お誕生日ディト
昨日は妻の誕生日だったので誕生日デートをしてきた。
お互いの用事を済ませて家を出てまず向かったのは近所のユニクロ。
暖かい冬用の上着が欲しいという要望だったのでそれを探した。
店内はすっかり冬仕様でウルトラライトダウンやフリースなどの商品がたくさん並んでいた。
久しぶりにユニクロに来て思ったのは数年前に比べて服の値段がいくらか割高になっているなぁという素直な感想だった。
セール品は千円台で買うことが出来るが、オッこれは良いなと思って値段を見ると数千円を軽く超えており買うのにちょっと躊躇してしまう。
妻が欲しがっていたヒートテックのシャツはセール品だったのでお値段は優しめだった。
それだけでいいの?と聞くと妻の眼がキラリと光ってほかにも買っていいの?と半分疑問形で聞いてきた。
せっかくの誕生日なので思いっきり買っていいよと言うと顔がパアッと明るくなってじゃあパンツも見たいなと言って売り場に足を向けた。
このパンツもヒートテックでお値段はそれほどでもなかったので二本買ったらと聞くとだったらほかの物が見たいというので後ろからついて行った。
あれこれと物色してカゴに服が山盛りになったので全部着てみるわと言って試着室に消えた。
ここから妻のファッションショーが始まった。
一着着替えるごとにこれはどうかなとかこの合わせだとおかしくない?とカーテンを開けて見せてくる。
その度に似合うよとかこれだったらさっきの方が…と一つ一つ感想を述べていった。
ここでイライラしたり、早く決めてよと思うようではせっかくの記念日が台無しなので悠然とした気持ちで彼女の気が済むまで付き合った。
そのうちにお店の閉店時間が近づいてきたようで店員さんからやんわりとそのことを告げられた。
その頃にはファッションショーも終盤に来ていたので、う~ん迷うけどこれとこれは決定と選り分けていた。
最終的に上着二着パンツ二着をお買い上げ。
カゴを置くだけで清算されるいつみても優れものなセルフレジで支払いを済ませて袋に服を詰めて、はいプレゼントと渡すとニコ~ッと笑ってありがとうと答えてくれた。
一時間半くらいお店にいたので結構いい時間になっていた。
お買い物の次は晩御飯。
予約が必要な高級店には縁がないので昔行きつけだった居酒屋に行ってみると満員だった。
ここは魚が美味しいんだけどなぁ…と残念に思っていると私回転寿司がいいと妻が言い出した。
そんなにお腹が減っていないのと気取らないでいいのとユニクロで思った以上に散財した私へのさりげない気づかいを感じて、ああいい奥さんだなぁと改めて思った。
近所には二件の回転寿司店があるが、なじみのある方のお店にした。
入店するとすぐに座ることが出来たので、妻は生ビールを注文。
私は運転手なのでお茶で誕生日の乾杯。
今日は値段を見ないで頼んでいいよと大盤振る舞いの態度で言うと本当に?と聞くので自分から普段はなかなか食べない400円皿を注文した。
それを見て妻も食べたいものを食べようと思ったのかおつまみにカキフライやポテトフライ、茶わん蒸しなんかを頼みだした。
ユニクロでファッションショーをしてのどが渇いたのかビールをゴキュゴキュ飲む姿が可愛かった。
あっという間に中ジョッキを飲み干して二杯目からはハイボールを頼んでちびりちびり飲みながら食べたいお寿司を注文していた。
食事の間はこれまでの夫婦生活のことだったり誕生日を迎えたことによる抱負だったりと色々なことを話した。
私もああ、懐かしいねそれとかへぇそんなこと考えているのと新鮮なリアクションをした。
そのうちに妻は少し酔ってきたのか目がトロンとしてきたので眠たいのと聞くと猛烈に眠いというのでデザートにアールグレイのチーズケーキとガトーショコラを頼んで誕生日ケーキということにした。
おめでとうと言ってお互いのケーキを味見しつつ食べ終えて会計をしてコンビニに寄ってみたがお腹いっぱいだったのでお茶だけ買って帰宅。
家に帰るとほろ酔いの妻が私愛されているっ!とむぎゅっと背中から抱きつかれた。
それを正面に向きを変えてハグをして大切にしてもらっているのはお互い様だよというとそうでしょうと強気な返事が返ってきた。
そのあたりが妻の妻らしいところなので愛おしかった。
しばらくするとウトウトし始めたので寝室に行くように促してお休みのキスをしてお誕生日の一日はお開き。
果たしてこんなノープランで喜んでもらえるかどうか不安だったが結果的には大満足だったようで良かった。
誕生日は一年に一回しかないのでめでたいことこの上ない。
こんな未熟な私をいつも支えてくれてありがとうございます。
これまでもそしてこれからも永遠の愛を君に誓う。
さぁ、もっともっと妻を大切にするぞぅ。