ウルヴァリンだからそれはそうなんだけど、下品さが物足りなかったような気がする。もっとうんことかちんことかピーとかピーとかピーの話をしてほしかった。
あとちょっと話についていけなかった。マーベルオタクなら歓喜の内容だったのかもしれないけど、私は「なんかみんなヒーローらしい」「キャプテンアメリカがなんか一番(なんの?)らしい」くらいしか知らなかったのでその他のキャラはみんな誰状態だった。それでも楽しかったので、わかる人はきっともっと楽しいんだろう。

香山哲『レタイトナイト』路草コミックス

もともと電子で所有してたんだけど、近所の本屋が面陳しており、行くたび視界に入るので紙の本も欲しくなって買ったので、改めて。
二色刷りなので、kindleでは見れなかった楽しさを浴びることができてとても嬉しい。登場メンバーのうちカメの「トス」が私は今のところ一番好き。カメなのに人間と同じくらいの速度で歩けるの!?(犬くらいなんだろうか)というところとか、欲しいものを見ると口をかみ合わせて「カチカチ」と鳴らすところがとてもかわいい。一度失敗した反省を生かしてしっかり準備をして旅に出たカンカンの行く先が楽しみ。

マリム(定食みたいなもの)の組み合わせや細かい描写がとても好きだ。動物性たんぱく質が貴重なかんじとか、市場で売られている野菜を買ってきてるんだろうな~みたいな奥行きが想像できて楽しい。物語には関係のない要素かもしれないけれど、それがあるからこそ楽しい漫画。2巻も楽しみ!

吟鳥子『きみを死なせないための物語』ボニータ・コミックス(秋田書店)

ずっと気になっていた漫画。「何か完結している漫画を一気読みしたい!」と思って購入した。完結済み、全9巻(9巻はスピオンオフ的な内容なので物語は8巻で終わり)。作者がTwitterで「この漫画は私が満足できるように描きたい、途中で打ち切りにしないでほしいと言って描き始めました」みたいなことを言っていた気が……する。
何を書いてもネタバレになってしまうので「とにかく読んで!」と勧めて回りたい。感想をひとつ挙げるとするなら、様々な名言が、素晴らしい文章の引用があったけれど、それらを簡単に自分の座右の銘にせず、自分の人生は自分で決めなくちゃなあと思った。ゴーギャンの「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」を見て、「私は我々じゃなくて私だな」と思った。この辺はちょっとまだ言葉にできていない部分が多いのであとで気が向いたら詳しく書くかもしれないけれど、あえて言葉にしたくない気もする。

岩井志麻子『ぼっけぇ、きょうてぇ』角川ホラー文庫

そりゃあもう怖い怖いと伝え聞いていた。これは短編集で、実際一つ目の短編はものすごく面白かった。ちゃんと怖かったし。でも二話目の短編が何というか直球に言うと残念でその……男が素直な嫁にかいがいしく世話してもらいつつ村はずれの奔放な女と浮気して、でもこの男は肝っ玉が小さいので「嫁が怒ってる気がするよ~女って怖い!」みたいなことずっとだらだら言ってて、そのまま嫁に殺されたりするのかと思いきやだらだら「怖いよ~」のまま終わった。短編集だし当たりはずれとかあるのかもしれないけれどいまいち怖さがわからなかった。私の読み込みが足りなかったのかもしれない。そうであってほしいかも……。

東京都現代美術館 特別展「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」

よこしまな動機かもしれないが、SCP-173を見に行った。見に行ったんだけど、この彫刻以外の作品の圧が強く、前半で疲れ果ててしまった。私は基本的に美術館も博物館もあらかじめ気になっているもの2,3点以外はすべて早足でスルーするという冒涜的な鑑賞方法を採用しているが、作品一つ一つに目を奪われるので早足で駆け抜けることができなかった。全部がそう。そのうえで、数百点の展示がある。とてもじゃないが一日で見切れない情報量だった。

のでもう2,3回ほど見に行きたいです。というか見に行きます。

今週買った本(まだ読んでない)

品田 遊『納税、のち、ヘラクレスメス のべつ考える日々』朝日新聞出版

そもそもnoteも毎日読んでいるので当然買う。買ったんだけど、数か月前に紙版を予約していたことをすっかり忘れて発売日に電子版を買い、今日紙のが届いた。そういうこともある。

朝宮運河編『家が呼ぶ 物件ホラー傑作集』ちくま文庫

三津田信三の家ホラー新作が読めるかと思ってウハウハで買ったんだけど、残念ながら読んだことのあるものが選出されていた。でもそれ以外の作家さんの短編はどれも読んだことのないものだったので、とても楽しみ。ウハウハです。

アイリアアノス『ギリシア奇談集』岩波文庫

原題は「多彩な物語」.古代ローマの著述家アイリアノス(二世紀後半―三世紀)が,百花咲き乱れる牧場のように多彩絢爛な読み物を供せんと,先行群書からこれぞという話題を抜き出して編んだ一書である.古今の名士・名将の逸話をはじめ,大食漢や大酒呑み,愚物,悪人の話に,各地の珍談・奇談など,四六○余話を収めた話の泉.

https://iwanami.co.jp/book/b247129.html(岩波公式HP)より

こういうしょーもない小さい話を集めた本が大好きなので買った。

アダニーヤ・シブリー『とるに足りない細部』河出書房新社

黄色い表紙は内容が重いシリーズ。今週中に読みたい。

京極夏彦『百鬼夜行シリーズ9冊合本版』講談社

18000円の電子書籍がポイント還元で実質9000円になっていたので思い切って買った。買ってしまった……二日前に「もう来月まで本は買わないぞ!」と決意したはずだったのに昨日買っていた。しかもこの本の悪いところはノンストップで延々と百鬼夜行シリーズを読めるところ。当然ものすごい分量なので読んでも読んでも終わらず、でもずっとめちゃくちゃ面白いので寝る前に読み始めると寝るタイミングを逃して睡眠がおしまいになる。でもそれくらい面白いってことだ。

その他気になっているコンテンツ

映画「ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!」

続編の制作が決定したらしい。「後悔するなら、クソを漏らせ!」ってキャッチコピーがよい。絶対に面白い。「終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル」もよい。意味のわかる単語と意味のわからない単語を交互に並べてさも全部意味の通る言葉みたいな顔しないでほしい。これも今週中に見たい。

課題図書 エドマンド・バーク『崇高と美の観念の起源』みすず書房

誕生日にいただいておいて積んでいた本。東京都現代美術館の展示をもう一回見に行く前に読んでください。

その他日記

先週に引き続き喉がかすかすで話すと席が出る日が続いている。咳以外は全く問題がない体調なので困ったもんだ。苦しいほどでもない咳のために病院行くのも面倒だし……でも会社行って人と話すときなんかはばかられるし……めんどくさい! 龍角散のおかげでまあまあ良くなったけど根本的な解決ではないし。なあいいかあ~~~ダメかな~~~。

来週の金曜はスタバレのコンサートに行くので、来週はその感想を書くと思います。最近スタバレを起動していないのでついていけるか心配。どうなることやら。でもきっと楽しめると思う。スタバレ好きの友達に久しぶりに会えるのも楽しみ。

ほいじゃまた来週!

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