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【レギュレーションHシーズン22 最終レート1906(185位)】カメックスを使いたい!【てるチャレチーム戦#8使用構築】

サムネはランクバトルで使ってたものです。

てるチャレチーム戦.ver

はじめに

さとちんです。今回はレギュレーションHシーズン22及びてるチャレチーム戦#8で使用したカメックス構築を紹介します。正真正銘カメックスから組み始めたカメックスが軸の構築となっていますので是非ご覧ください!

カメックスというポケモン

 カメックスを見てどのような印象をお持ちでしょうか。からをやぶるやしおふきが多少有名かと思いますのでほとんどの人はそっちを思い浮かべるかもしれません。しかし、種族値を見てもらうとお分かりのように、そんな攻撃的な構成には不向きです。

はっきり言って弱い、、、

からをやぶるに至っては高めの耐久を削ってパッとしないACSを上げるというチグハグもいいところです。以前の世代であればメガシンカやキョダイマックスのおかげでアタッカーを務めることもできましたが、SVでは能力を底上げしてくれるシステムはもう存在しません。
 耐久に関しては平均よりも高く、レギュレーションHにおいてはだいたいの攻撃を1発ないしは2発耐える耐久をしています。ワンパンできるのはゴリランダーのフィールドウッドハンマーとブリジュラスのエレクトロビームくらいです。
 技はどうでしょうか。種族値とは裏腹に技範囲は広く、ついついアタッカーにしたくもなりますが、実は補助技に関してもかなり豊富です。今回着目したのは、ねこだまし、あくび、てだすけ、こごえるかぜです。ねこだまし、てだすけ、こごえるかぜで隣のポケモンの攻撃を補助しつつ、あくび、こごえるかぜで盤面操作、展開の邪魔を行うことで後続のサポートも行うことができます。
レギュHでは都合のいいことに、火力とSラインが下がったおかげで、カメックスのこごえるかぜの刺さりがかなりよくなりました。最速にすることでSを甘えているブリジュラスやカイリューなどの上を取れるほか、最速ドラパルト以外のほとんどの高速ポケモンの上を取れるようになりつつ、必要な耐久は確保できているという環境になりました。
 今回はカメックスの耐久と補助技に着目し、レギュH特有の素早さラインを加味して構築を組んでいきました。

構築経緯

 上記の流れでカメックスからスタート。
 カメックスといっしょに先発に出すポケモンを決めます。隣に求めるアタッカー性能として、カメがサポ特化なのでパワーと汎用性重視で技範囲の広さ、先制技、範囲技を兼ね備えているポケモンがほしいです。特に前2つはほしいです。これらの要素を高水準で満たすポケモンとしてはアカツキガチグマしかいなかったので採用。
 次に後発アタッカーですが、カメのあくびを活かすということを考えたとき、多少の積み要素があればいいと思いました。また、がっつり起点を作るわけではないので、1回積めば十分に制圧力を発揮できるのが望ましいです。したがってSの上がる積み技か、強力な先制技持ちになります。今回はちょうのまいが使えるウルガモスを採用することにしました。
 他のアタッカーには瞬間火力の出せるポケモンがほしいです。ということで、先発適正もありタスキで切り返しもできるマスカーニャ、持続性のある特殊打点として珠サザンドラを採用しました。
 最後に、イエッサン入りのガチトリルと寿司に負けるのが気に入らなかったため、アイススピナーとくろいきりでどちらにも対抗できるカイリューを採用しました。

個体紹介

さいきょう

配分意図
S調整しようかなと思ったけど激戦区だったのでぶっぱ
耐久の目安

特化ブリジュラスのエレクトロビームがソクノ込みで61.2%~72.5%
臆病ガチグマの珠ブラッドムーンが82.2%~98.3%
陽気ガブリアスの珠ダブルダメじしんが44.5%~53.2%
特化カイリューのスケショが5発で最大80.6%(1発16.1%)

 てるチャレではてだすけをくろいきりに変更しています。
 持ち物はソクノの実。カメを的としか思っていないブリジュラスがうきうきでエレクトロビームを撃ってきますが、これのおかげでわりと余裕をもって耐えつつあくびを入れることでニチャることができます。
ほぼ初見殺しですが、よく活躍してくれました。ねこだましを警戒されることはあっても、あくびは全く警戒されず、最速こごえるかぜもケアされないため、盤面をめちゃくちゃ荒らしてくれました。
 ただ、少しの扱いにくさもあり、状況によってどの技を選ぶかには練度が必要と感じます。こごかぜで後続につなぐか、あくびで流すか、てだすけで倒しにいくか、ねこだましを温存するか、などといった選択であとの状況が変わるので、展開を見極めるプレイングが求められることがあります。

たよれるあいぼう

配分意図
特化バシャーモのインファイトを93.8%で耐え
S1段階ダウンの準速ペリッパー+1
耐久の目安
特化ブリジュラスの+1りゅうせいぐんが78.2%〜92.7%
特化サーフゴーのメガネ鋼テラゴールドラッシュがダブルダメで75.3%〜88.8%

 カメの技全てと相性がいい最高のアタッカー。Sが遅いのだけが欠点ですが、代わりに何をくらってもだいたい耐える行動保証があるのがよかったです。
 素早さはこごかぜ一回で準速ペリを抜けるまで振っています。
 どうしてもオオニューラがきつかったのでテラスを毒にしています。チョッキ型は耐性テラスで行動回数を増やせるほうが強いです。足りない火力はカメのてだすけでカバーできますし、あくびの交代先にブラムを打ち込んだり、ねこだましで相手1体を止めてガチグマの行動を稼げるなど、本当にカメックスとシナジーがありました。

あわてんぼう

配分意図
特化カイリューのスケショ5回耐え
準速サーフゴー+1
火力の目安
フェアリーテラバーストが無振りカイリューに83.8%〜100.5%

 テラスタイプを決める際、ガオガエンに打点がほしい、雨下のブリジュラスに打点がほしい、ドドゲザンとふいうち択をしたくないということなどからフェアリーを選択しました。結果的にスケイルショットを拒否しつつドラゴンに打点も持てるため正解でした。ちょうまいでDも上がるため、ラスターカノンやゴールドラッシュをくらってもある程度被害が抑えられるのが強かったです。
 配分ですが、ちょうまい前提にしたくなかったのである程度Cは確保したく、テラスを切らない選択肢も取れるよう耐久と火力のバランスを取りました。ブリジュラスとめちゃくちゃ同速なのでもう少しS上げてもいいと思います。

リコのニャオハ

配分意図
ASぶっぱ

 必中確定急所、道具をはたく、高威力先制技と優秀なタスキアタッカーです。ふいうちのリーチを伸ばしたりしんりょくが発動した際に超火力になるようステラです。レギュAのときと比べて使用率が落ちており、へんげんじさいのこだわり型が多いためか、タスキであったりふいうち、まもるがあまり警戒されませんでした。なにをくらってもだいたいしんりょく圏内に入るのが強くて弱いところです。

配分意図
準速ガブ+1

 ボックスにいたのをそのまま使ってたので普通にCSでいいかもしれません。ハバカミやライコみたいなすぐに火力の出せる特殊高打点がほしかったのでサザンドラを採用しました。技はまもれる型としては一般的な4つ。テラスに関してはガチグマ意識ですが、格闘の一貫が切れていないので毒とかでもよかったかもしれません。

配分意図
[ランク]
特になし。火力はぶっぱで耐久を上げつつSも少し確保
飛行テラス
[てるチャレ]
ASぶっぱ
ノーマルテラス

 この構築の歪みを詰め込まれた枠。耐寿司は単純にくろいきりを決めるだけ。マスカーニャを見て草テラスしてきた際は飛行テラスで切り返す。耐ガチトリルではアイススピナーでフィールドを剥がし、マルスケでターンを稼ぎつつしんそくで削る。
 てるチャレではアイススピナーを残してダイススケショにしたのですが、そもそもイエッサンは数が少ないのでもう切ってしまうほうがよかったです。鋼に打点がないのが弱すぎました。
 汎用性がない型でしたが、ランクではガチトリルに対して不快な負けを減らしてはくれていたのでよかったです。

選出と立ち回り

先発:カメックス ガチグマorマスカーニャ
後発:相手に応じて刺さっているポケモン

だいたい8割以上はカメクマで出します。カメックスで隣をサポートしながら殴っていきます。ウルガモスを選出している際はあくびでちょうのまいの起点を作れるかを意識します。ガチグマで頭数を減らすのを狙いつつ、どのようにして有利な状況で攻撃を通していけるかを意識していました。
対おいかぜ構築では、優先的においかぜ役を処理したいところです。初手のカメクマを見てすぐにははってこない場合もあるので、おいかぜ役を落とすとこごかぜがかなり通しやすくなります。
カメックスの項でも触れましたが、カメの技選択によっては後続の負担が変わってくるため、少々難しい場面があります。特にあくびは経験が必要かと思います。眠り覚悟で突っ込んでくるか、どこまであくびループを続けるか、などを相手のクセや構築、そのときの状況、場合によってはレート帯などで判断しなければいけないときがたまに出てくるかと思います。

対イエッサンガチトリル
先発:マスカーニャ カイリュー
後発:サザンドラ ウルガモスorガチグマ

初手アイススピナーとトリックフラワーをイエッサンに集中します。しんそく圏内に入るので、2ターン目にしんそくでイエッサンを倒しつつマスカーニャで隣を攻撃。3ターン目からはターンを稼ぎつつカイリューは雑にしんそくで削っていきます。最終的にトリルを枯らして上から殴る状況を作ります。

そこそこ漏れがありますが選出の参考として。

反省点

オオニューラに対して薄い
ポリゴン2への打点がない
カイリューの型が汎用性に乏しい
サザンドラの役割が曖昧で、選出率の割に勝率がよくない

おわりに

 最高は1950くらいまでいき、終盤に差し掛かるくらいまでは戦えていたのですが、最終盤の環境の変化に対応できず、1900前後を彷徨って終わりました。また、てるチャレにおいてもBo3には不向きなこともあり(戦術の幅が狭い、所詮はカメックスの一発芸)、パッとしない結果で悔しさが残ります。
しかし、SVにおいては1番カメックスが活躍してくれたので、そこに関してはとても満足です。
レギュFのときからカメックスとガチグマの考察はしていたのですが、レギュレーションが変わってやっと日の目を浴びることができた感じです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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