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探偵はどこにいる?

 今日は探偵の日なのだそうだ。

 ラジオをつけていたら探偵ソングベスト10と言うのを流していた。

 ほとんどの曲を知っていたが私の好きなショーケンのドラマ曲や松田優作のあの探偵ものの主題歌がランクインしていたのが嬉しかった。

 一位は体は子ども、頭脳は大人のあの少年探偵のアニメだった。

 私はこのアニメの事にはそれほど詳しくはないが、身の回りで毎週殺人事件が起こるのは非常に物騒だなと思っている。

 探偵のおじさんに麻酔銃を撃ちまくるのも健康の事を考えるとハラハラしてしまう。

 作品自体が大人気で劇場版アニメになると毎回大ヒットするのはすごいと思う。

 私が探偵としてすぐに思い浮かぶのはロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズで若い頃には大変影響を受けた。

 いわゆるハードボイルドものなのだが主人公のスペンサーはボクシングとお酒が大好きで彼女のスーザンとニヒルな相棒のホークが数々の難事件に立ち向かう小説である。

 読んでいてずいぶん影響を受けたものだ。

 他に探偵もので好きなものと言えば関西で絶大な人気を誇る探偵バラエティーがすぐに思い浮かぶ。

 視聴者の依頼を受けて探偵に扮したタレントが無理難題を解決する番組の構成が愉快でゲラゲラ笑いながら見ていたものだ。

 私がよく見ていた頃は初代局長が活躍していた頃で探偵に扮した噺家さんが手作りのアミューズメント施設を紹介するいわゆるパラダイスのコーナーが大好きだった。

 どう見ても安全性に問題があるような乗り物に乗ったり、体に悪そうな食べ物を食べたりと全力で体を張る姿が楽しかった。

 今はもうあまり見ていないが探偵さんは顔ぶれがすっかり変わってしまった。

 最近は早寝するので深夜番組とは無縁になってしまった。

 今度の週末の放送は起きていて見てみようかなと思っている。

 そんな事を考えながら昨日の晩御飯を振り返ってみる。
  
 昨日は涼しかったのでメインは鍋にした。

 鶏がらスープの素と白だしを使って鍋のベースを作る。

 鶏のミンチをよく練ってそこに玉ねぎのみじん切り、卵、片栗粉を加えて混ぜてから醤油と麺つゆで薄味をつける。

 キャベツと玉ねぎをざく切りにしておく。

 これで鍋の準備が出来たので副菜を作る。

 キュウリをまな板に載せてぐっと押して潰す。

 ポリ袋にそれを入れて麺つゆ、唐辛子、昆布、オリーブオイルを入れて軽く揉んで冷蔵庫で寝かせる。

 三十分くらいしたら味を見て漬かっているようだったら完成。

 これで下ごしらえは完成。

 妻を呼んで晩御飯の始まり。
 
 鍋に火を点けて沸騰させる。

 その間に乾杯する。

 昨日のお酒はハイボールで決まり。

 氷をギッチギチに詰めてウイスキーをトットットッと注いで炭酸をシュワー。

 ではいただきますと言ってキュイッと飲むと爽やかなのど越しが嬉しい。

 つまみに叩きキュウリを食べるとポリポリした歯ごたえでしっかり昆布の味が馴染んでおり食べ応えがある。

 これは箸が進むなぁと言いながらパクパク。

 鍋が沸騰してきたら鶏つみれを入れて野菜も入れる。

 つみれが浮いてきたら食べごろ。

 箸でつまむとふわりと軽い。

 ハクッと食べるとふわっふわでジュッと肉の旨味があふれる。

 うんうん、シンプルだけどこういうのでいいんだよと言う気持ちになる。

 キャベツもくったりと煮えて甘みが出ている。

 春キャベツならではの味わいだなと思いながらモリモリ。

 キュウリをポリポリ、お鍋をハグハグと食べて締めはスパゲティ。

 鶏の出汁が十分に出ておりなかなかのフィニッシュだった。

 涼しい日は鍋物はまだアリだなと思った。

 さぁて今日も晩御飯の支度をしなくちゃ。

 探偵気分で食べたいものを探ってみよう。

 よぅし妻に聞き込みだぁ。

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