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アリの行進は困っちゃう。
昨日の夜にトイレに行ったら何やら動くものがあった。
ううん?と思ってよく見てみると体長三ミリくらいのアリだった。
それが一匹ではなく五匹くらいうごめいていたのでやややと思った。
とりあえずトイレットペーパーに包んで一匹ずつ潰していった。
それから一晩明けて今朝トイレに行くとまた発生していた。
駆除をして妻に報告すると、私も昨日気が付いたのよと言っていた。
とりあえず侵入経路である壁の一角に養生テープを貼ってふさいでみた。
それでさっき帰ってみて真っ先にトイレを覗いたら再びアリの姿があった。
アチャーと思って対処法を調べてみたらペパーミントの香りをふりまいたら効果的だと書いてあったので妻の持っているアロマオイルをトイレの床に数滴垂らして効果のほどを見ている所である。
思えば毎年梅雨の前にアリとムカデの駆除を目的とした粉末殺虫剤を撒いておりこれの効力があったのだろう。
今年はタイミングが合わずについ薬を撒きそびれてしまったのでアリの侵入を許してしまったようである。
アリも放っておくと食べ物にたかったり、噛みつかれたりとろくなことが無いので早めに退治したい。
アリでさえも手こずるのにムカデが出てきたら一大事である。
妻はムカデが超絶ウルトラスーパー嫌いなので駆除は当然私の役目である。
子どもの頃に住んでいた家には裏山があって季節になると色々な虫が湧いたものである。
ムカデは大きいものだと十五センチくらいある立派な奴と対峙したことがある。
そのくらいのサイズになると黒々していて迫力も満点なので正直少し怖かった。
退治するのは大抵父でペンチでしっかりと挟んでコンロの火であぶって
焼き殺すという残酷な手段をとっていた。
ムカデを焼く時の匂いにはフェロモンが含まれておりその匂いにつられてつがいのムカデを呼び寄せるという言い伝えもあるのであまりいい方法ではないみたいである。
一番確実なのは熱湯をかける事で熱に弱いムカデを確実に仕留めることが出来る。
今の家に住み始めてムカデと遭遇したことは二回しかない。
二度とも妻の目の前に現れたのでちょっとした騒動になった。
サイズは十センチくらいの中型だったので私でも落ち着いて駆除が出来た。
アリ・ムカデの殺虫剤を撒くようになってからは家の中で見かける事は無くなった。
アリがちらほら出てくるとなるとムカデもこんにちはしそうなのでなるべく早く次の晴れ間が来てほしいと切に願う。
そんな事を考えながら昨日の晩御飯を振り返ってみる。
昨日は新ショウガを使ったメニュー。
まずは豚バラ肉を細切れにして片栗粉をまぶす。
玉ねぎを細切りにする。
醤油、みりん、日本酒、麺つゆを混ぜてそこに摺り下ろしたショウガをたっぷり加える。
フライパンに油を敷いて火を点ける。
温まってきたら豚肉を投入。
表面の色が変わったら玉ねぎを入れて炒める。
全体にしっかりと火が通ったら合わせ調味料を投入。
少し煮詰めて全体に片栗粉のとろみがついたら豚の生姜焼きの出来上がり。
それから実家から分けてもらった鶏手羽の揚げ物をトースターに入れて十五分加熱。
その間に汁物を作る。
塩昆布と鰹節をお椀に入れて梅干しと醤油を少し入れて簡単お吸い物の完成。
鶏手羽が温まったら晩御飯の始まり。
妻を呼んでいただきますをする。
昨日のお酒は奮発して少しお高いビール。
プシュカッとプルタブを起こしてグラスにトットット。
黄金比率に注いだらキューィと一気に飲む。
プシーッと息を吐いてたまらーんと叫ぶ。
ではまずは鶏手羽から。
カラッと揚がっており強めに塩コショウがふってあるので味が濃い。
指に脂が絡みつくが気にせずにモグモグ食べる。
骨の周りのお肉は美味しいなぁと思いながら二本目のビールを開ける。
ふきんで指を拭いてから生姜焼きに箸を伸ばす。
新ショウガの風味が爽やかで食べ応えが合ってモリモリいける。
玉ねぎの甘みもいい仕事をしておりとろみのついたタレも美味しい。
これはたまんないなぁと思いつつビールをクピッ。
合い間にお吸い物で口直しをして鶏手羽を食べた。
お酒は控えめに三本でストップ。
少し物足りなかったので二人でお茶漬け一人前を分けて食べた。
いやぁ、簡単なご飯でそれが美味しいと嬉しくなる。
さぁて今日も晩御飯の時間。
買い物どうしようかな~。
うーんあるもので拵えますか。
そういうことを悩んでいる間も楽しいんだな、これが。