また救われた
自分は恵まれている
私は正真正銘のポンコツでありいいところもあまり無い。だがただ一つ自慢できるところがある。それは周りに恵まれているところだ。
うちの両親
私の両親はよく言えば優しい。わるく言えば甘い。基本的に昔から好きなことをさせてくれた。大学を辞めたいと言ったらそれはさすがにあかんといいながらも「ほんまにしんどかったらもういいから帰ってきなさい」と言ってくれる。
そんな両親はこんな私が就職先が決まった事をすごく喜んでくれた。両親は親バカでもあるのでめちゃくちゃに褒めてくれた。
そんな両親を裏切るかのように内定を辞退した。もうやばいかもしれないと思った時に電話で話すのは気まずいのでとりあえずメールを入れた。案の定大量に電話が来たがとりあえず無視をして完全に内定を辞退すると決めてから電話をした。
安堵する両親
いくら優しい両親でも内定を辞退すると言ったら怒るだろうと恐る恐る電話をした。
母の第一声は「良かった生きてた。」であった。これには私も唖然とした。母は終始いつもと変わらぬ声で「大丈夫。生きてたらいいから。」と言ってくれた。
父はといえばさすがに怒っているのは悲しんでいるのかいつもより声が低かった。しかし一切責めることはせず「人生山あり谷あり。今は休んだらいいから。頑張れとは言わん。無理だけはするな」と、頑張れという言葉が嫌いな父らしい一言だった。
正直こんな甘い一言を言ってる場合でも聞いている場合でもないのだが今の私にとっては自分を肯定してくれる人物がいるだけでありがたかった。
家以外の居場所
こんな状態になってからめちゃくちゃ迷惑な話であるがシフトに入っていないにもかかわらずバイト先に遊びに行くようになった。
そして今の現状を相談したらやはりみんな優しく学校終わったらここにおいで。と言ってくれた。
それがとてもありがたくよく学校帰りによるのだが、お疲れ様でーすとバイト先に入るとみんな「おかえり」と言ってくれる。驚いた。家族と地元の近所のおばちゃん意外にもおかえりと言ってくれる人たちはいたのだ。
また、たまにバイト先に寄らなかったり遅くなったりすると、よかった!こないかと思って心配だったんだと言ってくれる。私は本当にただただ周りのかたに恵まれてる。
多分一生忘れられない一言
私はいつ死んでもいいしむしろ死にたいと思っている。以前母に限界がきてそのことを話したらめちゃくちゃ怒られたのでそれ以降は母の前では口にしないようにしている。
しかし、今回は私は特に何も言っていないのに
「言っとくけどな私あなたが居なくなったら絶対に生きていけへんから」
と言われた。多分この一言は一生忘れられないし母には一生頭が上がらないだろう。