天鳳反省録⑬(速攻アガリの成就は入念な準備から)
皆さんこんにちは。時間があまりないのと寒くて体が動かないのが理由で、思うように記事が書けないカザラキです。
Mリーグ観戦記の方がやっぱり注目されるので書きたいのですが、時間がなかったので今回は書き溜めていたストックの記事から一つ出したいと思います。次回はMリーガーの一打を書きたいと思っているので、今回はこちらをお読みいただければと思います。まあまあ面白いのでぜひ!
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皆さんは麻雀の強者と言えば誰を想像するだろうか。Mリーグやそれぞれの麻雀団体でタイトルを多く取っている麻雀プロだろうか、あるいはそう言った名声はなくとも麻雀のみで生計を立てているいわゆる雀ゴロだろうか、それともネット麻雀の頂点と言ってもいい天鳳位だろうか。もしもそれぞれのフィールドの第一人者が同じ土俵で死力を尽くすような場が設けられたら、それは世の麻雀プレーヤーの注目の的となるだろうと思う。
しかし、である。そんなことがあり得たとしても、それは決して公平な勝負になるとは言い難い。それはそれぞれのフィールドの強者は違ったスキルを発揮して勝ち続けているからだ。具体的にいうと、麻雀プロで言えばここぞという時(特に最強戦のような一回勝負のトーナメント戦などの短期決戦)に勝ち切れる瞬発力や、相手の打ち筋を知った上で勝ち切れる人読み力などがより重要となる。一方で雀ゴロのような人にとっては一回勝負よりも長期的な成績(収入)を維持できる体力や集中力、あるいはマネープレッシャーに負けない精神的な太さが求めれらる。
ではネット麻雀、特に天鳳ではどうだろうか。ラグ読みのような特殊能力も考えられるが、フリーと同じように不特定多数の人たちの中で長期間にわたって成績を残せるような体力や集中力とモチベーションの維持も重要となる。つまり常に盤面への注意力を切らさないことが大切で、その局の最初の牌が打たれてから最後の牌が打たれるまでは気を抜くことは許されない。
守らなければならない状況ではしっかり場を見て最も安全な牌を探し抜かなければならないし、逆に攻撃側なら最後までアガリ(あるいは聴牌)の可能性を追わなければならない。また鳴くべき場面ではしっかりポンやチーの発声を忘れてはならず、それを一瞬でも怠ると命取りとなり、高い手をアガられたり、逆に大きなアガリを逃す結末を迎えることになる。地味な作業ではあるが、それこそが天鳳における上級者と超上級者とを分ける重要資質の一つであることは間違いない。
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東2局の配牌。白、中、オタ風の北が対子で4筒も対子。鳴けば満貫ありそう。ただ七対子の可能性もある。
とりあえずの2索切り。しかしその直後、、
すぐさま対面から北が切られる。配牌の時に北を1枚目から鳴くべきか深く考えずに2索を打ってしまっていたために悩んでしまう。長く考えるとラグが出て相手にバレてしまうかも、ということで、、、、
「まあそのうちまた出るだろう」との安易な期待から見逃してしまう。そして次巡、、、
対面から白が出てポン。
さらに中も出てポン。北が切られているためにカン3萬残しも考えたが、やはり掴めば必ず出る北を残す。ただよく考えればドラの4筒など出るわけもなく、残り1枚の北に全てを賭けなければならないことに気づいたが、時すでに遅し。
少しでもプレッシャーをかけようと、加カンして2筒をツモ。少し受けが広くなり、、
次巡聴牌するのだが、残り一枚しかない北はそう簡単に掘り起こされず、、
やはり急所が残る形となり、結局対面にかわされてしまう結果となった。
鳴く時は急所から。最初の北を鳴かなければ、最後は残り一枚の北とドラ待ちという厳しい待ちが残っている。であれば最初から鳴くべきだった。確かに鳴くかどうかは瞬時に判断できないかもしれないが、であれば第一打を打つ前にあらかじめどうするか考えておくべきだ。
さらに言うと、天鳳以上にリアル麻雀でこの意識は重要であり、競技麻雀も始めた以上はしっかり身につけるべき習慣である。つまり天鳳で仕掛けられる牌が出た場合には自動的に考える時間をもらう事ができるが、リアル麻雀ではそんなことはお構いなく局は進んでいく。切られた瞬間に発声できるように常に準備をしなければならないのだ。
準備力と瞬発力、それは麻雀に限らずどんな勝負事でも求められるスキルである。それらは互いに関係しているものであり、十分な準備なしに咄嗟の反応を生むことはできない。気を抜かず、サボらずに、すべての一打に気を配ることこそ、ネットでもリアルでも麻雀強者となるために必要不可欠な意識である。
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今回の天鳳反省録もお読みいただいてありがとうございます。今後も週一回は麻雀に関する記事を、そしてアジアバックパッキングに関する記事も週一回ほど書いているのでそちらもお読みいただければ嬉しいです。またフォローや「スキ」、サポートなどをしていただければ更なる励みになりますのでよろしくお願いいたします。それではまた!
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