豆ごはんでマメに暮らせ。
昨日の朝に母から晩に豆ごはんを炊くから食べに来なさいと言われたのでおよばれをしてきた。
手ぶらで行くのも気が引けるので近所の洋菓子店でシュークリームを買って手土産にした。
最近は運動不足の解消のために実家には歩いて行くことにしているので早めに家を出た。
昨日は梅雨の中休みで晴天だったが気温が三十度近くあってやや暑かった。
妻と二人で実家までの道のりをテクテク。
辿り着いた時には軽く汗ばんでいた。
玄関からまずは仏間に行って線香をあげた。
そういえばそろそろ祖父の命日だなと思った。
それから居間に行くと父はいつものようにケーブルテレビで二時間の刑事ものサスペンスを観ていた。
母に声をかけてこれおみやげとシュークリームを渡すと、まあこんなことをしなくてもいいのにと結構強めに言われた。
わかったわかった、今度は手ぶらで来るよと答えるとそうよ、それでいいんだからと念押しの一言。
まだ兄が仕事から帰ってきていなかったので料理を手伝うことにした。
豆ごはんはもう炊いてあったので後はおかずの準備。
豚肉のロース肉があったので一品作らせてもらうことにした。
まずは一口サイズに切り分ける。
下味に塩コショウを振って小麦粉をまぶしておく。
醤油と酢、みりん、日本酒、砂糖で甘酢ダレを作っておく。
フライパンに油を敷いて温まったらお肉を入れる。
両面にしっかり焦げ目がつくまで炒めたらお酒でフランベをしてフタをして蒸し焼きにする。
五分くらいしたらフタを開けて甘酢ダレを流しいれる。
タレを絡めるように炒めて少し煮詰めたら完成。
キャベツの千切りの上に豪快に乗せて出来上がり。
後は父の畑で採れたソラマメがあったのでさやごとグリルで焼いた。
しっかり焦げるくらいまで焼いたらアツアツのうちにさやを剥くと艶々した豆が現れる。
これは塩で食べる事にした。
他のおかずは母が野菜サラダとひじきの煮物、レンコンサラダと具沢山みそ汁を作っていたのでもう十分だった。
何だかんだと話していると兄が帰宅したので早速ご飯にした。
昨日のお酒はやっぱりビール。
キシャッとプルタブを起こしてグラスにトクリトクリンと注ぐ。
それから父の音頭で乾杯。
兄は日曜も仕事なのでお酒は止めておくと言っていた。
なので父と私と妻で酒盛りをする。
まずはベジタブルファーストで野菜サラダから食べる。
ドレッシングは父の手製のレモン味。
酸味がしっかりする本格でこれがあると野菜がモリモリ食べられる。
レタスとキュウリ、玉ねぎとトマトというオーソドックスなサラダだったが自分ではあまり作らないので嬉しかった。
野菜を食べた後にビールで喉を湿らせてから焼きソラマメを食べる。
食感がポクポクしており塩をチョンとつけて食べるとちょうどいいおつまみになった。
ソラマメを堪能しつつお次はひじきの煮物を食べる。
これは母の得意料理の和食なので間違いがない味である。
海藻も体に良いので妻にすすめるとそうねたくさん食べなきゃと言ってお皿に山盛りにもっていた。
それから次に私が拵えた豚肉の甘酢炒めを食べたが、お肉が柔らかくてなかなかイケル味だった。
野菜よりお肉派の兄はこれ美味いなと言ってモリモリ食べていた。
自分が作ったものを美味しそうに食べてもらえるとやっぱり嬉しい。
二本目のビールを開けてグビリンコ
グリンピースを塩と酒で味付けたご飯に炊きこんだだけのシンプルな料理だが私は子どもの頃からこの味が大好きである。
父と兄はあまりこの味が好みではないのでそれほど積極的には食べていなかった。
なので私と妻が美味しいねぇと言いながらバクバク。
二人ともお代わりをしてお腹いっぱいに食べた。
母にまた作ってよとリクエストするといくらでも作るわよと張り切っていた。
豆ごはんをたくさん食べたのでお酒は三本で終了。
片づけをしてから手土産のシュークリームを食べた。
お腹いっぱいに食べたはずなのに甘いものは別腹とはよくいったものだとお腹をさすっていると父からお前少しは痩せろと言われた。
余りに適切なツッコミにぐうのねも出なかったのでギャフンとごまかした。
帰り際に母から豆ごはんとひじきの煮物を大量に持たされた。
いつもながら両親の気遣いがありがたい。
今度はウチにご飯食べに来てねと約束しておいとました。
帰り道は満腹で苦しかったのでゆっくり歩いた。
帰宅してすぐにお風呂に入って床に就くと秒で眠りに落ちた。
おかげで今朝も早起きが出来た。
そろそろ夕飯の支度の時間だ。
さぁて今日は何を作ろうかな。
魚系がいいか…。
毎日きっちりお腹が空くので健康健康。