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「喋る」がすべてを面白くする。

楽しい!の裏にあるものは

たのし~!
知らない世界に触れられて、楽しかった~!

これは「トコさんの絵本講座#28 おもしろ図鑑大集合」を
終えての第一声です。

楽しかったことが伝わってきて
主催者として、ホッとする瞬間です。

これだけを読むと、
提供された情報に満足している笑顔が
想像されると思います。

でも、本当の講座の面白さは
そこだけに留まらないと、
何百回も講座をしてきた
わたしは知っています。

その裏に大事なものがないと
こんなに楽しいと感じる講座にはなりません。

おもしろ図鑑とは?

毎月開催の絵本講座には
図鑑の講座も含まれます。

今回の「おもしろ図鑑大集合」講座は
普通の「植物」「動物」といった大型図鑑以外の
(それだけの講座も開催済み)

独自のユニークな切り口の図鑑を
集めた講座です。

でも、講師が参加者に一方的に
情報を流すだけの講座には
していません。

参加者が思ったこと感じたことを
口にしてもらうのはもちろん、

自分のフィールドでの体験を
分かち合う
ことで
講座の意味はぐんと深まっていきます。

ひとつの図鑑を囲んで広がる世界

具体的に言いましょう。

『玉の図鑑』は玉状のものばかりを
紹介している図鑑です。

地球から、ボールベーンの先、ダンゴムシまで
人工物も自然物も区別なく集めてあります。

個人的にとても惹かれた図鑑で、
ひとつの切り口で徹底して深堀するスタイルを
どうしても参加者に知らせたいと思った一冊です。

ある参加者が
「実は、玉の形にものすごく興味のある子がいるんです。
すごくこだわりがあるみたいで。
いますぐ、その子にこの本を見せてあげたい」

子どもと接する立場から言いました。

わたしも
「卵も、縦長と球状のがあって
それはこんな違いがあるらしいんですよ。
それは・・・」

以前聞いた話を加えました。

「それに、球はあらゆる立体の中で
表面積が一番少ないから
身を守るのに最適な形なんです」

理系の方からの情報も加わりました。

参加者さんも、わたしも、
「おーーーーーー!玉、深い!」

一冊の図鑑を囲んで会話がはずみ、
子どもたちへの視線も自然界へも
視野がぐわっと一気に広がりました。


喋ると面白さは倍増する

これがまさに、講座の面白さです。

本の講座と言えど、
どれだけ参加者さんが楽しく自由に話せるか。
面白い講座になるかどうかは、その一点にかかっています。

知識量だけでも、経験の多さだけでも
面白い講座には足りないわけです。

参加者がどれだけ喋ってくれるかに
かかっているんですね。

もちろん、講義を拝聴する形式で
知識をいただく講座もあるとは思います。
その面白さはある。

でも、そこから広がって分かち合う面白さは
「喋る」からこそ、生まれるものです。

その意味でも、
いつも講座を助けてくれている参加者のみなさんには
感謝しかありません。

御礼の気持ちを込めて
この記事を書いてます。

喋れる分かち合える講座に興味ある方
お待ちしていますね。


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