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仕事の報酬とは
968文字
仕事における報酬について書かれた本を読みました。
「仕事の思想」田坂広志
仕事の報酬はいくつか段階があって、まずは
仕事の報酬とは「給料」である、という考え方。
もちろんそうですよね。自分の時間を仕事に割いて、その対価をもらう。
そして自分の生活を確立していく。これがまず初期段階であると。
次に、仕事の報酬とは「能力」である、という考え方。
仕事をしていくうえで、数年もすれば、自分に能力や知識が備わってくる。
その能力を生かすことによって、「やりがい」が生まれて、仕事自体が楽しくなってくるということ。
そして次に、仕事の報酬とは「仕事」である、という考え方。
自分の能力において、仕事の成果を出せるようになっていって、そうするとそれが次の仕事に繋がっていくというもの。
仕事にやりがいを持つことができて、更に成果も出るようになれば、仕事が次の仕事に繋がり、それがまたやりがいとなって、次の仕事のオファーが来るという、とても良いスパイラルが生まれていく、ということなのでしょう。
最後は、仕事の報酬とは「成長」である、という考え方。
仕事を通じて、能力を開発し、それによって成果を出し、繰り返していくことで、人間的な成長が生まれてくるということです。
逆に言えば、仕事を通じて人間的に成長をしたいと思っているのなら、
まずは対価である「給料」をもらい、生活の基盤を築くフェーズから、次に自分の「能力」を開発するフェーズに移行させ、さらにその能力が備わってくれば一定の成果が出てくる、というところまで想像したうえで、「仕事」に向き合っていくと、人間的成長に繋がるまでがある程度、イメージできるのではないかと思いました。
実際に、周りにいる働いている人たちを見てみると、様々なフェーズにいるのがなんとなくわかりませんか?
あの人は「給料のためだけに働いているんだろうなぁ」と感じることもあれば、あの人は「能力も高いし、たぶん成果を出し続けているんだろうなぁ」と感じることも、なんとなくですが見ていたらわかりますよね。
せっかく「仕事」をするのなら、「人間的な成長」をしていけるルートを選びたいですね。
新人も若手もベテランも、「仕事」とどう向き合うか、一度立ち止まって考えてみることも大事なのではないかと感じました。
「仕事」と向き合うすべてのひとへ共有いたします。