カボチャからトナカイに
今日はハロウィン。
一週間前にもこの話題を書いたが、改めて当日を迎えても今一つ気分が盛り上がらない。
まずコスプレをすることがないし、ほかにこれといってすることも思いつかない。
ローカルテレビのニュースでちらりと見たのだが、小さな子どもが魔女や狼男のコスプレをしてお母さんと手をつないで歩いているイベントがあった。
しかし肝心の子どもたちはあまり楽しそうに見えずやらされている感が強かった。
とはいえ一部の若者の間では今日はお祭りの一日で大変に盛り上がるのだろう。
西洋から来たお祭りなのでコスプレのテーマは洋物なのが多いのが面白い。
定番はやはりゾンビだろう。
ぼろぼろの服を着て顔色の悪いお化粧をして目の下にクマでもかけば一丁上がりである。
何分おじさんなもので認識がずれているかもしれないが、コスプレを楽しんでいるのはパリピの集団で、陰キャの若者は今日という日に特に何をするわけでもなくひっそり過ごすような気がする。
それはそうと、ハロウィンが終わると次に控えているのはクリスマスである。
これはもうまごうかたなき年間のイベント事でも最大の規模を誇る。
おそらく明日になったとたんに街のディスプレイやスーパーの特設売り場などはクリスマスムード一色に染まるだろう。
昔はクリスマスの宣伝と言えば早くても12月に入ってからだったが最近では11月になったとたんに街にジングルベルやインストゥルメンタルのマライヤ・キャリーがかかる。
イベントとしては日本では新参者のハロウィンと比べてクリスマスには伝統と長い歴史がある。
サンタクロースからの贈り物だったり、七面鳥を食べるという決まりごとが人々の意識に定着している。
まあ日本では七面鳥は手に入りづらいのでもっぱらカーネル・サンダースが大活躍する一日になっているみたいではあるが。
ほかにはケーキを食べるというイベントも重要である。
お父さんが奮発して普段絶対に買ってこないホールケーキを意気揚々と持って帰ってきて家族みんなで分け合うのもとても楽しい。
砂糖菓子のサンタクロースを誰が食べるかでケンカになりがちなのもあるあるである。
揉めに揉めて手に入れたサンタクロースは固いだけで実際にはちっともおいしくないのだが特別感はあった。
そして子どもにとってクリスマス最大の楽しみは翌朝の枕元である。
いつの間にか見たことのない綺麗にラッピングされた箱が置いてある。
ガバッと跳ね起きてそのラッピングを乱暴にはがすと果たして自分の欲しかったおもちゃやゲームソフトが顔を出す。
あの瞬間の嬉しさと顔がにやける感覚は今でもはっきり覚えている。
そして居間まで駆けていきサンタさん来た!と大興奮で父に伝えるとふふんとどこか嬉しそうだった。
どうだろうハロウィンの思い出となると特に何にもないのでペラッペラのエピソードしか出てこないがクリスマスとなるとツルツルとこれだけの話題が思い出される。
これでもまだごく一部の話である。
大人になってからのクリスマスにも忘れ難い思い出がいくつかあるがそれはまた別の機会にでも。
そんなお前が一番季節を先どり過ぎているだろうとツッコまれそうな私の晩御飯がこちら。
昨日のメインはハヤシライス。
牛肉がなかったので豚バラ肉で作った。
玉ねぎを細切りにする。
しめじは石突をとってほぐしておく。
豆の缶詰があったのでこれも使う。
フライパンに油を敷いて具材を全部入れて炒めていく。
豚肉に火が通ったら水を600ml投入。
沸騰したらアクをとって軽く煮込む。
火を止めてルーを割り入れてよく溶かす。
それから再び火をつけて弱火で十分煮込む。
その間に副菜づくり。
豆腐を八等分に切っておく。
その上に塩味のついた刻みのりをたっぷり載せて卵黄を載せて海苔奴の出来上がり。
もう一品は刻みネギたっぷりの卵焼き。
ネギの方が多いんじゃないかというくらいこれでもかと入れる。
ハヤシライスをお皿によそったらいただきます、
まずは卵焼きから、ネギが大量に入っているのでショリショリした食感が楽しい。
ネギはケチらないでたくさん入れれば入れるほど美味くなる。
お次は海苔奴。
卵黄を崩して食べるとコクのある味がして塩気の効いた海苔の風味も素晴らしい。
淡泊な豆腐にちょうどいいアクセントになっていて箸が進む。
ではメインのハヤシライスをいただこう。
豚肉のうま味と玉ねぎの甘みという基本の味にしめじと豆類の味が加わっており深みのあるなかなかイケル味になっていた。
妻も今日のハヤシライスは具が多くて食べ応えがあって美味しいわと言っていた。
ご飯少な目ルー多めで食べたがお腹はいっぱいになった。
ご馳走様をして後片付けをしたら猛烈な睡魔に襲われたので十時過ぎには就寝。
今晩は特に何もする予定はなく淡々と過ごすと思う。
カボチャを器にしたグラタンって映像でしか見たことがありませんねぇ。
あ、でも別にハロウィンが嫌いなわけじゃないですよ。
ただしっくりこないだけですから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?