IPVS 未来 結果報告

人名はキャラクター名も含め敬称略とする。2023年2月18日に開催されたIDOLYPRIDE  VENUS STAGE 未来 についての報告である。

1. 予想は?

ここの記事でいくつか予想したのだが、その答え合わせからしよう。
(1) サニーピース、新曲やるんじゃないか
→× (上位互換が発生)
(2) LizNoir登場(4人編成ではない)
→○ 昼の部のシークレット。葵は捻挫ではなく別件の仕事があった体で3人編成でした。
(3) IIIX登場
→○ 夜の部のシークレット。残念ながら(?)MCありましたね。りえしょんはいい意味でりえしょんでした。でもカッコよかった。
(4) Song for you 星見プロ(10人)バージョン
→× (上位互換が発生)
(5-1) ココロdistance
→◎ まさか昼夜ともにやるとは
(5-2) クロッカスの扉
→× 時期的には今の時期がクロッカスの開花時期なんですがねぇ…。
(5-3) つながる心Binary
→◎ まさか昼夜ともにやるとは 最後のお辞儀と手つなぎがまんまで尊い
(5-4) シャッフルユニットの曲も解禁
→ △ まさか「パジャマパーティー」までもが来るとはねぇ。

正直、星見プロ10人による新曲「Gemstones」がくるとは思ってもみなかった。

作詞:PA-NON、作曲:さかいゆう、編曲:谷口尚久、である新曲なのだが、作詞作曲を見て「Song for you」じゃないかと思ったら、この曲の作家陣は作詞:PA-NON、作曲・編曲:さかいゆう、でしたね。そういうことから察するに「Song for  you」と「Gemstones」とは深い関係がありそうだ。
この「Song for you」に対する、アニメでの返歌が、12話(最終話)EDにもなった「Pray for you」(作詞:利根川貴之、作曲・編曲:北川勝利)。時が経ち、不運にも長瀬麻奈を演じる神田沙也加が亡くなるという事態まで経た今、あれから大きく成長した自分たち10人が現状報告がてら麻奈たちを思う「鎮魂歌」なのかもしれない。正直頭が真っ白で記憶が吹き飛んでるが、配置もセンターがさくらと琴乃で変わらないが、琴乃の横に遙子というのが目新しく感じられた。隊列に関しては誰かがまとめてくれると信じて待とう。CDが出るそうだが、待ちきれない。曲を聴き込んでから見るライブはまた違った光景が見れそうなので、再披露も期待したい。

2. 当日の感想

現地には10時30分ごろ到着。物販開始が10時なので、開始して少し経ったところか。物販は海側の入り口から入る形式だが、販売スタッフが多かったせいか、事前物販で購入できた人が多かったからか、スムーズに進んだ。以前の「奇跡」では考えられない状況である(「約束」はチケット取れなかったので、会場の雰囲気がわからない)。トレーディングひっきりなしのランダム衣装チャームの個数限定がなかったのにはびっくり。Twitterを見る限り、人気がバラけていたように感じる。物販購入後、開場まで待っている間にすることが正直(こはちゃん関係で1個あったが)ほとんどなかった。誰かと会うわけでもなく。Twitterのタイムライン見たり、ゲームアイプラで遊んでいたり。

入場時にグッズ付きチケットの特典である「卓上カレンダー」をもらったが、これには、各キャラクターの誕生日が記されているのと同時に、LizNoir、TRINITYAiLE、長瀬麻奈、サニーピース、月のテンペストのデビュー日が書かれている。これはちょうど実際に1stシングルが2021年に発売された日付と同じである。当時は星見プロのから6週連続でリリースだったように感じる。したがって、シングルを現実世界で出していないIIIXのデビュー日は書かれていない。今からでも出そう(新曲に期待)。
ちなみに自分の座席は昼の部がA23列の右寄りの席、夜の部がB38列の左寄りであった。

昼の部は、まさかの月ストの「裏と表」からのスタートで会場のボルテージを急上昇させてスタート。声出し解禁だけあって、マネージャーたるライブに来た人のコールも熱くなり、ステージにいる月ストの5人も笑みが浮かぶ場面もあった。月ストが自分に正直になって生まれ変わる「再生」の曲だろうか。その次は「クリスマスには君と」で月ストのファンが回収したかった曲はほぼやったのでは感がある。クリスマスソングというと12月の曲で2月にやるものではないのだが、琴乃生誕祭の曲でもあるし、中の人の橘美來も2週間後に誕生日を迎えるということもあり、時季外れということは決してない。MCではコール&レスポンス初心者の5人の練習も兼ねて(?)「1階席ー」「2階席ー」「3階席ー」「パシフィコ横浜ー」ってやってた。「Daytime Moon」で月ストの番は最後。最後の方でステージを駆け巡る人の可愛いこと。3曲だけで寂しいが、月ストの世界観を示すには十分だっただろうか。
月ストが来たから次はサニピだろ、と思ったら寸劇。月ストのパフォーマンスが終わった後の芽衣と怜のやりとり。曲名忘れるボケはイベントストーリーでもあったような。そう、MACARON DONUTS(怜×芽衣)の「ココロ Distance」が満を持しての初披露。可愛いしかっこいいし、息があってる。バックスクリーンに映る映像も込みてアイプラのゲームのライブ映像と同じだった。一応自分の正義として、ペンライト2本は2人の並ぶ順に持っていたのだが、結構かっこよく位置反転していた。余韻に浸ることも許されず、間髪入れずに今度は白石SISTERS(沙季×千紗)の「つながる心Binary」が始まる。ペンライトの色を変えるの大変だわ(水色と赤からエメラルドグリーンと薄ピンク)。こちらも息があってるし、可愛い。ふと思ったが沙季の中の人である宮沢小春、千紗の中の人である高尾奏音はどちらもお淑やかなお嬢様な感じ(実際がどうかはさておき)であって、大学にも通う(ってた)ということもあって類似点が多いこと。曲の締めのお辞儀と手をつないでの退場の仕方がアイプラのゲームと同じだし、完全に沙季と千紗の姉妹がステージにいた。正直、この2つのシャッフルユニット(デュエット)はさらに新曲を出してほしいよね。
この次がサニピだが、寸劇として「川咲さくら、完全復活!」なるお話。アイプラの各アイドルは各自悩みを抱えてそれを打破しながら成長する物語。それをわからせしめたうえでの「SUNNY PEACE for You and Me!」。コールの圧がすごいこと凄いこと。「とまれ!」「You and me!」ステージに立つ人も嬉しそう。そこから「SUNNY PEACE HARMONY」という原点にたどり着く。クラップにコールにペンライトで忙しい。やりきってからのMC。雫はアイドルオタクだからということで、ここでコールアンドレスポンスでご満悦。千紗というか高尾奏音はダジャレを一発。コール曲が沢山あって盛り上がることこの上ないサニピの曲だが、最後に持ってきたのは「全力絶対カウントダウン」で、好きメーターが振り切れるカウントダウン発動だった。盛り上がりすぎて脳内が森になっていた。

ここでさらに寸劇。LizNoirについて葵が別の仕事がある中、3人でシークレットで登場してびっくりさせようというお話。ステージの袖でそんな会話してたらバレる。というかリズノワが来るのは想定されているのだから、個人的には「ちゃんと来てくれた、うれしい」という感覚が強い。でもステージは最高に盛り上げてくれた。1人欠けている編成での披露は初めてなわけだが、アイプラのイベントストーリーでも莉央のいない3人編成でしのぐという場面があった。そのイベントストーリーが公開されたときの新曲が「最高優美ロンリネス」。3人ということでセンターの莉央の格好良さが際立つこと。それに彩をつける愛とこころ。歌い上げたのち、MCへ。どう転んでもこの3人というかスフィアの面々はトークが時間泥棒になるので、巻き進行に。自己紹介のとき、前回はダメダメだった愛ちゃんを応援するのがちゃんと水色のペンライト。緑一色じゃなくてよかった。でもカメラは追いきれていない。くだけてリラックスできたMCのあとは「Shock out, Dance!!」で格好良く締める。リズノワというかスフィアの魅力はこのオンオフの大差なんだろうなぁ。安心できるギャップ萌えがリズノワだしスフィアなのである。
リズノワのステージの後、寸劇が入る。控室に戻ったこころはちびっこパジャマパーティーする面々とやりとり。こころが前日すやすや眠る間に他の4人がやってたのがババ抜き(ここで「莉央さん抜き?」と言わなかったのはこころのイタズラは本心ではない、素が出ていたからなのか)。雫は強い(ポーカーフェイス)。すずは弱い(すぐ顔に出る)。さとみさんに声を掛けられステージで歌うのは、ぱじゃパで「パジャマパーティー」。センターはすみれ。パジャマ(ジェラピケ?)を着て癒し音楽を奏でる。退場するとき「おやすみ~」なのは確かに合ってるのだがw
そんな夢現な中に登場するのは、新たな装いを纏った琴乃。ソロステージである。「未来模様」は琴乃がアイドルを志した過去から、NEXT VENUS グランプリの優勝を経た今、感謝と未来志向を届ける曲で、こちらの心が温まる。琴乃は強くなった。

トリはトリエルのトリ、ということでトリエルが「les plumes」で登場。2週間前は別の(いや、本体)ユニットのライブやってたのにね。MCでは先述の残念なダジャレがあったり(すみれこと夏川椎菜の「事前にいってよーw」)、優が瑠依の衣装を手直し(肩の布の位置調整)するなど、ほんわかトリエル空間になっていた。時期的にはバレンタインデー直後ということであり、最近イベントで追加された「チョコラブキッス」の披露が期待されてたが、大人の事情でなしということで「えーー」のブーイング。ブーイングが出せるのも声出しできるようになったメリットですね。その代わりということではないが、こちらも披露が期待されていた「Magical Melody」を歌う。初音ミクはいないが、3人が歌い上げる姿に初音ミクの歌声がなぜか空耳で聞こえる。緑色の色質が微妙に違うが、ミクと優はカラーが緑なので、瑠依の白、すみれの黄色と合わせて振ってました。もう完全にネギ。
アンコールのコールも声出し可になった。でも体感、拍手と拮抗していたかな。そこで始まる寸劇。過去を懐かしむ話や姉妹の映画を見た感想やらの会話があって「ん?」となり、想い出振り返り、久々に10人の曲歌おうとなり、ライブ終わった後はカレーで打ち上げ、に対し、琴乃の「カツカレーがいいです」さくら「私も賛成」なやり取りを踏まえて、最後に
「」聞いたことのない出だしで始まったのが新曲の「Gemstones」。新曲なのにわあーっと盛り上がらなかったのは、その曲感。しみじみと聞きほれていました。10人がフェアウェルマイラブリー衣装で並ぶと、タイトルのように輝く宝石のように見える。歌い上げると、新曲が5月に発売されることが知らされ、そのまま域につく間もないまま最後の曲「Pray for you」へ。お気づきだとは思うが、「IDOLY PRIDE」「サヨナラから始まる物語」「Fight oh! MIRAI oh!」などという明るく盛り上がる曲がセットリストに入っていない。これはある意味星見プロの未来に向けたものだろうか。

それにしても2時間あっという間だったが、もっと欲しいのが正直なところである。終演後、次回のライブの開催が発表された。

7月15日(土曜)7月16日(日曜)の開催ということで、今回以上に時間や曲数が増えることが楽しみである。参加ユニット数はどうなることやら。会場は幕張メッセイベントホール。タイトルがまだ出ていないので、「未来」の先がどうなるのか楽しみにしよう。

今度は夜の部である。おおむね昼と構成は同じだが、大きく変化した部分をまとめていこう。月ストは昼の部を経てコールアンドレスポンスの感覚がつかめたのか、芽衣による「芽衣だよー」の「だよー」で遊び、すずによる「ですわ」で遊んだ。「給料日ですわ」のときが一番声がでかかったのは、ダイヤが欲しいから。あと2月は基本給が少ないので。
サニピが終わって次が何来るのかと思ったら、突如始まるスリクスの「Top of the Tops」で会場が真っ黄色で割れんばかりの歓声。シークレットで来るだろうと思われていたのが昼の部に来ず夜の部に来やがったもんだから、これまでのうっぷんを晴らすかのごとく盛り上がる。スリクスが衣装を着て登場するのは初だし、miho役として村川梨衣が登場するのも初だったはず。様になっているよねぇ。キレッキレのダンスに歌だもん。MCに突入し、まさかの「回ってー」発動。戸惑う3人。でもこういう時kanaが率先してやるのね。右サイドにkanaがいったので、左サイドにfran。それにしても髪が輝いてた。真ん中に取り残されたりえしょんはmihoだけどりえしょんだった。でも何とか抑えて面白味を控えてたのは頑張った。MCでギャップ見せつけた後は「Bang Bang」で格好良く締める。さすがに隊列はアイプラゲーム内のライブとは違った感じだったかと。いちおうIIIXは舞台に応じて編成をいじるグループなので。

それを受けてのぱじゃパの寸劇パート。千紗というか高尾奏音がダジャレ芸人ではなく声優をやってることを見せつける、スリクスのモノマネはさすが。すずにゃんはおねむの様子。寝る子は育つ…はず。こころがユニットカラーピンクがいいというのに対して嫌ですわのすずにゃん。確かにピンクがこころのカラーとするなら抵抗するだろうが、麻奈のカラーと言いくるめられてたらどうなってたことだろう。こころはイタズラなことを言うと認識している人が多いと感じるが、ぱじゃパではそこまでイタズラぶっていないのは注意してほしい。
ぱじゃパのあとは昼の部が琴乃ソロであったのに対し、夜の部はさくらソロ。「もういいよ」は圧巻のステージ。衣装も新しいものをお召しになっている。さくらが「麻奈再来のさくら」から脱皮して「ありのままのさくら」自身として突き進む、その背中を押す曲に皆が息をのんでステージを凝視したのは間違いない。可愛いツインテールも歌のうまさも相まって、ステージにさくらが立っていた。
菅野真衣は天才!
菅野真衣は天才!天才! (本人が喜ぶので繰り返した)
菅野真衣がソロアーティストデビューした暁にはみんなで応援しよう!

トリのトリエルは、すみれが参加するぱじゃパに関して。衣装が暑い(もこもこだからしゃーない)、トリエルは鍋パーティーやるから鍋パの曲が欲しい(私個人としては冬に暖まれる曲にしてほしいのでぜひ作ってほしい)など。好きな具材を持ち込んで鍋パーティーしようというけど、闇鍋臭しかしないので却下。瑠依とかグミ用意しそうだもん。せめて鍋に入れて大丈夫なコラーゲン分を用意して。優ちゃんは瑠依ちゃんの残り湯で鍋にしないこと(流石にしないか)。
夜の部は昼の部と異なりステージが見づらいこともあってパフォーマンスがちゃんと見れなかった。映像化してほしいなぁ。
終演後にゲーム2周年の記念ソングの作成が発表された。「それを人は“青春”と呼んだ」の各ユニットのリーダーによる曲と同じく、今度はスリクスのfranを追加した5人の曲となる。奇数ということは、披露するとしたらセンターは誰になるのか気になるところだが、まだ曲名や製作陣が明かされてない状態なので、首を長くして待つほかない。

全体を通して気になったこととして、一部キャストのマイクの調子が悪いのか、システム上の限界なのか不明だが、声がとんでいる場面があった。あとは細々したところに「珍獣出てけ」なことはあったが、あっという間に終わってしまったライブであった。
帰りはやはりカツカレーを食べたくなるのが、このライブ帰りのマネージャーの総意だろう。最近高くなったと言われるCoCo壱番屋でトンカツカレーを食べた。あれ、量が多い?ノーマルのはずだが。酒も引っかけたかったが、時間もなかったのでおあずけ。
ライブはとても充実はしていたが、あっという間に終わってしまって、物足りなさを感じてしまうのはわがままなんだろうかね。

最後に、「遙子可愛いよ遙子」。

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