Mind Mapの達人①〜はじめに〜
Mind Mapなんてただ枝を伸ばして放射場に広げていけばいいんでしょ!お金払ってセミナー受けなくても自分でできるんじゃないの?
正直、私も最初そう思っていました。Mind Mapの本質を知るためには、ある程度、私たちの頭の使い方を意識し、そして理解していくことが必要だと感じています。だからと言って、有料のセミナーを受ければ、それが全てわかる!とはいかないと思います。だからこそ、少しでも、Mind Mapを有効に使っていけるように、自分が知っていることをまとめていきたいと思います。
Mind Mapとは
開発者は昨年2019年に亡くなられたトニー・ブザン氏です。世界記憶選手権とか、オリンピックのコーチをされたとか多岐に活躍された方です。しかし、何度かお会いしましたが、本当の教育者であり、子供たちに対する優しい問いかけ、教育に対する思いなど、非常に尊敬できる先生でした。
マインドマップは、イメージと連想を使い放射状に、そしてカラフルに頭の中の考えを紙に書いていく手法で、考えを整理したりまとめたりするだけでなく、記憶術にも使える思考術です。見よう見まねで使ってもすぐに効果がわかる素晴らしい思考ツールです。
Mind Mapと私
教科書にも掲載されているマインドマップですが、私が始めた約15年前は、Mindという言葉がマインドコントロールぽいので、当時話題になっていたXJapanのToshiさんとか、オウム真理教だったりとかもあり、ネガティブなイメージを持つ人もいれば、カラフルに絵を描くことに対して嫌悪感を抱く先生方が多かったりと・・・。当時、勤務していた学校に導入しようとした時、風当たりが非常に強く、それでも、強引に導入した結果、孤立状態でやるしかない状況でした。
当時、日本一のマーケッターであり、フォトリーディングで有名なアルマクリエイションの代表である神田昌典氏が、日本のマインドマップインストラクターを広げる取り組みを行い、同時に、内山雅人氏が教育分野の中心になり、日本の教育業界にも広げる事業を起こしました。そのおかげで、15年経った現在、マインドマップを知らない人がいないようになったわけです。(内山先生の「天才のノート術 連想が連想を呼ぶマインドマップ〈内山式〉思考法」(講談社)はマインドマップの本の中でも最高の本だと思います。)
2007年に第1期マインドマップフェロー、その後Think Buzan Licensed Instructorを通して得た経験から、セミナーではあまり触れられていないけれど、本当にクリエイティブなアイデアを引き出し、面白いくらい記憶に残るMind Mapが描けるようになるコツや方法を紹介していきたいと思います。
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