「消費するだけじゃ何も身につかない」230914摂取コンテンツ日記
プロジェクトセカイカラフルステージ内イベントストーリー「空白のキャンバスに描く私は」
プロセカは「コンテンツを公開すること」にこだわりがあるというというか……ゲームを遊んでいなくても「プロセカ」というものを知ることができるように本当に多くのコンテンツをゲーム外にちりばめているように思う。ボーカロイドを使用した楽曲という「無料で閲覧できる場所に無数の人が作品を投げかけることで大きくなっていったもの」を扱っているのだから当然かもしれないが、当然とはいえそれをできるのがすごい。
「空白のキャンバスに描く私は」はプロセカ内に登場する東雲絵名(しののめえな)さんを主人公として取り上げたストーリーで、彼女はストーリーの内容が重いことで有名な「25時、ナイトコードで。」というグループに属している。というわけでこのストーリーもまあ、重い。私はあまりこういった経験をしたことがないからわからないのだけど、創作することを志して、一度折れた経験のある人間が読んだら刺さるものがありすぎて寝込んでしまうのではないかと心配になる。もう一度立ち上がった時に「逃げていた時間で周囲が力をつけていることに打ちのめされるシーン」が秀逸だった。逃げてもいいよって言うけど、逃げた分得られないものはあるんだよね(逆もしかり)。
このストーリーと共に発表された楽曲「ノマド」もとてもよくて、物語と音楽をいっぺんに味わうことができるのでやっぱりプロセカはよい。
絵名ちゃんのストーリーはそんなに刺さらないというか仕事の片手間に聞けるる程度であるのに対して朝比奈まふゆという束縛レベル天元突破ママを持つキャラクターのストーリーは私の心臓をものすごい勢いで引きちぎってくるので、読むと普通に調子が悪くなる。「朝比奈ママ、実は本当のママじゃない説」があって、その理由が「だって母親はこんなことしない」なのを見てめちゃくちゃ笑った。世界は広いし、本当にいろんな人がいて、みんなそれぞれに可能な限り苦しみ少なく、幸せ多く、生きて行ってくれたらいいと思う。
トマトスープ『天幕のジャードゥーガル』秋田書店
今までコンテンツのリンクとしてAmazonのURLを貼っていたんだけど、できれば公式HPのURLを載せたいなと反省した(ここからであっても熱帯にも熱帯以外にもすぐ飛べるしね)。
今日3巻が発売されたらしく、少しTwitterで見かけたので気になって1,2巻を購入した。これを書いている段階では2巻を読み終えたところで、3巻を買いはしたものの、1,2巻をもう10周くらいしてから読むべきなんじゃないか、モンゴルの歴史を勉強してから読みたいだとか思う。勉強したいと思わせる創作物は、ほとんどが素晴らしいものであると、私は思っている。
この漫画は……私は不勉強すぎてちゃんと説明できない。公式HPの説明を引用する。
一言でいえば「知は力なり」を描いた漫画、と言うことになるかもしれない。読みながら『乙嫁語り』を思い出した。あれは19世紀中央アジアだけど、文化や服、装飾物に見覚えがある。
この漫画についてうまく感想が書けないのがもどかしいが、何だろうね、何だろう。勉強はしておくべきとか、知識は身を助けるとか、そうじゃなくて。そういった部分もとても重要なんだけど、私はそれよりも「憎い、憎むべき相手のことをなんだか許しそうになってしまうことはない?」という主人公と王妃様のやり取りが印象に残った。時間薬、なんて言われることもあるけれど、人間どんなにつらい思いをしても、時間とともに当時の感情も記憶も薄れていってしまうのよね。それは「新しい生活に適応する」という点ではとても正しいし、生きていくためにはそうするべ気なんだけど、「だからこそ死ぬまで許さず憎み続ける」というとてつもなくつらい道をこれからこの主人公たちは歩んでいくんだなあと思って少し寂しい心強さを感じた。
原動力は憎しみ、目的は復讐、武器は知恵。そんな主人公がこれからどうやって生きていくのか目が離せない。
biohazard
ゲーム! バイオハザードやったことないなと思って割引中に一作目のリメイクを買って放置していた。のを、起動した。遊び始めて20分で3Dに酔ってトイレに駆け込む羽目になった。やっぱ3Dのゲーム苦手だあ~~~。
というわけで全然できていない。クリアできる日なんて来る気がしない。
その他日記
薬の過剰服薬防止のために訪問看護で来てくださっている方に手持ちの薬を預けて、少し楽になった。薬局では風邪薬に「おひとり1瓶まで、それ以上購入の場合は理由を伺います」と札がついていて、おお、OD予防だ、ご迷惑をおかけしますなどと思った。
これからも毎日好き放題コンテンツを楽しむためにも、まずは生きていなくちゃ始まらない。今日も頭痛と不眠と悪夢と希死念慮と仕事との折り合いをつけるために大変な一日だったけど、面白い漫画に出会えたので生きててよかったと思う。アイコン幽霊だけど。まあ、まあ。
ほいじゃまた。
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