Mind Mapの達人②〜セントラルイメージってとっても大事!
セントラルイメージをしっかり描いたら枝が増えた!
マインドマップを書き始めてから、イメージしたものを絵に落としていくことがとても大事だとわかってきたのですが、逆に、絵を詳細に書いていくことで、イメージが湧き上がってくると言う体験もしました。
具体的に言うと、漢字でじっくり時間をかけて“月”と書いたとしても、レタリングしたとしても、私がこれまで月をみてきた体験はあまりイメージが湧きませんでした。しかし、月を詳細に色を使いながら時間をかけて書いてみると、小学生低学年の時に母親とお団子を食べた時に見た月、高校生の時、今まで勝てなかったライバルに剣道で勝ちなんとも言いようのない気持ちで見た月、天体望遠鏡でワクワクしながら見た月などイメージが溢れ出てきました。
色を選ぶときでさえも、その色の月を見た時の周りの情景まで出てきます。最近では、鬼滅の刃を見たこともあり、上弦の月や下弦の月の鬼たちまでイメージに現れます。
イメージしたものに付いてくる記憶
あるイメージをすると、その前後に起きたことや、そのことに関することが、イメージの連想が起こります。絵に集中してくると、フロー状態とも言えるように、次から次へとイメージが溢れてくることさえあります。
セントラルイメージを時間をかけて描く意味として、①イメージを描いておくことができる、②絵を描いている時に、頭の中がイメージで溢れマップの枝を伸ばしやすくなる。逆にセントラルイメージを描かなかったり、あまり時間をかけないと、枝が伸びにくくなります。
もしお時間があれば、ぜひ、30分でいいので、これまで見た「月」をイメージしながら色鉛筆やペンを使って描いてみてください。きっと、忘れていたあの頃の月や、大切な人と見た月を思い出せると思います。
そういえばトニーブザン先生のプロジェクトでも
以前、トニーブザン先生が、「100%MAD」という取り組みをしてました。MADは狂ったという意味ではなく、Make A Differenceの意味で、“違いが生じる/変化をもたらす/力を発揮する“と行ったいろいろは意味があります。トニーブザン先生は、100%違いを作る素晴らしい人々という意味で使われていました。
この取り組みの中で、バタフライプロジェクトと言って、先生や生徒に詳細な蝶を書くという取り組みをさせました。パキスタンで始まったプロジェクトですが、バカにしていた先生たちも、蝶を書き始めると、非常に集中して取り組んだそうです。さまざまな社会問題を解決していくことを考える中で、蝶を描いていくことが、ポジティブなイメージを頭のなかでいっぱいになり、問題に対するより良い解決策を出しやすくなったと思います。
セントラルイメージをしっかり時間をかけて書くことが、アイデアを出すことや、キヲクを引き出すマインドマップを描くためにはとっても重要なことですので、トライしてみてください。
読んでくれてありがとうございます。
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