おお、こんなに小さくなって…。
つい今朝の事である。
ガソリンが残り少なくなったので二十四時間営業のセルフスタンドに行ってきた。
自宅から一番近くにあった終夜営業のスタンドが先日閉店したので少し遠出しないといけなくなった。
何だか近所のお店がだんだん無くなってきたなぁと思いながらスタンドに到着。
車を停めて端末を操作する。
特にポイントカードなどは作っていないのでニコニコ現金払いである。
ピッポッパと端末をいじっていると何リットル入れますか?という画面になった。
その時によく見て見ると一リットルの値段が百七十円だった。
うへぇとうとう大台に乗ったかと思って何とも言えない気持ちになった。
ここ最近のガソリンの値上がりは天井知らずである。
十年前は一リットル百円くらいだったと記憶している。
そう考えると車でホイホイと気軽に出かけるのもためらわれる。
まあそうはいってもガソリンが無いと一メートルも走らない乗り物なので控えめに三千円給油してきた。
そのくらいでは良くて七割くらいの給油量である。
いやはや参った参ったと思いつつ帰り道に小腹が空いたのでコンビニに立ち寄った。
前の日のご飯が軽かったのでお腹は結構減っていた。
たまにはお弁当でも買って帰ろうかと思って弁当コーナーに足を運んだ。
早朝の中途半端な時間なので品ぞろえはあまり良くなかった。
唐揚げ弁当とチキン南蛮弁当の二つが残っていた。
チラッとそれらを見てあれっ?と思った。
小さくなっている…。
お弁当のサイズが私が知っているコンビニ弁当に比べて三分の二かもしかしたらもっと小ぶりになっていた。
内容も唐揚げ四個にご飯と漬物のみと非常にシンプルな仕様に。
これは思い切ったなぁと思って値段を見ると六百円位する。
うわっ、高っ?!と思って声が漏れた。
朝ごはんにそんなにお金をかけてもいられないのでおにぎりを買おうと思って視線を移した。
するとおにぎりも値段がかなり上がっていた。
百円台のおにぎりの数が減っており二百円を軽々超える価格帯のものが多かった。
うーん、こりゃぁ一大事だぞと思って結局何も買わずにスゴスゴと退散。
気が付かなければ何とも思わないだろうがガソリンやコンビニの値上げは生活に直結する由々しき問題だ。
今年の十月まではあらゆるものの物価が上がり続ける見込みらしいのでお財布が薄くなるばかりである。
いやはや世知辛いなぁと思いつつ日々の節約に精を出すのであった。
確かに家計簿をつけていても支出は増える一方だもんなぁ。
そんな事ばかり考えると気持ちが縮こまるのでいったん置いておいて昨日の晩御飯の話を少しだけ。
昨日はお昼に食べたそうめんが余っていたのでそれを使う事にした。
そうめんに油を塗って三十分放置して馴染ませておく。
キャベツ、玉ねぎ、ピーマンを細切りに。
冷凍庫から豚バラを取り出して解凍。
その間に副菜づくり。
沢庵を細切りにする。
フライパンにごま油を敷いて熱する。
そこに沢庵を加えて炒める。
香ばしい匂いがし始めたら醤油をチラリ。
仕上げにゴマをたっぷり振って沢庵のゴマ炒めの完成。
次にメインのそうめんを仕上げる。
別のフライパンに豚肉を入れて火を通していく。
そこに野菜を投入。
しっかり目に炒める。
そうしたらそうめんを入れる。
くっつかないように日本酒を入れてほぐす。
醤油、白だし、砂糖、カツオ出汁で作ったタレを回しかける。
全体に味が馴染んだらソーメンチャンプルーの出来上がり。
おかずは潔くこの二品。
後は冷凍のご飯をチン。
ふむ、こんなものかなと思いつつ妻を呼ぶ。
わぁ、沖縄っぽいとナイスリアクションを頂く。
そうなるとお酒はビールになる。
タシッとプルタブを起こしてトンクリトクリとグラスに注ぐ。
乾杯してウビーッと飲み干す。
いやぁ汗をかくとビールはたまんないなぁと思いつつビュイッ。
では沢庵炒めを食べる。
沢庵の塩味がしっか効いておりごま油との絡みがいい感じである。
隠し味程度に使った醤油はほんのり感じるくらいでたっぷり振ったゴマの風味が良かった。
これはつまみだなと思いつつポリポリ。
二本目のビールをキビッと飲みながらチャンプルーを食べる。
そうめんに油を塗っているのでくっつかなくて食べやすい。
お昼に茹でたので麺のコシはあまりないがタレとの絡みが良くてツルツルいける。
豚肉の脂身がいい味を出しており淡白なチャンプルーのボリュームアップに一役買っていた。
簡単に出来るリメイク料理だがご飯のおかずにもなるので一石二鳥である。
二人で食べきってちょうどお腹いっぱい。
片づけを簡単にして早めに就寝した。
怒涛の物価高に翻弄されっぱなしだがリメイクやセール品を利用して賢く暮らしていきたい。
我慢は苦手なので逆境を楽しむ余裕が欲しい。
ピンチはチャンスと申しますし。
言いたいことは山ほどありますが、口にしたら野暮ですよねぇ。