日々の麻雀録 その3:天鳳にて。負けは負けでも心臓を握りつぶされるほどのそれ。
最近は、とは言っても20歳くらいの頃と比べたらだけど、メンタルコントロールも身に付いていて負けた時でも表面上は平静を装うこともできるようになってきた。まあ元々怒ることも少なくて、昔友達とセットして負けた時も怒りが表に出ることはなかったんだけど、心の中のイライラは多少あったと思う。
でも最近といえば、うーん、麻雀がわかってきたのもあって、少なくとも「仕方ないであろう」負けに対しては特に何も思わなくなってきた。まあポイントが減って残念、くらいで1分後にはもう忘れてる。多少怒りを覚える時といえば明らかなミスをした時や、頭の状態が悪いのに打って負けた時。結局自分は誤魔化せないからね。自分の甘さを痛切に感じてしまう。
ただ麻雀って、ミスかミスじゃないかがはっきり分かればいいんだけど、そうもいかないでしょ?そんな時、つまりミスかどうかわかんないけど自分の選択によって大きな負けを喫した時はみなさんはどんな感情になりますか?僕といえば心臓に杭を打たれた感じになるんですよね。怒りでも悲しみでもない、単なる精神への打撃。そんなことがあったんですよね。
話は前局から。オーラスの微妙な点差。2人仕掛けの流局間近。この手牌。そして出る發。まあ今思えばこれはミス寄りかもしれないですね。みなさんはどうしますか?
僕はといえばこれをスルー。理由はまあ当然危険度もそこそこあることと、上家が少し守備気味だったこと。とはいえ2着争いも僅差だから聴牌は目指すよね。そして最後にチーして、、、
2人聴牌までならトップだったけど、結局1人ノーテン。西入。
あ、守備的に打ったもう一つの理由は、対面の仕掛けが早かった、というのもあった。そう、点棒的に満貫クラスの手が入ってないとおかしいんですよね。僕を3万点以下にするか他家から6400くらいアガらないとラスのままなんで。
そう考えると5ソーは打ちにくいんだけど、、、攻めよりのNAGAなら押してたっぽい。
とは言えまだトップ目。気を取り直して、、、ってなんじゃこの配牌?我慢してよかった!これはトップが約束された配牌!・・・・・
と思うよね?普通。
ほぼ何も進まないままに親リーチなんですよ。そして、、、
はい、何を切る!?
状況を整理すると、オリるなら發が完全安牌で3巡大丈夫。捨て牌は普通。自分は一向聴で、振ればほぼ3着以下。でも満貫なら3着、万が一跳満ならラス。ドラは5萬。
候補は色々あって、まず守備的な發、次に安牌の6ソー(後々7ソーを勝負する進行)、そして真っ直ぐ行く3萬(でもドラ側で一発なら跳満も十分ありそう)、微妙に押す4ピン、そして微妙に引き気味の中。どれ切ります?
はい、答え(というか地獄を見るのは)は中切り。
いやー、チートイには見えんのよ、これ。そしてみなさんもうお分かりですよね?裏を見ると…
はい、トップからラスへの急転直下。
…すごいですね、本当に。
いやー、ああゆう「中途半端に守備的な一打」って普段あまりしないんですけど、点棒状況と相手の捨て牌、ドラが5萬なこととか、全てがピッタリと一致してのこの選択と結果。
まあたぶん發切りが正しいんですかね、2着も3着もえらい天鳳では。うん、でもやっぱ心にきますよね、これは。
と、まあここまで書いてきてよかったこと、それは「たぶんミスっぽい」ってことがわかったこと。負けて心にダメージを受けるだけじゃ完全な無駄だしね。多少の教訓になればいいのかな?
あ、でもここでほかの疑問。ほかのルールなら?例えばトップがえらい協会やMリーグルールなら、あのアガリトップの状況で發はダメそう。
…うーん、ムズイ。
とか書いてたら心のダメージも軽減してきて、寝る時間。
いや、たぶん半年に一回くらいの煮えた半荘だったと思ったけど、2ヶ月に一回、いや月一回くらいかもしれないぞ。
何はともあれ、良くも悪くも心を動かされるのって麻雀くらい。また明日もやろんだろうな、じゃ皆さまよい一打を。おやすみなさい。
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