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2018/8/25の備忘録
今日は前売り券を買っていた山種美術館へ。
企画展 「水を描く-広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお-」
あまりの猛暑に水の絵を見て涼を感じたいと出向く。会期が9/6(木)迄と迫っていた。が、この猛暑なら9月下旬あたりまで需要が有りそうだと感じた。
展示室の空調は寒いくらいにきいている。山種美術館に行く度に着物姿で訪れている人が必ず何人か居るが、今日のこの猛暑に着物姿だなんて心底尊敬する。
作品は基本写真撮影禁止であり山種美術館所蔵との事だ。
私が特に気に入った作品。
・奥田 元宗《奥入瀬(秋)》1983年 紙本・彩色
→奥入瀬の清流と紅葉があまりにも見事。
・奥村 土牛《雨趣》1928年 絹本・彩色
→批評家には雨を一本一本描かなくてもと言われたらしいが、糸の様な雨に烟る風景が好き。
・宮廽 正明 《水花火(螺)》2012年 絹本・彩色
→水面に浮かぶ船の上から網を投げている構図が花火のようで華やか。
・東山 魁夷 《緑潤う》1976年 紙本・彩色
→元々好きな画家のため絵葉書を飾っているが、やはり実物はグラデーションが素晴らしい。
・小林 小径 《河風》1915年 絹本・彩色
→川に足を浸す女性が涼しげ。水の描き方が独特で面白い。
・吉田 善彦 《尾瀬三趣のうち (池塘の晝) (水辺の夕)》1974年 紙本・彩色
→パステルカラーの絵画。夢の中にいるような美しさ、儚さがある。
・竹内 栖鳳 《緑池》1927年頃 絹本・彩色
→動物を描けばその匂いまで描くと言われた達人という。水面に顔を出すカエルが可愛らしい。
今回は記念に夫も私も気に入った緑池のポストカードを一枚だけ購入。
涼しい中で目にも涼しい絵画を堪能し、すっかり身体が冷えてきた。
そこから徒歩で麻布十番祭りに出向いた。
祭り開始と同時に訪れるも既に凄い人だかり。ぶらりとしながら気になった品を幾つか購入して帰る。しかし、富麗華という有名な中華は15時過ぎで既に長蛇の列だったので諦める。
美術館で涼んだはずなのに、外の酷暑っぷりと祭りの熱気に、涼はすっかり流れてしまったようだ。