年間の個別の指導計画 その3
5.認知・対人関係
[課題]
・一緒に遊べる(関係が付いた)先生を増やしていく
・要求は行動や表情だけで示すのではなく、言葉で言えるようになる
・今、どこを見るのか、今、何を聞くのかを学んでいく
[具体的手立て]
・関係のついた先生とみーちゃんと新しい先生と3人で遊ぶ
・様々な場面で、関係してくる先生を紹介して関係をつけていく
・出たきた行動や表情による要求は、言語化し「覚えて」を使って覚え
てもらう。行動や表情による要求ではなく、言葉で要求したら褒める
・学校での生活を通して、見るべきところを見たり聞くべきことを聞い
てくれたら、それを言語化しながら褒める
6.学習準備
〈国語準備〉
[課題]
・自分の名前を「読める」「書ける」ようになる
・文字に興味を持つ ひらがな カタカナ 漢字
・興味を持った文字を読んだり、書いたりすることに誘っていく
・絵本に興味を持つ
[具体的手立て]
・図鑑が好きなので、文字を意識させるのに利用する
注)好きなものが出るたびに、その図鑑を見る
今は、植物図鑑が好き
・散歩のときに、看板など文字に興味を持たせる
・持ち物に、名前を書かせる
・本人の好きなものが出てくる絵本を読み聞かせる
その後、絵本を見せながら、言葉と文字を楽しむ
・支援学級で、クラスメイトが文字を学んでいるところを見せる
・本人が読んだり書いたりしたいように見えたら、実現するよう
うまく誘っていく
〈算数準備〉
[課題]
・いろいろなものを、数えられるようになる
注)目の前の物を、1対1で指で押さえながら
数えられるようになる
・色や形で分類できるようになる
・数字に興味をもつ 足し算引き算に興味を持つ
[具体的手立て]
・好きなものを見つけたときは、必ず数える
・ブランコの回数 トランポリンの回数 太鼓の音の回数
歩数etcとりあえず何でも数えていく
・アイロンビーズを作るとき、数えたり分けたりする
・すごろくをして遊ぶ
・的当て、ボーリング、輪投げなどして遊ぶ
注)数字を書いておき「~番あてて」と指示する
・機会を見つけて、足し算や引き算の声かけをしていく