とりっくおあとりぃと。
今日はハロウィン。
私が初めてこのお祭りの事を知ったのはアメリカの国民的漫画ピーナッツであった。
従妹のお姉ちゃんから貰った漫画の中でハロウィンがテーマになっておりチャーリーブラウンたちと一緒にスヌーピーがお菓子を貰いに行くという話があった。
それ自体もとても面白い内容だったのだが、ハロウィンの主役は何と言ってもライナスで決まりである。
ハロウィンの日にはカボチャ大王を待つというライナスのエピソードは超有名である。
普段は毛布を握ってぼんやりしているライナスがこの日ばかりはテンションが爆上がりでカボチャ畑に現れるという伝説のカボチャ大王を待ちわびるシーンは記憶に鮮明に残っている。
子どもの頃にはマンガやアニメでハロウィンの存在を知っていたが仮装をしてお菓子を貰いに行くという事はしなかった。
せいぜい月に一度の子ども会の集まりで配られるお菓子が普段より少しだけ豪華になるくらいで、それでも十分嬉しかった。
初めてちゃんとハロウィンを意識したのは大学生の時でバイト先の友達と一緒に仮装パーティという名の合コンに参加した時である。
その時は私は大仏のビニールマスクをかぶってひたすら言葉を発しないという非常に地味なコスプレをした。
社交的な友達は当時大流行していたバイオハザードのゾンビに扮しておりそれがまたウケていた。
せっかくの出会いの場の仮装パーティに大仏で参戦するのは素手でライオンに挑むような無謀な行為であり決して安くはない参加費だけを取られて空しく帰宅した苦いイベントである。
友達は上手い事やったらしく、ゆうべはお楽しみでしたね的な話を聞いて地団太を踏んだものである。
それ以降のハロウィンの思い出と言えば甥っ子と姪っ子が小さい頃に仮装してお菓子をねだりに来たという何とも心温まる話があるくらいだ。
今はもう完全に生活とは無縁なイベントになってしまった。
それも寂しいので晩御飯に一品くらいカボチャ料理を作ってみようかな。
お祭りは参加しないと楽しくないでしょう。
それはそれとして昨日の晩御飯のお話を少しだけ。
昨日は冷蔵庫にあるものでご飯。
キャベツを千切りにして水に晒す。
水をギュウッと切ってからトウモロコシドレッシングで和えたらコールスローの出来上がり。
これは冷やして食べる。
キュウリを乱切りにして塩で揉む。
そこにキムチの素を加えてよく馴染ませる。
しばらく置いたら一品完成。
メインはチルドのラーメンの賞味期限が近かったのでこれを使う。
鶏ひき肉を油を敷かないフライパンで炒める。
ポロポロにほぐれたら麺つゆ、砂糖、ショウガで味を付ける。
汁けがなくなるまで煮詰めたら鶏そぼろが出来る。
小松菜をザクザクと切ってレンジでチン。
鍋にお湯をたっぷり張って沸騰させる。
そこに麺を入れて二分茹でる。
どんぶりにスープを入れて熱湯で溶く。
麺をしっかり湯切りしてどんぶりに入れる。
トッピングに鶏そぼろと小松菜を乗せてねぎを散らしたらそぼろラーメンへぇいお待ち。
昨日はこの三品で勝負。
妻を呼んでいただきます。
お酒は定番の銘柄のビール。
ペッシィィとプルタブを起こしてグラスにタッタカタン。
乾杯をしてウウグーッと飲み干す。
プヒィ、う、美味すぎると声が漏れる。
二杯目を注ぎながらつまみにキュウリのキムチを。
漬かりは浅いが辛みは十分で刺激的な味である。
ショリショリと食べてビールを流し込むとこれがタハハとなるくらいイケる。
では麵が伸びないうちにラーメンを。
ズズッと啜ると塩味のスープがなかなかいい。
鶏そぼろと一緒に食べると旨味が倍増して嬉しくなった。
小松菜もシャリシャリした食感でラーメンによく合っていた。
二本目のビールを飲みながらラーメンを食べた。
合い間にコールスローも頂く。
トウモロコシドレッシングは甘みと酸味のバランスが丁度良くて少し毛色の変わったサラダになっていた。
これはこれで新しいなと思いつつパクリパク。
三本目のビールを飲みつつラーメンを最後まで堪能した。
たまにはこんなインスタントな晩御飯も良いなと思った。
妻と今度は近所で評判のラーメン屋に行こうという話になった。
ご馳走様をして簡単に片づけて布団に入った。
そうそう私の世代で気とおばけと言えばやっぱりこの歌が思い浮かぶ。
お菓子をくれないといたずらしちゃうぞという子ども達の中に本物のおばけが混じっているのではと思うとちょっぴり背筋がゾクッとする。
ほらほらそこのゾンビ、実は本物だったりして。
かゆ…うま…。
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