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春成秀爾 講演会 & 鼎談「始原のヴィーナス:旧石器時代の女性象徴」

 ヴィーナスが誕生したのは、フィレンツェでボッティチェッリが描いた15世紀末のルネッサンス期ではなく、まして中期縄文時代の5000年前の棚畑遺跡でも決してない。
 世界最古のヴィーナスは、ドイツのホーレフェルス洞窟の暗い闇のなかに、4万年という眠りについていた。(トップ写真)
 その長い眠りをゆり起こしたのは、ハンサムな中世の王子ではなく、テュービンゲン大のニコラス・コナードら考古学者のシャベルだった。

 春成秀爾(国立歴史民俗博物館名誉教授)は世界中のヴィーナス像を執念で調べ上げ、集成し、400頁におよぶ単著『始原のヴィーナス:旧石器時代の女性像』をこの11月、同成社より上梓した。
 春成ワールドからどのようなヴィーナス像が身を結ぶのか、しばし耳を傾けてみたい。

講演者の春成秀爾と小野昭(撮影:堤 隆)  神子柴遺跡にて


春成秀爾 講演会 & 鼎談 「始原のヴィーナス:旧石器時代の女性像」

日時 2025年1月18日(土) 13:30~16:30
場所 明治大学グローバルフロント 3階 4031教室
入場 無料
申込 こちらのフォームよりお申込み下さい(先着100名)
           クリック!  春成講演会 始原のヴィーナス 参加申込書  
講演 13:30~15:00
鼎談 15:10~16:30
   春成秀爾 国立歴史民俗博物館 名誉教授
   小野 昭 元 日本旧石器学会会長
   堤  隆 明治大学 黒耀石研究センター 特任教授
開催 科研費23K00942 研究代表者 中沢祐一 分担者 堤 隆
           日本列島亜寒帯域における黒曜石水和層法のローカルモデルの構築
共催 パレオ・ラブ 

『始原のヴィーナス:旧石器時代の女性像』

2024年11月 同成社 刊 B5 上製


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