一度観た映画やドラマをもう一度観るって

ありますよね？理由は様々かと思いますが、映画館で一回観た作品だけどすごく面白かったからもう一度劇場で観るとか配信で観るとか。また続編が今度公開されるから復習もかねて一作目を見直すとか（まさしくトップガンもそうでした）観たことあるはずのジブリ作品なのに金曜ロードショーで気づけば最後まで観ていた、とか。気持ちのスイッチを入れたいときによく観る作品がある、という方もいるかも知れませんね。（私も元気がほしいときは「イエスマン」を観ます）最後のタイプは音楽を聴く感覚に近い気もします。

動画配信サービスが普及したことによって、映画館に行ったり円盤を購入したりするよりも低いハードルで"観たことある映画やドラマに再び触れる"ことができるようになって久しいですが、今ってその"動画配信サービス"を筆頭に、無限に享受できるエンタメにあふれているじゃないですか。映画はもちろん、本や漫画もKindleですぐ買えてスマホさえあればどこでも読めるし、TVerもあればradikoでラジオも聞ける。だから何かの”2回目”に時間を使いにくくなっていると思うんですよね。

これは完全に個人の考え方次第といいますか、好み？で何が良くて悪いみたいな話ではないんですけど、観たいものがたくさんあっても時間は有限だから厳選しなくてはならないし、そもそも人間歳を重ねるに連れて、仕事や育児などの環境の変化で、エンタメと触れる自由時間を作り出すことなんてどんどん難しくなりますよね。

最近よく思うんですけど、１日24時間じゃ全然足りないよなと。あと4時間ぐらい何にも縛られない自由時間があれば、エンタメに浸れる時間があるのに。。笑

何を観るかリスト化して優先順位つけて、このアニメ続編の配信前に２周目観たいけど今他に未見のドラマがこれだけ溜まっていることを考えると、今はこらえてドラマの消化をしていこう、、、みたいになると、もはや仕事？じゃないですか。時間は限られているので仕方ないんですけどね。本来娯楽として楽しむための行為なのに、純粋に「コレが観たい！」という欲求を第一に考えられなくなると息が詰まってしまうような気がするんですよね（計画を立てるのが面倒なだけでもありますが、、、）

大学生の頃みたいな、自由に使える時間がたくさんあるときはその価値に全然気づいていなかったので、あのときたくさん本読んでおけばよかったーとか、ワンピースあの頃からちゃんと読んで追いついておけば今の盛り上がりに難なくついていけたのにーとか思っています。
ただこれは時間の有効活用という話とは別で、同じ作品に２度（もしくはそれ以上）触れることでまた感じたり見えてくるものも変わってくるので、それもまた良い時間のすごし方であることは間違いないと思うんですよ。１回目には気づけなかった点が２回目でわかったり、大事なセリフをより鮮明に記憶できたり。「１つの作品をより深く味わうこと」と「新規の作品」にかける時間を天秤にかけるのって、どっちが良いとは言い切れないので非常に難しいのですが、現代人はその選択を日々迫られているということですよね。エンタメを楽しむのも楽じゃないですね。。

何が言いたいかというと、好きな作品を２回観るのって展開も約束されてて安心なんですけど、初見のインパクトに比べたらどうしても落ち着くじゃないですか。それと未見のドラマや映画を天秤にかけた際に、未見なので当たり前ですが「観てみた結果自分としてはあまりはまらなかった」という流れももちろん存在するので、がっかりしたり時間を無駄にしたなーって思うのが怖いんですよね（行ったことのないラーメン屋に行く感覚に似ていると思っています）その葛藤の中でも「面白そう観てみたい！」と思わせる予告編の存在は、ひと昔前以上に重要なのかなと思ったりもします。あと口コミも。ただ個人的に前情報は入れすぎないくらいがちょうどよいと思っているので、観たいと思わせる情報の入れ方もバランスが大事なんでしょうね。「前情報・ネタバレ」に関してはまた別で書こうと思います。

しっくりくる締めが思いつかないのですが、こんな感じでまずは書いていこうと思います。ちなみに私が最近過去作を見返したものでいうと、スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの2回目を観る前に、サム・ライミ版１～３とアメイジング版１～２を見返しました。MCU外のこれだけで10時間超ある、、、でもその後に見た２回目NWHは感情移入の強さが尋常じゃなく跳ね上がり、より大好きな作品になりました。早く続きが観たい。