【投資】インベスターZで初心者と"ざっくり"学ぶお金の話【第1巻前編】
※こちらの記事は投資初心者が勉強の一環で「インベスターZ」で得た知識のアウトプットとして作成されています。最大限努力を尽くしたつもりではありますが間違った点・誤情報などございましたらコメント・メッセージをいただけるとありがたいです!
「インベスターZ」の著作権は三田紀房先生に帰属します
はじめまして!
コロナウイルス騒動で時間の有り余る中、今回からインベスターZという最強の投資マンガのストーリーの流れに沿って"ざっくり"投資用語を学んでいこうというnoteを書かせていただきます!
ぜひスキやフォローをお願いいたします
筆者はインベスターZを一周読んだだけの投資・株式・為替全てにおいての初心者の大学生です!プロの方の解説もたくさん溢れているかと思いますが、初心者目線の解説にももしかしたら需要があるかも知れない!ということで記事を書くことになりました
今回のコンセプトは初心者目線で"ざっくりと簡単に"投資やお金について理解していこうというものです。あくまで徹底解説ではありませんので金融リテラシーを上げるための第一歩としてご利用いただけるととても嬉しいです!
マンガを読んでインプットした情報を自分の記事にしてアウトプットすることで知識の定着に繋げられるという自分にとってもかなり有益な記事となっています(笑)
もちろんインベスターZを読んだことのない方でも楽しく学べるような内容にしていきますので未読の方もご安心ください
そもそもインベスターZってどんなマンガなの?という方のためにまず最初にインベスターZという最強のマンガについて少し紹介を!
こちらのURLから購入できます。断然どこでも読めて幅を取らない電子書籍のKindle版がオススメです!
お金って何だ?
創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!
「この世で一番エキサイティングなゲーム
人間の血が最も沸き返る究極の勝負……
それは金、投資だよ。」
インベスターZはあのドラゴン桜、アルキメデスの大戦などの作者・三田紀房先生の作品です!三田先生の作品はビジネス、受験、金融などについてとてもタメになる知識を得られるのでどれも「学べるマンガ」となっています
インベスターZは簡単に言うと「名門中高一貫校に成績トップで入学したら3000億円を運用して学校経営費を稼ぐ投資部に入部させられた投資初心者が成長していく」というストーリーです。(ただし初心者と言っても主人公は投資の天才です(笑))
このマンガを読んで得られる知識はもちろんとてつもないものですが、それ以前にストーリーもとても面白いので楽しみながら投資を学ぶことができます!
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2度目ですが絶対電子書籍のKindle版がおすすめ!
それでは早速第1巻に出てくる用語について一緒に学んでいきましょう!
投資ってどういうもの?
財前君が謎の部屋に連れてこられてここが投資部の部室であることを伝えられた場面です
財前君にとっての投資の印象は「株」ですね!
これは世間一般的にも同じなのではないでしょうか?
僕も少し前は投資と聞くとすぐに株の売買で稼ぐことなのかな、と思っていました
上級生の神代さんも言っているように投資は主に
・株
・債券
・投信
・不動産
・金
という種類があります!
ひとつずつ初心者目線で概要を説明していきましょう
①株
正式名称は「株式」
事業を行おうとして株式会社を立ち上げる人が投資家たちから資金を調達する際に、お金を出してくれた投資家に渡すのがこの「株式」です
投資家は株式を受け取ることによりその会社の所有者である「株主」になります
よく「所有と経営の分離」という言葉を耳にしますがこれは所有は株主である投資家、経営は経営者である事業者によって行われるということです!
株というとやはり「売買取引」が一番メジャーなイメージなのではないでしょうか?
「とりあえず株でも買えば」というくらいに株取引は最も分かりやすく挑戦しやすい投資です!
先ほども言ったように株式とは会社の所有権です。持っていることにより配当がもらえたり株主総会で企業の経営陣に意見をぶつけられたりと利益が得られる価値のあるものです
そのため株式を売買する、ということが可能になってきます
そして株だけでなく全ての投資に共通するシステム
投資で利益が出る仕組み、それは
「安く買って高く売る」
といういたって単純なものです
自分の身近なもので例えると、入手困難な商品の高値での転売がイメージとしては近いと思います。
※筆者は転売に強く反対です!転売を肯定しているわけではないので注意!
株式も同じように「安く買って高く売る」ことで利益を得ることができます
またこの金融商品を購入時と売却時の価格差で得る利益のことを「キャピタルゲイン」と言います!
売買取引以外にも株式で利益を得る方法があります
経営者は発行した株式について責任を負う必要がないので事業に失敗した際に株主に株式総額などを返済する義務がありません
しかし自社の株式を買ってもらいより多くの資金を調達するために株主に対して「配当金」を渡す企業が多いです
(例)株式会社であるS社が株主に対して配当金利回りを5%と設定しています
S社の株式は1株につき1000円で、あなたはS社の株式を100株保有しています
この時あなたは配当金をもらう権利が確定する「権利付き最終日」時点で株式
を保有していれば50000円(1000(円)*0.05*100(株))の利益を得られる
つまりうまくいけば銀行に預けて利息を得るよりも多くの利益を得ることができます!配当金の金額は株式によって異なり、また同じ株式でもその企業の業績の状況によって変化していきます
このように金融商品の所有によって利益を得ることを「インカムゲイン」と言います!
②債券
債券とは国や企業が資金調達の時にお金を「借りて」調達する場合に発行する借用書です。国が発行するものは国債、企業が発行するものが社債と言います
これは株式と違って借りた側には返済の義務があり、貸した側にとっては元本が保証された金融商品です!
債券が満期になり投資金額(貸した金額)が投資家に返却される日を償還日と言うのですが、投資家はその日まで一定の期間ごとに債券購入時点に定められた利息を受け取ることができます。なんとなく株式と似ていますね!
株式同様に債券の時価の差を利用して売買でも利益を得ることができます。債券は基本的に金利が上昇すると価格が下がり、下落すると価格が上がります。これによって損することを金利上昇リスクと言いますが、詳しく説明してしまうと長くなりますので省略させていただきます。
コロナ禍ではお金の市中流通量を増やすために日銀によって金利は安く設定されていますね
元本が保証された、と言いましたがそれはあくまで貸与した国・企業が償還日まで健在だった場合に限ります!償還日までに借りてが破綻・倒産してしまう可能性を信用リスクと言い、信用リスクが高い(債務が履行されない可能性が高い)ほど配当(金利)が高くなりより多くの利益を得ることができます。危険度と利率とのバランスが大切です!
・株VS債券
株と債券ってちょっと似てるけどどう違うの?どっちがいいの?という方もいらっしゃると思います!
ここでは両者の違いと強みについてざっくりと学んでいきましょう
株式は端的に言うと「ハイリスク・ハイリターン」です!
株式で得られる利益の大部分はキャピタルゲインです。このキャピタルゲインは株式を買った時と売った時の株価の差額なので、企業が大きく成長・好調な業績を残し価値が上がれば大きく利益を得ることができます。その大きさは無限です!
しかし株式による投資については投資を受ける側には返済の義務がないため、元本の保証はありません。そのため株価が下がり買った時よりも売った時の株価が低くなってしまえば利益どころか損失が出てしまいます
このような理由から株式は「ハイリスク・ハイリターン」であると言えます!
反対に債券は「ローリスク・ローリターン」と言えます!
債券で得られる利益の大部分はインカムゲインです。このインカムゲインは債券購入時に決まっていることがほとんどで、その大きさは確定しています!
先程も説明したように債券は資金の「借用書」なので借りた側には返済の義務があり、貸した側の投資家からすれば元本が保証されています。そのため基本的に金利上昇リスクと信用リスクを避けられれば危険はあまりありません!
このような理由から債券は「ローリスク・ローリターン」であると言えます!
③投信
略さない正式名は「投資信託」。ファンドとも呼ばれます!
投資信託という金融商品は「投資信託運用会社」で作られ、株式や債券と同じように証券会社で販売されます。多くの投資家から資金が集まり、そのお金はまとめられて「信託銀行」によって管理されます。
投資信託運用会社は専門家集団であり、世界情勢や経済の状況、動きに常に目を光らせながら適切な投資を行うプロです。信託銀行は彼らからの指示を受け株や債券などの購入・管理を行います
つまり自分のお金をプロの投資家集団に「信」じて、「託」すということです!
なぜ販売会社、運用会社、受託会社という3社もの別組織が関わっているんだろう・・・?とお思いの方もいるかと思います!
気になって調べたところどの会社が潰れてしまっても投資家に損失が出ないようにするためだそうです!
投資信託を選ぶメリットとしては、何と言っても少額から始められることだと思います!
例えば株式投資をしようとする場合、1株1000円の会社に投資をするとしても購入単位は最低でも100株以上となってきますので10万円必要になってしまいます!
しかし投資信託はもっと少額から始められ、最も簡単なネット証券だと100円からでも投資が始められます!
毎月決まった金額を積み立てて投資する積立投資信託というものもあり、コツコツと資産運用することもできます!
積立投信の中に、利益が非課税となるつみたてNISAという投信もあります!こちらは国が認めた投資信託が投資商品となっています。毎月少額からの積立が可能で、長期保有に適しているため筆者のような大学生でも始められる投資です!
これについては別の記事で解説させていただきます
また投資信託のメリットは他にも分散投資ができること、プロに任せられることなどが挙げられます!
ここまで"ざっくり"説明のはずが結構"がっつり"説明してしまいました(笑)
残り2つは本当に概要をかいつまんで説明させていただきます!
④不動産
不動産投資とは、簡単に言うとマンションやアパートなどの部屋を購入し、その物件を賃貸として貸し出すことで家賃からインカムゲインを得たり、地価が上昇し物件の価値が購入時より高まったところで売ってキャピタルゲインを得るという投資方法です!
これまでのどの投資商品よりも大きい資産運用となり、様々な要素が絡み合う投資となります。しかし価値ある物件を探し出せればインカムゲインで安定した収入が得られ、リノベーションなどを駆使して物件の価値を高めたり地価の高騰を予測したりすることで大きなキャピタルゲインを得られる投資となっています!
⑤金
金(ゴールド)投資はその名の通り金を購入して資産として保有する投資です。通貨の価値が不安な情勢、インフレの時などに多く購入されるため、値段が高騰する傾向があります。
ニュースで耳にした方もいると思いますが、コロナウイルスで世界が不安な今、金の価格は高騰しています
金投資には現物の金はもちろん、金関連の投資信託や純金積立といった手段があります。
金の保有は配当や金利がないためインカムゲインは得られず、元本保証もないため金の価値が下がれば元本割れしてしまいます。そのため金は「有事の金」と言われているようにメインウェポンではなくサブウェポンとしての保有がメジャーです!
「ええっ?ボクが投資?」
どんな大天才でも、始めは誰でも不安で自覚もないものなのです
財前君は投資部の先輩に勧められまず株から投資を始めます
これは投資部の資本金が大きく、株式投資から始められるだけの力があるため「とりあえず株」という考えに至ったと考えられます
僕たちのような少額の資産から投資を始める場合はやはり「投資信託」でこつこつ積み立てていくのが最も手が出しやすいでしょう!
前編終了
前編はここまでです!お疲れ様でした
お読みいただきありがとうございます!
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後編はこちらから!
参考サイト様は後編にてまとめて書かせていただきます
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