【音楽】DIR EN GREYを勘違いしていないか。

Dir en greyというバンド名を聞いたことのある人はいると思う。
I’llという楽曲がカラオケで歌えるという人も多くいると思う。
ヴィジュアル系バンドという認識の人が大半だとも思う。

大体それくらいの認知度で別に良いと思うのだけれど、個人的にはこういった偏見を抜いて、このバンドと接することが出来ると、音楽を楽しめるような気もします。

これまでのDir en greyの来歴などは、調べればどこにでも載っているので、ここでは割愛します。

タイトルにもある通り、DIR EN GREYというバンドをヴィジュアル系バンドと括って敬遠しているのであれば、それは過去の記憶に縋りすぎていないかと思う。

このような事を思う理由としては、下記の通りです。

ルックス
今でも化粧はする。
するけど、所謂ヴィジュアル系と呼ばれていた当時のテイストとは異なり、それぞれメンバーが思う世界観をステージに立つ上で行なっているという印象。
ヴィジュアル系と呼ばれていた当時であっても、他のバンドとは化粧に対する価値観は違っていた気もする。

音楽性
痛みをテーマとしている為、人間の弱いところをポイントとしている楽曲は多い。
激しいサウンドの比率が多い反面、静かでかつ、感情的に歌い上げる楽曲も少なくない。
特にボーカルの京さんの表現力、技術、情熱には、カリスマと呼ばれ続けているだけの圧倒的なものがある。

活動
ヴィジュアル系を経て、海外進出もしているDIR EN GREY。
ゴシックな面、カルト的な要素を求める人はちゃんと世界中にもいるようで、THE FINALという楽曲をライブで合唱出来るくらいには、海外の皆さんもDIR EN GREYを愛しているらしい。
そして何よりも特筆すべき恐ろしい点として、DIR EN GREYはオリジナルメンバーのまま、ずーっと活動を続けている。
前身バンドから変わらずにここまで来ているのではないだろうか。
特に現代よりも昔の方がメンバーチェンジはよく行われていたバンド業界において、この事実は相当に恐ろしいことであると思う。
しかもどうやらちゃんと、メンバーの仲は良好であるように見える。

書き出せばいくらでも語れるほどに、私はDIR EN GREYが好きなわけですが。
特に伝えたい3点を挙げてみました。

よく偏見を持たれるポイントを、魅力として変換するのであれば。

・化粧:アートとして捉える

・激しい音楽性:情熱と表現として感じてみる

・なんか怖い:これはもう好みだから無理かも

いつでもどこでも誰とでも、聴けるバンドでは無いので、これはデメリットかもしれない。
オススメしづらいし、1人でがっつり向き合って聴くスタイルが推奨されるバンドだと思う。

ただがっつりと向き合ってからこそ、良さが見出せるものでもあるので、偏見を取り払って聴いてみて欲しいところです。

音楽的に見ても、もはやジャンル分け不要なオリジナルなサウンドをリリースし続けるDIR EN GREY。
勘違いとは言い過ぎているかもしれないが、唯一無二の音楽に触れられる機会を逃さずに、ぜひ試してみて欲しい

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