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第18回日本オープンの振り返り:その1(負けは負け。ミスはミス。)

みなさんこんにちは。

2022年3月21日、日本オープン決勝。そんな大それた名前のタイトル戦を戦ってきたので今回はその振り返りを。いや実際、麻雀業界でこの日本オープンはG1タイトルとされているので名誉なことではあるんだけれど、あまり思い出したくないのも事実。結果は察してください😑😑😑

まあ対戦を終えた直後の率直な感想を言えば、

「この牌勢で勝てるわけあるかい!!」

だったんだけど、半月ほど経って少し考えが変わってきた。まあ打ち方を変えれば配牌やツモも違っていた、とかいうオカルティックな話は置いといて、同じような手牌をもらってミスなく打てたとしてもたぶん結果はほとんど変わらなかったと思う。ただそれはそれで、ミスなく打てたかと言えば全くそんなことはなく、特に1半荘目は明らかなミスはしていないものの、全体的な方針という意味で戦略ミスはあった(2半荘目以降も、その時の感覚では「仕方ない」だったんだけど、実際見返して本当に適切に打っていたかと言われれば自信がない)。それを少しずつ見返せればいいかなと。

まあほとんど勝負に参加できていなかったのに見どころはあるのかと言われれば全く自信はないけど、僕みたいな天鳳とかのオンライン麻雀に慣れた人が競技麻雀の大会とかタイトル戦でどう打つかは結構難しくて、今後そんな計画を立てている人は参考になるかも。

というわけで放送の中でポイントになる部分を見ながら反省していくので(あまり思い出したくないけれど)、読んで頂けると嬉しいです。ちなみにYoutubeでも見れますのでそちらも是非お願いします(1回戦は無料で見られます)!

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と、まずは対局までの話を。

日本オープンはプロ麻雀協会が開催しているオープン戦で、今回はコロナの影響でオンライン麻雀の天鳳で本戦②まで行われ、準決勝と決勝だけリアル対局。僕はプロになる前に参加した天鳳予選を通過していたので本戦①からの参戦。そして天鳳での本戦を幸運にも通過し、準決勝へ。準決勝ではAリーガーの田内さんや連盟の大和さん、同じ天鳳勢のシンワキさんとかもいた中でなんとか通過。翌日の決勝に駒を進めることができていた。

ただ準決勝と決勝が連日って意外ときついもんで。結構同じ経験をする人も多いと思うんですけど、めっちゃ集中して麻雀した日って眠れないんですよね。緊張がなかなか解けないというか。さらに決勝の緊張感も加えると絶対眠れないってことはもう最初からわかってたんですよ。そして実際その通りになるという。ただそれでもなんとか興奮を抑制して得られた睡眠時間は3−4時間くらい。まあ最低限確保できたのはよかったけれど。

そして当日。電車を降りると同じ初放送対局組の宍戸くんとバッタリ。緊張しますねーとか言いながら対局スタジオへ。・・・いやそうなんですよ、初めての放送対局なんですよ。そんな我々がGⅡとかGⅢタイトルとかの決勝戦をすっ飛ばしていきなりGⅠタイトルの決勝に挑戦するという・・・麻雀ならではの事象ですね、こんなもん。ただ大きな問題として、普段の対局とは違い、麻雀の内容以外の作法とかで気をつけることがたくさんあるのにそれをよくわかっていないという😑😑😑。まあその辺は後述しますけど、そんなこともあって緊張感も徐々に高まっていき…スタジオ入り。

スタジオは対局室と実況室、編集室、控え室があって、意外とこじんまりとしていたおかげでそんなに緊張せず。対局者の皆川さん、柴田さんも到着。放送対局初の僕と宍戸くんへは「少し手牌を左に寄せる」ことと「リーチ後は持ってきた牌を見せる」こと、あとは「鳴いた牌をカメラに入るように少し手前に寄せる」ように、といった注意事項の説明があったんだけど・・・いや対局してると忘れちゃうんですよね😓😓😓。こればっかしは謝るしかないです、放送を見てくれた方、見にくくて申し訳ない🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️。

ってな感じでそろそろ放送開始。待ち部屋ではもう少し緊張感があるのかなと思ったけど、結構みんな喋ってて(僕は緊張すると逆にいつもより喋るタイプで、それは助かった)そのおかげで緊張感はいうほどはなかった。そしてそのまま最初のインタビューへ。

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何話したのかあまり覚えておらず、大した話はしていない気はするけど、笑いは一つ取れて一安心しか気がする。このへんは関西人。

何はともあれ、対局準備は整った。遅くなりましたが、ここからは麻雀の振り返り!

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東1局、手前左から、東家の柴田さん、南家の僕、西家の皆川さん、北家の宍戸くん、という並び。

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配牌はチャンタも見えてそんなに悪くない。実際でも5索から切り出していって、チャンタの手作り。たぶん緊張しまくりだったら手なりで進めてたと思うけど、比較的冷静だった(つもりだった)。

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ただそれでもここでチャンタならずの聴牌。ここで僕はーーーー

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リーチを打つんですね。リーチ点パネの1600点からでしたが…

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タンヤオのみで僕の現物であるカン5索をダマっていた親の柴田さんが宍戸くんからのアガリ。結局一度もツモれなかったけど、まあ安手なので特にショックもなく。

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そして東1局1本場。特に特徴のない配牌でしたが・・・

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2巡目に早くも中のポン。この辺りの戦い方については後述しますが、この局の終わりとしては・・・

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3副露しての1000点を宍戸くんから。

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そして東2局。こちらも特徴のない手牌でしたが・・・

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中盤に差し掛かる頃には發のポンテンに構えながら三色も見える一向聴。

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それを皆川さんからポンするものの、数巡後、皆川さんからリーチが入り・・・

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しかし柴田さんがこちらも400点・700点のアガリ。目立っている僕の現物ということでのダマだけど、オリる気満々だった僕からしても嬉しいアガリ。

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そして東3局の配牌がこちら。
うーん、さっきからドラを見てないんですが、どこへ行ったのでしょう?

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そして性懲りも無くまた序盤で發のポン。

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中盤に8索をチーして・・・

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すぐに2筒のツモあがり。400.700点。

と、ここまで来たところでざっと振り返り。いや実は5回戦戦って、唯一他のプロの方からもらったFBがほぼこの部分だけなんですよ(いやどれだけ他に見所なかったんだって感じなんですけど)。そう、お気づきの方もいると思いますが、全部安いんですよね😓。そして仕掛けてのアガリも多いという・・。

うーん、なかなか高打点が見えない手だったというのはそうなんですけど、少し考えさせられる部分もあるんですよね。では安い仕掛けをしたのにはいくつか理由があるのでそれをちょっと紹介します。

①天鳳/NAGAの影響。

前述しましたけど、基本的に僕は天鳳(オンライン麻雀)で対局していて、そこは比較的スピードが求められる場なんですね。そして最近は天鳳で活躍するNAGA(麻雀AI)に麻雀をチェックしてもらえるというサービスを使っているんですけど、NAGAって基本的に役牌は1鳴きなんですよね。いくら遠くて安い手牌であっても。

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そう、手牌がバラバラでも、

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門前ならかなりの高打点が狙えそうでも、役牌は鳴くことが多いんですよね。

そして立直判断も、

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手替わりして満貫が見える手牌でも結構即リーチを打つ場面が多いんですよ。
なのに成績は雀王や最高位経験者よりもいいとなれば真似もしたくなりますよね😆(数多くのトッププロがプライベートで天鳳を打っています!)。

②高打点の手替わり/巡目

2つ目は、うーん、なかなか高打点が見えなかったんですよ。あるいは巡目的に手遅れだったりとか。三色の2シャンテンで發をポンテンにしたのは親で中盤なら仕方ないところ。さっきの發のみのカン2筒も途中までトイトイを見ていたものの中盤でのチーテンは取るべきかなと。まあこの2局は特に後悔はなし。ただ1局目と2局目、純チャンの見える手をのみ手でリーチした判断(あと5巡くらい遅かったらリーチでも良かったけど、判断が少し早すぎた)と、メンタンピンが見える手で發を1鳴きしたのはちょっとやりすぎたかなと。そうなんですよ、それが3つ目の理由なんですよ。

③初放送対局で浮き足立つ/競技麻雀的戦略への不慣れ

うーん、そんなに緊張していないと思いながらもどこかバランスを崩していたんだと思うんですね。↑のメンタンピンが見える手での發一鳴きは、当時の僕の感覚としては「高打点があまり見えない」だったんだけど、今見返してみると普通に打点が作れそうなんですよね。うん、たぶん浮足立っていて、焦りがあったと思うんですよ。
実際のところ、NAGAが採用するような天鳳での最適戦略(スピード重視の麻雀)ではなく、打点重視の麻雀が競技麻雀(特に協会のようなトップの価値が相当高いルール)の方が大会などでは有利ということはやじ研(矢島亨プロの研究会)などへの参加で学んでいたはずなんですが、最近は開催されていなかったのもあってどこか忘れてたんですね。その結果、最近ずっと研究しているNAGA的な戦略で臨んでしまったという・・。
まあ麻雀なんでルールに加えて相手の打ち筋などによっても最適戦略は変わって、どれが最適なのかは永遠に分からないんでしょうけど、少なくとも天鳳的な打ち方にもう少し修正を加える必要があったなと。そして無意識的な緊張から最初から焦ってしまい、最近慣れているスピード麻雀を採用していたんですね。はい。

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ただ少しずつ緊張は解けてきたのか、東4局、流石に上の手から中を1鳴きすることは自重。ただ手牌がまとまってきた頃に2枚目が出てそれを鳴くのですが・・。

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親の宍戸くんから8索をアンカンしてのリーチが飛んでくるのです。

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しかし2000点だった手に新ドラが2枚乗り、満貫手に成長。臨戦態勢で山にいる枚数もこちらが一枚多かったのですが・・・

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ここで5萬をツモり、2萬と入れ替えた結果・・

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宍戸くんにストライク!裏ドラ1枚で4800点を献上する結果となるのでした。
3筒の場況もよかっただけにオリるつもりは微塵もなく、後悔はないですが、アガリたかったです・・・。

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そして宍戸くんの連荘となった東4局1本場。うーん、悪い・・・。

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そのまま手牌は全く育たず、仕掛けを入れていた宍戸くんとは戦えないということでオリを選択。結果は皆川さんがダマの仮テンをツモり500.1000。失点少なくここはラッキー。

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そして南入。うーん、今回も配牌はイマイチでオリ気味に進めたいところですが、NAGAの教えではバラバラの手牌でも最初から安牌を抱えずに(中盤なら流石に安牌確保します)序盤は受け入れMAXにしろとのことだったのでそれに従った結果・・・

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はい、まあ成功?ですかね。あの配牌が8巡目聴牌。ただまたも立直のみ・・。
でも流石に3色手替わりの見える手を立直のみにするのはあり得ないということで一旦ダマ。ただその間に他家の手は進んでいき・・。

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親の柴田さんも一向聴となりますが・・・

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ここでそのままアガリ牌をツモ!
うーん、一応ラス目なんで、ここから7萬を切ってのフリテン立直も頭をかすめたんですけど、親の柴田さんの捨て牌が濃く、カウンターをもらいそうなこと、ラス目と言っても全体的に平たい状況ということで無難な判断。
うーん、でもね、普段なら40−50%くらいの割合でフリテンリ―チもしそうなんですけど、この時は10%くらいかなって感じてたんですよね。やっぱ緊張で縮こまっていたんだな・・・って思います。実際4萬は山に1枚。全然アリでしたかね。

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しかしそれでも持ってきた親番。えーっと、マジですか?最悪とは言わないまでも厳しい手牌。でもやはりそれでも受け入れMAXなんですよ。他家も同レベルかもしれないし。
そしてその願いが通じ・・・

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はい、前局同様、配牌の悪さをツモで取り戻し、見事先制聴牌を果たすのでした。愚形ではありますが、ツモれば満貫の勝負手。これが成就すれば一気にラスからトップに近づくんですが・・

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流石です。vs親リーチで点数も2600点だとしても、好形なら当然のリーチですね。宍戸くんからすぐに追っかけ立直が入るのです。そして・・

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さらに皆川さんからもチートイドラドラのリーチが!そしてこの局を制したのが・・・

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グシャーーーー。
はい、悲しくも僕が宍戸くんの和了牌をつかみ、2600点の放銃となるのでした。もう少し時間がかかっていれば宍戸くんにもオリ判断ができたと思いますが、まあ僕もリーチ以外の選択肢はないのでやむなし。

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ちょっとキツくなりましたが、まだ満貫ツモでほぼトップに並ぶ状況。さらに配牌もよし。これは必ず成就させたいところですが、9巡目に柴田さんから立直。危険牌を掴むのですが・・・

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まあこの点棒状況とこの手ではオリられないですね。さらに真っ直ぐな5筒切りもありましたが、放銃で失う点棒よりこの手をアガれないのが激痛で、5−8筒を引いたときに多少放銃リスクの低い7索切りとしましたが、5筒と7索はかなりの微差で、答えははっきりわかりません・・・(オリだけは100%なし)。

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しかし悲しくもこれが横移動。勝負に出た宍戸くんから柴田さんに満貫の放銃。オーラスを前に、トップがかなり遠くにいってしまうのでした・・・。

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そしてオーラス。条件は3着の宍戸くんまでが2700点(3200点の出アガリか、500.1000点のツモアガリ)、2着の皆川さんまでが5700点(6400点の出アガリか、1300.2600点のツモアガリ)。手牌はうーん、どうでしょう?

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なんか色々すっ飛ばしてますが、幸運にも誰からも攻撃サインがないまま13巡目、珍しい形で1300.2600点が出来たのです!当然のリーチと行くのですが・・

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結果は追っかけ立直を放った親の宍戸くんと2人聴牌で仲良く流局。まあ局が続くので悪くはなし。

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はい、再度点棒確認。実はさっきの流局により、ハネ満ツモでトップという大逆転も視野に入るようになりましたが、、この配牌では少し心配。

次に2着の皆川さんまでは3700点、3着の宍戸くんまでも2700点。供託があるので、1000点の手でもアガれば3着、ツモなら2着という状況。確かにトップが大きいルールですけど、流石にこれなら無理にハネマンを作るより1000ー2000点を作る方が期待値が高いですね。というわけで普通に手を進める予定。

・・・ただこの役牌の南が全然出ないんですよ。と言っている間に柴田さんにも仕掛けが入り、ようやく13巡目に・・

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鳴けました。くっつきの一向聴となるのですが・・

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この發を宍戸くんが鳴いて聴牌。

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そしてこれに聴牌だった柴田さんが放銃し、再度親の連荘となるのでした。

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うーん、やっぱりもつれますね。そしてこれが最後の局となるのですが・・・
!!!ここでこの世の憎悪を全てつぎ込んだかのような配牌がくるんですよ。どうしましょう?意味不明です。
いや、何も考えずに国士に行きたい気持ちもあるんですが、所詮は8種。まあ無理ですね。というわけで普通に進めるしかないんですが・・・

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ま、来ますよね。あきらめの時間。6巡目で柴田さんから立直。さてここでどうするか。
いやラス目なんで行きたいのはやまやま、ただ3シャンテンとかからの放銃は流石に・・とか思っていたんですが、ここで現実的な可能性の中で最高の結果となるのです・・・

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そう、大勝負手となった皆川さんから柴田さんへの横移動!裏ドラが乗って5200(+600)点となり、漁夫の利で3着となるのでした・・。

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と、1回戦を終えての感想は、「意外と落ち着いて打てたな」って感じでした(まあ前述した通り浮き足立ってる部分はあったんですけど、当時はそう感じてました)。まあ1回戦は3着で、重要なところでの和了は成就しなかったんですけど、「戦えてるな」っていう印象だったんですよ。はい、この時点では。

というわけで、今回の記事はここまで。読んで頂いてありがとうございます。次回は2回戦以降を書こうと思うんですが、正直ここからは記憶がなくなるくらいの地獄地蔵モードで見どころもへったくれもあったもんじゃないです。ただ少しずつ見返すのは大切。もしかしたら見返す中で、守りながらも最高級の打牌があるかもしれないし、あり得ないくらい致命的な和了逃しもあるかもしれないのでまた読んでくれたらうれしいです。

あ、最後にどうでもいいことですが、「荒木一甫→荒木かず」に改名した報告を。3年前協会に入ったときから考えてたんですが、まず名前が読みにくい(「かずまさ」です)のと、海外にいた時はずっと「かず」でやってたんでこっちの方がしっくりくること、あとはまあ麻雀だけのアイデンティティが欲しかったとか?ですかね。というわけで天鳳での「カザラキ」と一緒に麻雀プロとしての「荒木かず」を今後もよろしくお願いします。あ、あと他にもいろいろnoteの記事を書いてるのでそちらも!それではまた!!



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