どうして取材を受けたのか 「どこでも誰にでもあり得る物語」
BIさんに取材して頂きました。
https://www.businessinsider.jp/post-195268
今回はその背景や意図についてご説明させて頂きます。ご一読頂けると大変有難いです。
◆何を伝えたかったのか
どうして取材を受けたのか、一体何がしたかったのか、少しお話しさせてください。
今回のこの記事は、特定の個人を私刑に晒すものでもなく、「男性はーー」「業界はーー」と誹謗中傷をするものでもありません。もちろん男性対女性の二項対立を激化させたい訳でもない。
今回自分がお伝えしたかったのは「男性から女性へどう」ではなく(記事上”女性”が際立っていますが)「立場を利用して起こるハラスメント」は想像以上の数が起きているし、それは「明確な悪意のもと行われている」のではなく「悪意のない雰囲気」から生まれているということ。そんな加害意識の低さは、性別に関係なく働くすべての人が明日「加害側」にもそして「被害側」にも簡単に転んでしまうという可能性が高いということです。
そんな事態を避けるために何ができるか。それはまず「こんな話」が「有り触れた話」だという事をまず知ってもらうこと。
遠い他人の面倒な話ではなく、すぐ身近の明日わが身に起こりうる事だと実感してもらうこと。そう考えています。
なので、今回の話が「どこでも誰にでもあり得る物語」のひとつとして、「うわ〜〜またこいつも何か言ってるよ」と消費されることを願います。まずは、それくらいにありふれた話だという事が伝わると嬉しいです。
◆どうして今言ったのか
本当は、正直なところ公になにか言うつもりもありませんでした。
将来的に「何かを言う」のではなく「ハラスメントを抑止する為の協会」を作りたいと思案していました。
こんな話(まさかこんなに細かく掲載されているとは思いもよらなんだでしたが!)を公にして、おそらく一部の方に嫌悪感を抱かれてしまうであろうことは想像に難くありません。まだまだ事業は成長途中、短期的に自分のことだけを考えたら黙っていることが最適解だったと思います。
しかし、以前と変わらずあまりに多くこの手の話が耳に入ってくる...(ありふれた話なので…)。
そんな中で、今の自分にできる事はなにもないのか?短期的な自分の利益だけを考えていていいのか?いったいなんの為に起業しているのか?この社会にほんのすこしでもよくなって欲しい、生まれや性別に関係なくすべての人にのぞむ機会や選択肢が訪れて欲しい、と思っているのではなかったか?そうであれば、今出来る限りのことをすべきなのではないか。そんな風に考えている矢先 ニシブさん @marie_nsb に出会い今回の取材が実現しました。
いま自分にできることはごく僅かですが、自分の経験をお知らせすることで、ほんの少しでも
読んでくださった皆さんの心の中に「疑問」や「課題感」を置いていけたら嬉しいです。
また、自分も社会に生きる一人として、自分に疑問を持ち続けることを忘れずにいることを肝に銘じます。
来たる明日が、ほんの僅かでも昨日よりも良いものであるよう、心から願っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
※記事内でSwift書けるという記載ありましたが、全然書けません.....編集の方にお伝えしておきます