子どもに本を読ませたいなら、こんな必殺技がある
本についての講座をしていると、「ウチの子、本にまったく興味がなくて」と嘆く親の声を聞くことが多い。
強引に好きでもないものに興味を持たせるのは、親と言えども、なかなかの至難わざだ。
でも、意外に簡単なことで、興味を持ってくれる場合もある。
▶笑われてしまうほど、カンタンな方法
これを話すと、たいていの人は笑うのだけれど、かなり勝率はいいと思っている。
名付けて、「片づけない方式」。
やり方は、こうだ。
「この本いいな、できれば読んで欲しいな」と思った本を、ソファがあればソファの「子どもがいつも座るあたり」に放置してみる。
ソファがなければ、食卓でもいい。子どもがそばを通ると本に触れて落ちてしまいそうなところに、わざと食卓からはみ出すように放置する。
これだけです。
①子どもがリビングに来ると、いやでも本を目にする。
②「なにこれ?じゃまだな」と手に取る。
③「ん?」と表紙を見たりする。
④ペラペラめくって、楽しそうな絵を眺める。
➄「へええ」と、いつの間にか、読んでいる。
百発百中うまくは行かないかもしれないが、思ったよりも成功することが多い。
講座の受講者に話すと、「ハハハ、大久保さん、そんなことでうまく行くわけないでしょう」と笑って帰ったのに、「すごいです、5歳の息子がハマって読んでます」と連絡がきたりする。
我が家でも子どもに試して、何度も成功している技だ。子ども本人には、仕掛けられたとわからないところも良い点だと思っている。
▶押しつけられたものは、自分ごとにはならない
親好みの本を押し売りしたり、本の素晴らしさを力説するよりも、なんとなく目につくところに置いて、子どもに拾わせるだけの「片づけない方式」。
キレイ好きな人にはやや辛い方法かもしれないが、ずぼら親にはこれ以上ない簡単な方法。試してみて損はない。
「他にも方法はないのですか?」「うちの子にはどんな本を置いたらいいの」そう思った方は、「ほんとうの本好きの子を育てる講座」にお越しください。王道だけでなく、さまざまな角度から、本への興味をお伝えしていきます。
無料メルマガで講座のご案内をしています。
梅雨の時期だけ、限定公開。一日一冊「雨の絵本」を紹介します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?