うおっ、買われるんですね
今日の気温はいきなり20℃を下回った。
昨日が31℃あったのでいきなりの気温急落である。
まず第一に思ったのがす、涼しいという当たり前の感想だった。
天気は雨が降ったりやんだりの不安定な一日だったのだが、なにより気温が低いので少々の事は許すという寛大な気持ちになった。
今日は何か月かぶりにエアコンをかけずに車を運転した。
昼休みに道の駅に立ち寄ってお決まりの野菜パトロールを敢行。
お客さんの格好も今日は長そでのシャツを着ているお年寄りが多くて季節がこのまま秋に突っ走ってくれればいいのにと思った。
でもってもしかしてあるかな~と思って野菜売り場を覗くとありました、ありました。
地元産マツタケ。
木箱に入っていて表面には厳重にフィルムが貼られていた。
おお、今年の初物だなぁと思いつつ何気なくついている値札を見てみた。
ひい、ふう、みい、よう、いつ…4万8000円と衝撃のお値段!
ま、まあ今年の初物だし、マツタケ様だし、大きさもそれなりで傘も開いていないしぃとあれこれと理由をつけて目が離せなかった。
私のほかにもこのマツタケに興味を惹かれる人は結構いるらしくチラリと見ては、んまぁ!お高いのねぇとでも言いたそうにしているご婦人や品のいい紳士風のご老人がけしからんとでも言いたそうに眉根を細めていたりして見ていて結構楽しかった。
まあ、もう一桁値段が下がったら買わない事も無いんだからねとツンデレな態度でその場を立ち去ろうとしたら、野良着を着たおばちゃんがツツッとやってきて何事もないようにそのマツタケをカゴに入れた。
どう見ても普通のおばちゃんでそんな超高級品を買うようには見えなかった(失礼)、その場の空気が一瞬オオッ買う人がいるのかぁとどよめいたのは言うまでもない。
その現場を見届けた後の私は100円のオクラや80円のシイタケなんかをちまちまと買って会計に向かった。
占めて780円だった。
マツタケおばちゃんの約60分の一の買い物だったが欲しいものは買えたので大満足だった。
それにしてもキノコ一本が5万円近くするのってどう考えても異常だよなぁと思いつつ最後にマツタケを食べたのがいつだったか思い出せないのであった。
輸入物ですら3000円以上するのでそんなものを買って帰ったら妻と大揉め必至である。
一番いいのは知り合いから分けてもらう事かなと思うが、貰いっぱなしというわけにはいかずそれなりのお返しをしなければ失礼なのでそれはそれで気を遣う。
結局国産マツタケは値段を見て目を剥くまでがハイライト。
永谷園のマツタケご飯の素で気分を味わうのが一番平和かもしれない。
そんなマツタケ未練を嘆きつつ昨日の晩御飯の話を少しだけ。
昨日は地元のレンコンが格安だったのでこれをメインに。
鶏むね肉と他の食材を刈って帰宅。
手洗いとうがいを念入りにして調理開始。
まずはレンコンの泥を良く落としてたわしで擦る。
新鮮なレンコンは皮を剥かないでいい。
乱切りにして酢水に浸けておく。
鶏むね肉を一口サイズに切り分ける。
フライパンに鶏肉を入れて火を点ける。
ある程度火が通ったらレンコンを入れる。
レンコンに軽く焦げ目がつくまでしっかり炒める。
そこに水、白だし、昆布だしの素、砂糖、醬油をいれて煮こんでいく。
煮汁が三分の一くらいになったら火を止めて片栗粉を加える。
再び火を点けてとろみがついたら鶏肉とレンコンの含め煮の出来上がり。
レンコンを煮こんでいる間に副菜を作る。
一昨日の肉みそが残っていたので豆腐にかけてねぎを散らして圧倒いう間に一品完成。
丸天をトースターで焼いてショウガ醤油を添える。
もう一品はお惣菜のひじきの煮物。
ぬか漬けはナス。
ようし出来た出来たと思いつつ妻を呼ぶ。
いただきますをして食べ始める。
まずはぬか漬けから、ナスはまあまあ良く漬かっておりなかなかの味。
ぬかが馴染んできたかなと思いつつ食べた。
次に平天をショウガ醤油に漬けてハモリ。
魚のすり身を焼いてショウガ醤油をつけるのは間違いがない味である。
ううん、ビールが欲しいと思ったが休肝日だった。
豆腐は肉みそが丁度いい量残っていたのでバランスよく食べる事が出来た。
ではメインの鶏肉とレンコンの含め煮をいただく。
レンコンはショリリと歯ごたえが良くて甘みがあってかなりいいお味。
鶏肉も旨味がキュッと詰まっていて食べていて笑顔になる味。
簡単に作ることができる割にはご馳走感のあるメニューである。
妻はレンコン好きなので美味しいっと言ってモリモリ食べていた。
おかず全体のボリュームは控えめに作ったので全部食べても腹八分目でごちそうさまだった。
後片付けをしてあれ、今夜は何だか涼しいなと思って寝たのが昨夜。
それにしても国産マツタケをヒョイッと何でもない顔をして買っていける経済力は素直に羨ましい。
何でもない普通のおばちゃんかと思ったら乗っている車がレクサスだったりして。
お金ってある所にはあるもんなんですねぇ。
一本で5万のキノコ、香り代だけではたしていくらか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?