霊視、透視、どう役立つ?

昔の昔にスピリチュアルに憧れた頃がある。
オーラが見える、貴女の守護霊が
普通の人に見えない世界が見えると言うと、特別な存在になる。
スピリチュアル系の本を読みあさった頃もある。
そしてお金を出して見てもらった事もある。
私の前世わ?
私の使命わ?
これからの人生にどんな事が起きる?
まだ夢見る時だったので、
私の未来は輝かしい人生を想像していた。
その輝かしい人生に最短で行く方法を探っていた。
過去や未来が見れる人なら、きっと失敗を回避して最短で幸せになれると思いこんでいた頃があった。
霊視できたり、透視、守護霊や背後霊、
その人の言葉を聞きたい!

そんな能力があると言われる人を紹介してもらい、霊視の鑑定をしてもらった事が数回あった。
数人に見てもらったが、本心は本当に見えているのだろうか?
目に見えない事なので、何を言ってもOKだから。

中途半端な金額、会社員でも出せる金額のせいか、レベルが低い霊能者なのか?全員、言っている事がバラバラなのです。
過去にこんな事が有りましたね?
何でわかるのですか、凄すぎます!
なんて人は誰一人いなかった。
物事が抽象的で、
それ過去に誰でも有るよね。
って話の内容。
見えてる決め手の話を聞いた事が無い。
アレやコレや言われるけど、ピンと来ない。
偉そうに言っているが、道徳の時間に先生が言ってた内容ですよ。
そんな内容を自称霊能者が言う。
ある女性のうさん臭い霊能者は、
私を見るなり
 素敵な赤のオーラをお持ちですねー。
私は反射的に 
 マジでー、私のオーラ緑じゃあないの〜?
女性霊能者がうろたえていた。
そして静かに
 緑も入っております。
と答えていた。
緑と言うのは以前見てもらった男性のうさん臭い霊能者に言われた色でした。
動揺している感じが手に取るように分かった。
私の過去の話もピンと来なく、親に厳しく育てられたとか、お近くに優しいお婆ちゃんがいましたね。
だいたい常識が有る人でしたら親は厳しく育ててますよね。
普通は、そうですよね。
お婆ちゃんに関しても、親より優しいです、一般的に。
親は子供に対して責任有るから厳しくするし、お婆ちゃんは、責任無いし。
お婆ちゃんがいなければ、いつも気に掛けていてくれましたよ。
そんな感じで話が運んで行くのでは無いかな?
目に見えない世界だから何を言ってもだいたい信じるではないかな?
何話してもOK、好きなストーリーで良いのです。
数人に見てもらいましたが、ほぼ一致する話が無かったです。

最後にお金を払う時に、顔では笑顔ですが、心の中では、
このインチキ霊能者!2度と私の前に現れるなよ!
おまえマジ、クソみたいな人間だな!
心の中で強く思います。
でも、その思いについて誰も尋ねません。
それどころか、笑顔でお金を受け取ります。
この人達は、本当に見えていたのだろうか?

もう一人は知り合いです。
オカマ主催のパーティーで知り合った元教員のM子。
女にカミングアウトしてから、教員を辞めて民間の会社に勤めている元男子です。
元男子だけではなく、コミ症?
人との接し方を知らない。
いきなり思った事が口からでる。
それが失礼でも、本当の事だから、
って言わんばかりに。
彼女も霊感が強くて、私が言っているのではなく、言わされている。
が彼女の言い訳です。

私にも失礼な事を言う。
私はいつも思うが、間違ってはいないが、
言い方を変えた方が良いのかと思う事が多々ある。
本人は悪気は、まったく無い。

ある日、遅くまで飲んでいて終電を逃したので、我が家に泊まった。
M子が部屋に入って、何かを探していた。
何探してるの?
赤い大きい物がある?
いきなり何?
クッションは?ワインレッド。
M子がもっと赤い色
真っ赤!
その後にボソリ言った。
そのうちに来るからどうでもいいか。
寝た。
その後の5年後に
私は真っ赤な扉のマンションに引っ越しました。

M子に言いたい。
真っ赤な予言は、当たっていたが
私の幸せには、まったく関係無いのですが。
もっと有益な予言をくれ!

スピに詳しい人の話だと、
時間を正確に認識する事が難しいのと
出てくる人物が誰なのか?
いつの、誰が話しているのか?
何層にも分かれているのだそうだ。
1人に何人もがついているので、それを読み取る能力が有る人もいるが、未熟な人も多い。
誰か言っている言葉を拾ったとしても、全体の流れとか見えて無いと、
単なる人の独り言を聞いているに過ぎない。
難しい世界のようです。

もうすっかりスピリチュアルには、興味が無くなってしまいました。
私はある程度できれば良いし。
いまさら頂点に立ちたく無いし。
特別になりたいとも思わない。
たまに海に行き山に行く。
それが何よりも落ち着くのが分かったので。
人を押し退けて、人を騙してまで得たい物がありません。
これからは自然体で生きて行きたい。

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